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女性が自立できる国家資格5選!キャリアップの手順と勉強法を解説

「女性が自立できる資格を取得したいけど、なにがいいかわからない」

「経済的に不安定なので、すぐに収入を得られる資格が知りたい」

…と思う一方で、「スキル0の自分が今から勉強して本当に稼げるようになるの?」「資格を取得したらすぐに働く職場は見つかるのかな?」と不安にもなりますよね。

そう、経済的に女性が自立しキャリアアップするためには、自立できるおすすめの資格を知り、取得しただけでは解決しません。

記事内での紹介しますが、実は採用担当の60%が求職者の保有資格を「あまり重視しない」といったデータもあり、資格取得が就職・転職に有利になるとは限らないのです。

そこでこの記事では、

  •  女性が自立できる資格と実際の体験談
  •  資格取得までの効率的な手順
  •  資格取得による就職・転職への影響
  •  資格取得以外の選択肢、Webスキルとは?

について詳しく紹介します。 

資格取得だけではなく、キャリアアップするうえで習得するとよいスキルもあるので知っておくとよいです。

すぐに実践できる具体的な内容になっていますので、今日から自分のキャリアアップ、そして経済的不安からさよならするために一歩を踏み出しましょう。

目次

女性が自立できる国家資格5選

女性が自立できる国家資格5選

まず、女性が自立できる国家資格を5つ解説します。それぞれの取得難易度や自立度・収入・世間体を示したのがこちら。

取得難易度自立度収入世間体
介護福祉士★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆
宅建士★★★☆☆★★★★☆★★★★☆★★★☆☆
保育士★★☆☆☆★★★☆☆★★☆☆☆★★★☆☆
調理師★★☆☆☆★★★☆☆★★★☆☆★★☆☆☆
行政書士★★★★★★★★★☆★★★★☆★★★★☆

それぞれの資格についてみていきましょう。

介護福祉士

介護福祉士は、数ある介護の資格の中でも唯一の国家資格です。介護福祉士国家試験に合格し、登録をおこなうことで国に認められた介護職員となります。

介護福祉士は、専門知識と技術を活かして利用者様の身体上・精神上のケア、現場職員の指導や育成をおこないます。専門知識や知識を有しているとみられるため、就職・転職の際にも有利になります。

一度取得すれば、全国どこでも通用し、更新もないため一生ものの資格です。

資格名介護福祉士
認定団体厚生労働省:公式ホームページ
受験資格
(大きく3ルートあり)
①養成施設ルート:指定された養成施設を卒業
②福祉系高校ルート:福祉系高校で定められた科目と単位を取得し卒業
③実務経験ルート:3年以上の実務経験および「実務者研修」を終了すること
試験形式筆記試験、実技試験
合格率60〜70%
取得費用目安①養成施設ルート:2年で100万〜200万円、4年制大学だと500万円
②福祉系高校ルート:一般的な高校の学費
(公立で年間46万円、私立で年間97万円)
③実務経験ルート:10〜15万円
学習時間目安250時間

自立できるといえる理由

介護福祉士の平均年収は、約400万円です。

資格を活かせるフィールドとしては、主に介護施設、訪問介護、デイサービス、グループホームなどの福祉施設で働くことができます。

介護事業者として独立開業することも可能であり、需要の高いサービスを提供することで成功する事例が多数存在します。特に今後高齢化がますます進む日本において需要は増加することも予測されます。

成功事例・体験談

実際に介護福祉士資格を取得した人の体験談をご紹介します。

介護職は育児の両立がしやすいやりがいのある仕事です。シングルマザーに介護職が勤まるのか、子育てしながら仕事を続けられるのか不安でしたが、職場の理解もあり続けられています。

引用元:シングルマザーと介護職の両立は可能?2児を育てながらフルタイム勤務中の現役介護士の本音【33歳体験談】

宅建士

宅地建物取引士は不動産取引の専門家です。 不動産に関する重要事項の説明などは、宅建士だけができる独占業務になります。 

不動産業では、「従業員5人につき1人以上は宅建士を設置する」よう義務付けられています。また、活躍の場は不動産業界にとどまらず、金融業界や建築業界などさまざまです。

資格名宅地建物取引士(宅建士)
認定団体一般財団法人不動産適正取引推進機構:公式サイト
受験資格特になし
試験形式四肢択一のマークシート方式(記述なし)
合格率15〜18%
取得費用目安受験費用:8,200円
資格登録手数料:37,000円
宅建士証交付申請手数料:45,000円
合計:49,700円
+資格取得講座:20,000円〜150,000円
学習時間目安独学:600時間以上
資格予備校に通う場合:400時間

自立できるといえる理由

女性でも自立できる理由を宅建士のメリットと合わせて説明します。

まず、宅建士の平均収入は、初年度で年収450万円〜600万円程度、年齢、地域、企業規模、会社に所属するのか独立するのかによって大きく変わりますが、平均的な日本人の年収の中では高い部類です。

資格を活かせるフィールドは、主に不動産会社、不動産コンサルティング、宅地建物取引業者、不動産鑑定士事務所など。不動産業界での独立開業が可能であり、不動産仲介やコンサルティング業務など多岐に渡る事業展開が可能です。

さらにこんなメリットもあります。

  • 実務経験なしでも採用されやすい
  • パートでも手当がつく
  • 年齢を重ねても長期的に継続して稼ぐことが可能
  • 子どもが小さくても、家や幼稚園・保育園の近くで働きやすい

宅建士は簡単な試験ではないですが、今努力すれば将来的に大きなリターンとして返ってくる可能性のある資格です。

成功事例・体験談

実際に宅建士を取得した女性の体験談をご紹介します。

普通の主婦が宅建を取得してよかったと思うことは、自信につながったこと、周囲からの信頼を得られるようになったことです。また、資格があると応募できる範囲が広がったこともよかったと感じています。

引用先:【宅建のメリットって?】主婦の私が取得して良かったこと5選

保育士

保育士資格は、幼児期の子どもたちの保育・教育に携わることができる資格です。保育所や幼稚園、認定こども園などで働くために必要な資格であり、子どもたちの健全な成長と発達を支援する役割を担います。

資格名保育士
認定団体全国社会福祉協議会:公式サイト
受験資格最終学歴によって異なる
①大学、短大、専門学校:受験資格あり
②高卒:卒業年月日が平成3年3月31日以前、もしくは卒業学科が保育科で卒業年月日が平成8年3月31日以前であれば受験資格あり
それ以外の場合は、当該施設で2年以上かつ2,880時間以上の実務経験が必要
③中卒:5年以上かつ、7,200時間以上の実務経験が必須
試験形式筆記試験、面接試験、実技試験
合格率20%前後
取得費用目安10万〜20万円
学習時間目安60〜180時間

自立できるといえる理由

保育士の平均年収は340万円です。決して高い年収ではありませんが、保育士は一生ものの国家資格なので、長期的に安定して働くことができます。

資格を活かせるフィールドとしては、公立・私立の保育園、認定こども園、幼稚園、保育施設、児童クラブ、企業内保育施設などさまざまです。

またフリーランスの保育士として柔軟に働くことも可能です。たとえば、フリー保育士として、欠員のあった保育園に勤務したり、若手が多い保育園にしばらくヘルプに入ったりすることも可能です。

さらに、ベビーシッターとして個人事業主になったり、派遣会社に登録するなど、働ける場所や働き方の種類も多いことも、女性が自立できる資格である理由のひとつです。

成功事例・体験談

実際に保育士資格の取得に成功した女性の体験談をご紹介します。

保育士資格取得からはまだ日が浅いですが、自分の子どもを育てた経験が実務にそのまま役に立っています。

引用元:保育士資格取得の体験談1

調理師

調理師は、飲食店などでの調理業務をおこないます。「名称独占資格」でもあるので、調理師免許取得者以外は調理師を名乗れません。調理師を名乗って調理業務をおこなうためには、免許の取得が必須となります。

資格名調理師
認定団体厚生労働省:公式サイト
受験資格2年以上の実務経験(専門学校や養成施設卒業の場合は調理師試験免除)
試験形式筆記試験、実技試験
合格率50〜60%
取得費用目安調理師専門学校に通う場合:年間約150万前後
学習時間目安200〜400時間

自立できるといえる理由

調理師の平均収入は、初年度で年収300万〜400万円ですが、働く場所や独立の有無によって大きく収入に差がある職種です。

資格を活かせるフィールドとしては、レストラン、ホテル、給食センター、ケータリング会社、食品メーカーなど。飲食業界での料理人としてのキャリア構築が可能です。

また料理教室、飲食店の経営、フードトラック運営など、自らの料理スキルやレシピを活かした独立開業も可能です。最近では、SNSを活用し、個人の料理教室に集客したり、YouTubeでの料理動画やレシピ解説などで収入を得ている人もいます。

成功事例・体験談

実際に調理師資格を取得した方の体験談をご紹介します。

現在、私は施設の喫茶室で働いていますが、夢が叶ったという感じです!この年齢でも、自分の居場所とやるべき事があるのは、調理師資格のおかげですね。将来は自分の店を持ちたいという夢もありますので、今後も学んだことをさらに生かし、頑張っていきたいと思います。

引用元:調理師資格体験談

行政書士

行政書士は行政書士法に基づく国家資格で、国民に最も身近な「街の法律家」ともいわれます。

弁護士や税理士、司法書士の業務の一部も含まれ、幅広い業務範囲が特徴です。

資格名行政書士
認定団体総務省:公式サイト
受験資格特になし
試験形式筆記試験
合格率10%前後
取得費用目安30万〜50万円
学習時間目安独学:800〜1000時間通信講座:500〜800時間

自立できるといえる理由

行政書士の平均収入は、初年度で年収400万〜600万円程度、経験や実績により増加の可能性もある職種です。

資格を活かせるフィールドとしては、 行政書士事務所、法律事務所、企業法務部門、地方自治体、国家公務員試験の予備校など。法律に関わる幅広い分野でのキャリア構築が可能です。

また、一度資格を取れば生涯有効なので、結婚や出産などライフステージが変わっても復帰しやすいという女性にとってのメリットもある資格です。

さらに行政書士事務所の開業や法律相談業務の独立開業が可能であり、自らの法律知識を活かしたサービスで開業もしやすい点も女性が自立しやすい資格である理由のひとつです。

成功事例・体験談

実際に行政書士を取得した方の体験談をご紹介します。

顧客様の悩みをお聞きし、問題の解決やアドバイスに尽力する。面と向かって、その方のお役に立てるベストを探れるのが、この仕事の大きなやりがいになっています。顧客様から、直接感謝の言葉をいただけたのも、何度か転職を繰り返してきましたが、初めてのことです。

引用元:30代後半。毎日のやりがいのない仕事の虚しさから決別しようと、行政書士の道へ。|私の転職体験談

自立したい女性におすすめ!通信講座2選

次に、自立したい女性におすすめの通信講座を2つ解説します。

自立したい女性におすすめの通信講座

どちらもオンライン中心の通信講座で隙間時間に効率よく学習することが可能です。

開催している講座の種類に違いがあったり、STUDYingはWebテキストのみなので紙のテキストで勉強したい人はアガルートアカデミーの方がよいなどそれぞれ特徴があります。

このような、メリットデメリットを知った上で自分にあった通信講座を選びましょう。

アガルートアカデミー

引用:アガルートアカデミー公式サイト

アガルートアカデミーとは、オンライン講義を実施している資格試験予備校です。司法試験・国家試験などの対策講義を提供している通信講座として注目を集めています。

アガルートアカデミーは特にこんな人におすすめです。

  • 時間のない社会人や子育て中で忙しいママママ
  • 効率的に勉強して合格を目指したい人
  • テキストに書き込みながら勉強したい人
通信講座名アガルートアカデミー
料金20,000円〜40,000円
授業形式オンライン動画講義
取得できる資格ジャンル法律、不動産、公務員、労務、医療福祉、語学、会計、ビジネススキルなど
受講期間自由
無料体験の有無あり
女性にとってのメリット自宅で学習可能、時間の自由度が高い
資格取得後のサポート就職支援、転職支援、キャリア相談合格特典あり
(お祝い金5万円 or 全額返金)

スクールの特徴

アガルートアカデミーの特徴は、最小限に絞った講座体系、最良のテキスト、使いやすい受講環境の3つです。

一般的な資格予備校では、講義や演習を問わず色々な種類の講座を詰め合わせにしたパッケージ商品がメインです。

しかしアガルートアカデミーでは、すべて消化するには時間がかかると考え、合格に必要な最小限の講座体系に再整理しています。

メリット・デメリットは下記の通りです。

メリットデメリット
・受講料が大手予備校に比べて安い
・合格実績が豊富で安心できる
・苦手分野に絞って受講できる
・Facebook を利用して個別質問にも対応
・試験に合格した際の特典が豊富
(お祝い金5万円 or 全額返金など)
・受講環境がよいから継続できる
・スマホだけでの受講は難しい
・個別指導は別料金
・教育訓練給付制度対象の講座がない

お客様の声

アガルートアカデミーでの合格者の方の口コミを紹介します。

講義は基礎知識の習得から、細かい知識に至るまで教えていただき、分かりやすかったです。講義動画が大量にあり、全部見るのにかなりの時間を要しましたが、何度も動画を繰り返し見ることで、自然と内容を理解することができたと思います。大事なポイントがわかり、飽きることもなく、動画を見続けることができました。独学だとここまで知識の習得をすることはできなかったと思います。

参照元:アガルートアカデミー公式サイト「合格者の声」

また、宅建試験の令和4年度の合格者インタビューも合わせて参考にしてください。

「2ヶ月で最短合格!その学習方法とは?」

STUDYing

STUDYing
引用:STUDYing公式サイト

STUDYingは、資格の勉強を始めたいけど忙しくて一歩が踏み出せない、そんな悩みを解決するために生まれた、オンライン資格講座です。

STUDYingは特にこんな人におすすめです。

・リーズナブルな通信講座を探している人

・短期間で効率良く資格対策したい人

・Webテキストで学習したい人

・スキマ時間を生かして勉強したい人

通信講座名STUDYing
料金15,000円〜30,000円
授業形式動画講義、オンラインテキスト形式
取得できる資格ジャンルビジネス、IT、金融、医療、法律、会計、ビジネススキル、不動産、
公務員、語学9ジャンル31講座
受講期間自由
無料体験の有無あり
女性にとってのメリット自分のペースで学習可能、柔軟なスケジュール
資格取得後のサポート就職・転職支援、資格更新サポート、コミュニティ活動、
合格お祝い制度あり

スクールの特徴

STUDYingはスキマ時間を活用して勉強できるメソッドを確立していますので、なかなかまとまった時間が取れない、子育て中の方にもぴったりのスクールです。

時間がなくて無理かなと思っている方も、無料体験などを試してみてくださいね。

メリット、デメリットは下記の通りです。

メリットデメリット
・コスパがよい
・無料講座をお試しできる
・短期集中型で効率よく資格取得可能
・Webテキストで教材は最小限
・すき間時間に勉強が可能
・自分の学習記録ができる
・同じ講座の学習者がSNSでつながれる
・合格するとお祝い金が出る講座がある
・紙ベースの製本テキストがない
・希望している講座がない場合もある

お客様の声

STYDYingでの合格者の方の口コミを紹介します。

「宅建試験後に累計勉強時間を見てみると累計350時間ほど確保できていたことに気づきました。塵も積もれば山となる。スキマ時間の威力恐るべしです。」

「5歳の男の子を育てるワーキングマザーですが、スタディングなら取り組みやすそうと感じ、受講を決定。これだけを信じて推奨されている学習フロー通りに学習した結果、短期間でも効率的に学習できたように思います。」

参照元:STYDYing公式サイト「16,000名以上の合格者の声」

スタディングで行政書士に合格した方のインタビュー動画も参考にしてください。

スタディング 行政書士合格者インタビュー」

女性が資格を取得して経済的に自立する7ステップ

次に、女性が資格を取得して、経済的に自立する具体的なステップについて7ステップで解説します。

女性が資格を取得して経済的に自立する7ステップ

ステップ1.目標を設定する

まずは、自分の興味や将来のキャリアゴールに合った資格を見つけましょう。

資格の取得には時間がかかることが多いですが、目標をしっかりと決めたうえでスタートすることで、途中で挫折や迷うことなく進むことができます。

そのためには、まず自己分析をやってみることがおすすめです。これまでの自分の人生の棚卸しをして、得意なこと、苦手なこと、大切にしたい価値観などを整理します。

そして、より自分のこれからの目標を明確にしましょう。

自己分析は、無料のツールがネットで調べると出てくるので、目標設定のやり方に迷う場合は無料の自己診断ツールなどもぜひ利用してみてください。

ステップ2.取得後に自立できる資格を選ぶ

次に選定した資格について、詳しく調査しましょう。取得までに必要な条件や試験内容、合格率、取得費用などを表にまとめるとあとで比較検討しやすくなるのでおすすめです。

同時に、資格を取得した際のキャリアパスや将来性も考慮してください。ポイントはこの資格を取得したら、自分は本当に自立できるのか?をしっかり検討しましょう。
この記事で紹介している「国家資格5選」もぜひ参考にしてくださいね。

ステップ3.勉強計画を立てる

次に、取得する資格に必要な勉強計画を作成しましょう。なぜなら、資格を取得するためにはある程度のまとまった勉強時間が必要だからです。

しかし家族や子どもがいる場合は他にもやることがたくさんあるため、勉強時間を確保することは最初は難しいかもしれません。

まずは時間を捻出するために、家事を効率化したり、やらないことを決めることが大切です。

またGoogleカレンダーやスケジュール帳などで自分が1日に使える時間を可視化するなどして、自分が使える時間を確保しましょう。

Googleカレンダーやスケジュール帳などで自分が1日に使える時間を可視化

また、通信講座やスクールを利用する場合は、その受講スケジュールも合わせて確認してください。勉強時間や進捗管理を考慮し、合理的な計画を立てましょう。

ステップ4.学習をスタートする

次に、資格に関する教材やテキストを入手し、学習をスタートします。どの教材が自分に向いているか、どの教材を使うべきか最初は迷ってしまうでしょう。

気になるものがあれば資料請求は無料でできるものが多いので、一旦取り寄せてみたり、無料体験できる講座もなかにはあるので、複数試してみてください。

また今回はアガルートアカデミーとSTUDYingという2つの通信講座も解説しましたので、自分が希望する講座があればぜひ通信講座の利用も検討してみてください。

さらに最近は無料のYouTubeでもわかりやすい解説動画がたくさんあります。動画学習も併用しつつ、もし自分だけでわからない点は、上記2つの通信講座は質問できるシステムがあるので積極的に活用してください。

ステップ5.模試試験を受ける

次に、試験に慣れるために模擬試験を受験しましょう。これによって自分の理解度を確認し、弱点を把握することができます。

資格によっては模擬試験の回数が少ない場合もあるので、取得したい資格が決まったら模擬試験の日程確認も早めにおこなってください。その際、自分のスケジュールに書き込むまで済ませてしまうと、うっかり申し込みを忘れることもないのでおすすめです。

ステップ6.本試験を受験する

前段階での学習と模擬試験の結果を踏まえ、本試験に挑戦しましょう。

試験当日は十分な休息と集中力を保つことが重要です。

  • 風邪をひかないように手洗いうがいを1ヶ月前から徹底する
  • 前日の夜と当日の朝の食事はは揚げ物は控え、消化の良いものにする
  • 当日は服装は温度調整しやすく、動きやすい服装にする
  • 忘れ物が内容に持ち物は2度確認する

勉強してきた成果をしっかりと発揮するために、しっかりと準備をして本試験に備えましょう。

今回紹介した5つの国家資格の毎年のおおよその試験日程は下記の通りなので、参考にしてください。

資格試験の日程
介護福祉士1月
宅建士10月の第3日曜日
保育士前期:筆記試験(4月)、実技試験(7月)後期:筆記試験(10月)、実技試験(12月)
調理師10月
行政書士11月の第2日曜日

ステップ7.転職活動をする

最後に、転職活動です。ここで転職先を選ぶ際には、自分が取得した資格を活かし、経済的に自立できる収入を長い目で見て得られるのか、しっかり考えましょう。

せっかく資格を取得してもそれが活かせない会社だったり、将来的な収入、キャリアアップが見込めない会社に転職してはこれまでの苦労が無駄になってしまいます。

転職時の収入だけでなく、数年後の年収はどのペースで上がっていくのか、どのようなキャリアパスが用意されているのか、詳しく比較検討しながら情報収集をおこなってください。

また転職活動は、自分で情報収集することも大切ですが、時間がなかなか取れない場合は転職エージェントなどを利用することも方法のひとつです。相談は無料でできるものがほとんどなので、プロの知識と経験もうまく活用しましょう。

女性の資格取得と就職・転職への影響

資格取得と就職・転職への影響に悩む女性

次に、女性の資格取得と就職・転職の関係性について解説します。

資格保有者の就業状況

まず、女性の資格取得が就職や転職に与える影響について解説します。

実は、資格保有者の就業状況は、資格を持っているからといって必ずしも良好なものではありません。実際、資格を持っているにも関わらず、その能力を活かしきれないケースもあります。

たとえば、ある調査では、主婦・主夫、無職の5割以上は資格を保有しているものの、資格を活かせず他の仕事に就く人も多いというデータがあります。

無職の求職者が保有している業務に活かせる資格
参考文献:主婦・主夫、無職の5割以上は資格を保有、資格を活かせず他の仕事に就く人も

これは、保有する資格を活かせると思い就業したものの、その仕事に就かせてもらえなかった、あるいは他の業務を任されてしまったなどが原因として考えられます。

なかには、自分の持っている資格を活かすことができる業種・職種の求人自体がなかったという事例も。自分が取る資格が本当に今後のキャリア形成や経済的自立につながるのか、しっかりと下調べが必要です。

求人市場での優位性

求人市場での優位性についても、資格保有が必ずしもアピールポイントになるとは限りません。求人市場では、資格だけでなく、実務経験や実績、コミュニケーション能力なども重視されます。

職種にもよりますが、求職者の保有資格を「あまり重視しない」という声もあります。

資格だけではなく、「経験」や「その人の人柄」も重要であると考える企業の担当者も少なくないでしょう。

そのため、資格を活かすためには、実務経験や実践的なスキルも重視し、継続的な学びや成長を意識することが重要です。
資格があると求人市場優位性は確かにありますが、単純に資格を取得しただけでは女性の経済的自立につながらないこともあります。

フリーランスとしての可能性

また、資格を取得後、会社員ではなくフリーランスとして働く道もあります。しかし、フリーランスとして成功するためには、自身のスキルや専門知識を市場で需要のあるものにすることが重要です。

たとえば、下記のようなスキルはフリーランスとして市場で求められる人材になるために必要不可欠です。

  • 顧客やクライアントとの円滑なコミュニケーション能力
  • 複数のプロジェクトを同時に管理し、効率的に作業を進めるタスク管理能力
  • デザイン、ライティング、動画編集などの技術スキル
  • マーケティング能力
  • クライアントからの要望に対して解決策を提案し、実行する問題解決能力
  • クリエイティブな発想やアイデアを出せる能力

またフリーランスとしてクライアントに選ばれるためには、市場のニーズや最新のトレンドを把握し、必要なスキルや知識を継続的に学び続ける姿勢も必要です。

さらに、自己ブランディングやマーケティングにも力を入れる必要があります

しかし自分のスキルや持っている資格、これらを1から説明するのは時間もかかるため、すぐに自分のスキルや経歴がわかるようにポートフォリオを作成しておくとよいでしょう。

フリーランスとして女性が自立できるWebスキル

フリーランスとして女性が自立できるWebスキル

最後に、女性が自立できる方法として、国家資格取得以外にも方法があります。それは、Webスキルの習得という選択肢です。

そもそも、資格を仕事に活かす場合、選べる道は主に次の3つです。

①会社に就職する

②フリーランスとして独立

③在宅ワーク

しかし、「①資格を取得し会社に転職する」を目指す場合、時間やコストがかかります。なぜなら、特に国家資格では資格取得までに最低でも、半年以上かかるものも多く、そこから転職活動となると1年以上かかることも多いからです。

会社員という働き方で資格を取得し、転職することがゴールならもちろん全く問題ありません。一度資格を取得すれば一生ものの資格も多いので、その点は大きなメリットです。

しかし、もし自分の最終的な目標が、フリーランスや在宅ワークで自分で仕事を選びながら、好きな場所で好きな時に働きたい、なるべく早く収入につなげたいという場合は、「資格取得→会社に就職」のルートだけでなく、Webスキル習得という道も有効な手段です。

ここからは、実際にどのようなWebスキルがあるか、代表的な5つを解説します。実際の収入は経験、スキルレベル、仕事の量やクライアントの質、地域などによって大きく異なりますが、逆に会社員と違い収入に天井がないのは魅力のひとつです。

取得難易度習得時間収入
SNS運用代行★★★数週間〜数ヶ月月収20万〜30万円
Webデザイナー★★★★数ヶ月〜数年月収25万〜50万円
オンライン秘書★★数週間〜数ヶ月月収25万〜50万円
Webライター★★数週間〜数ヶ月月収20万〜40万円
イラストレーター★★★★数ヶ月〜数年月収20万〜40万円

SNS運用代行

SNS運用代行とは、企業や個人が持つSNSアカウントを運用する仕事です。

仕事内容も、投稿作成をおこなう、いいねやフォロー周り、コメント返しなどのアクション代行をおこなう単純なものから、マーケターとしてまるっと、ひとつのSNSアカウントの運用を任されるケースなどさまざまです。

SNSには、Instagram、X(Twitter)、Facebook、TikTokなどの媒体がありますが、それぞれの媒体を通して、商品やサービスの認知拡大、イメージアップ、ファン獲得、ブランディングなどに関わるとてもやりがいのある仕事です。

SNS運用代行で必要なスキルは主に下記の5つ。

SNS運用代行で必要なスキル

SNSで発信する企業は年々増加していますが、きちんとSNS運用できる人材はまだ不足しているのが実情です。

リモラボでは、多くのリモラボメンバーが運用代行として活躍しています。

実際にSNS運用代行で活躍しているリモラボメンバーのインタビュー記事を紹介しますので、気になる方は参考にしてみてくださいね。

Webデザイナー

Webデザイナーとは、クライアントが求めるWebサイトやバナー広告、LP(ランディングページ)サイトを作成する仕事をする人です。

単にデザインをすればいいのではなく、たとえばWebサイトの作成をする場合にはサイトの構成やレイアウトの考案など総合的に担当することが一般的です。

実際の制作過程では、クライアントからヒアリングをおこなったあとに、サイトのデザイン作成、さらにサイト設計もするため、デザイン以外のスキルも必要となります。

必要なスキルは、主に4つです。

webデザイナーで必要なスキル

実際にWebデザイナーで活躍している、リモラボメンバーのインタビュー記事を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

オンライン秘書

オンライン秘書とは、Web上のやり取りを通じてクライアントのバックオフィス業務を代行する仕事のこと。「オンラインアシスタント」「事務代行」とも呼ばれます。

秘書とありますが、スケジュール管理やメール対応、資料作成だけでなく、経理や人事、営業事務、WEB系業務など、事務全般を幅広く活躍できるのがポイント。

必要なスキルは、主に4つです。

オンライン秘書で必要なスキル

実際にオンライン秘書として活躍している、リモラボメンバーのインタビュー記事を紹介しますので、参考にしてみてください。

Webライター

Webライターとは、企業の自社ホームページや運営メディアに掲載する記事を執筆、納品する仕事のことです。

執筆する記事には、あるキーワードをインターネットで検索したときに上位表示される記事を作成するSEO記事や、Webライターとしての分析や感想を書くコラム記事などがあります。

必要なスキルは、主に7つです。

webライターで必要なスキル

実際にWebライターとして活躍している、リモラボメンバーのインタビュー記事を紹介しますので、参考にしてみてください。

イラストレーター

イラストレーターとは、雑誌などの紙媒体やWeb、ソーシャルゲームなどで使われるイラストを描く職業を指します。

イラストレーターの主な仕事内容は、クライアントの依頼に応じてイラストを制作し、提供することです。

必要なスキルは、主に4つです。

イラストレーターで必要なスキル

実際にイラストレーターとして活躍しているリモラボメンバーのインタビュー記事を紹介しますので、参考にしてみてください。

まとめ

今回は、女性が自立できる国家資格5選とキャリアアップの手順と方法について解説しました。

女性が自立できる国家資格5選

  • 介護福祉士
  • 宅建士
  • 保育士
  • 調理師
  • 行政書士

女性が資格を取得して経済的に自立し、キャリアアップするための7ステップ

  1. 目標を設定する
  2. 取得後に自立できる資格を選ぶ
  3. 勉強計画を立てる
  4. 学習をスタートする
  5. 模擬試験を受ける
  6. 本試験を受験する
  7. 転職活動をする

女性が経済的に自立するためには、キャリア構築を考えた上で資格取得を始めることが重要です。自分に合った資格取得に向けてぜひチャレンジしてみてください。

また、資格取得以外にも、Webスキルを身につける方法もあります。フリーランスや在宅ワークに興味がある方はぜひこちらも検討してみてくださいね。

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