インスタ運用代行は個人でもできる?仕事内容や収入の目安、体験談を紹介

小森優(こもりん)のプロフィール

「インスタ運用代行ってどんな仕事?」
「個人でも始められる仕事なのかな?」

最近よく聞くインスタ運用代行という働き方。「誰でも始められる」と紹介されているところを見かけるものの、実際にはどうなのか気になりますよね。

さらに「インスタ運用代行は企業に属さなくても個人でもできるのか」「インスタ運用代行の仕事が気になるけど経験やスキルに自信がない」など、疑問や不安な点も多いのではないでしょうか。

この記事ではインスタ運用代行が気になる方へ向けて仕事内容や個人での始め方、収入の目安を解説します。

加えてインスタ運用代行のキャリアパスや独立のしかたまで体験談も盛りだくさんでご紹介するので、個人でインスタ運用を始めてみたい方は最後までチェックしてくださいね。

やるべきことが多いので、何度も振り返って見返せるようにブックマークもお忘れなく!

目次

インスタ運用代行とは

​​​​インスタ運用代行とは、企業や個人(クライアント)に代わってインスタアカウントの管理・運営をする仕事です。

フォロワーを増やしたり、いいねやコメントなどの反応(エンゲージメント)を増やしながらアカウントの成長をサポートしていきます。

インスタ運用代行の主な仕事内容は以下の通りです。

インスタ運用代行の主な業務

そのほかにもクライアントと打ち合わせをしたり、必要な素材をそろえるなど、インスタ周りの細々とした作業を請け負うことも。
これらの業務を通じてクライアントのアカウントを成長させ、ビジネスの拡大をサポートすることがインスタ運用代行の役割です。

個人に向けてSNSをビジネス活用することの重要性

近年ではスマホやタブレットの普及にともない、個人のSNSの利用者が右肩上がりに増えています。
総務省の発表によると、日頃インターネットを使用している人のうち8割が個人でSNSを使用しているとのこと。

図表2-3 SNSの利用状況
引用:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」

SNSの使用目的は「友人や知人とコミュニケーションのため」が約9割と大半を占めていますが、その次に多いのが「知りたいことについて情報を探すため」で6割以上の人がSNSを情報源のひとつとして活用していることがわかりました。

この数値は今後も増えていくことが予想されます。

引用:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」

では、企業側のSNS活用状況についてはどうでしょうか。

帝国データバンクが発表した「企業における SNS のビジネス活用動向アンケート」によると、SNSを社外に向けて使用している企業のうち

  • SNSを一般消費者に向けて利用している企業が7割以上
  • 発信に活用しているSNS媒体は「Instagram」がトップ
  • 社外に向けたSNS活用の目的は「認知度・知名度の向上」が約7割でトップ

というデータがわかりました。
企業や個人事業主にとっては、ビジネスチャンスを見込めるSNSを活用しない手はありません

特にインスタは視覚がメインのSNS。画像や動画が使えるので商品アピールをしやすいですし、企業のイメージも文字ベースのSNSよりもわかりやすいことがメリットです。

その一方で、企業が抱えている悩みには

  • SNSの知識を持っていて正しく運用できる人材がいない
  • とりあえずSNSを使ってそうな若い社員に任せている

という内容が。

SNSを活用したくてもすぐにできない……というジレンマのある企業や個人事業主は少なくありません。

そこで重宝されるのがインスタ運用代行というわけです。SNSの使用率が伸びていくと同時に、インスタ運用代行の需要も高まっています

インスタ運用代行は副業から始めるべき?

インスタ運用代行をやったことのない方にとって、どのように始めるのかは大きな不安を感じるポイントですよね。
そんな方は、まずは副業から小さく始めることがおすすめです。副業から始めるべき理由には以下の3点が挙げられます。

副業から始めるべき理由

①未経験・スキルが心配な方でも安心

インスタ運用代行は、未経験でも始められる仕事です。

初期に必要なスキルには

  • デザインスキル
  • ライティングスキル
  • コミュニケーションスキル

などが挙げられますが、これらは実際に作業を進めていくうちに習得できます

いきなり全ての業務を任されるわけではなく、投稿作成だけ、いいねやコメント返しだけなど小さく始められるのもこの仕事の良いところ。

副業として少しずつ始めることで、スキルを磨きながら実績を積むことが可能です


②スマホやパソコンがあればすぐに始められる

インスタ運用代行は、スマホやパソコンがあれば始められるのも魅力のひとつ。

特別な道具や多額の初期投資は必要ありません。

さらに、隙間時間や休日など好きな時間に進められるほか、場所を選ばず作業ができるため、副業で始めるのに向いている仕事です。

また、インスタ運用のノウハウは他のSNSにも応用がききやすいのも特徴。身につけておくことで将来的に仕事の幅が広がります。

慣れてきたらインスタ以外のSNS運用代行に挑戦しても良いでしょう。


③自分のアカウントを育てて実績にできる

とはいえ、「未経験なのにすぐ仕事にするのは……」とためらう方もいらっしゃるかもしれません。

そのような場合は、まずは自分のアカウントを育ててみるのがおすすめです。

たとえば、自分の趣味や興味のあることをテーマにしたアカウントを作成して運用し、スキルを磨きます。

慣れてきたらそのアカウントを実績として案件を獲得、副業へつなげることも可能です。

アカウントがポートフォリオとなってクライアントの信頼も得やすくなりますよ。

個人でインスタ運用代行で稼ぐ2つのタイプ

インスタ運用代行の働き方には、「ゴースト型」「プロデュース型」の2つのタイプがあります。

「ゴースト型」と「プロデュース型」それぞれの特徴

それぞれのタイプについて解説します。

タイプ1:単純作業メインの「ゴースト型」

「ゴースト型」は単純作業がメイン。

いいね周りやコメント・DMへの返信、テンプレートに当てはめるような簡単な投稿作成などの簡単な作業をクライアントの指示通りに進めていきます。

初心者でも取り組みやすい内容なので、インスタ運用代行を始めたばかりの方にはおすすめの働き方です。

一方、誰でもできる作業なので単価が低かったり、応募が殺到して採用の倍率が高いといった点がデメリット。

収入を上げたい方や将来的にフリーランスとして独立したい方は、後述の「プロデュース型」を目指すとよいでしょう。

タイプ2:トータルサポートの「プロデュース型」

「プロデュース型」はクライアントのアカウントをトータルでサポートする働き方です。

具体的にはアカウントの設計や集客、認知の拡大、投稿の分析などをおこないます。

プロデュース型として働くためにはスキルや経験の積み重ねが必須。誰にでもできる作業ではないので継続して依頼してもらえることを目指しましょう。

プロデュース型のインスタ運用代行に役立つのがマーケティングの知識

マーケティングスキルがあり集客の導線まで提案ができる人材は需要が高く、仕事の単価もゴースト型と比べると格段に高くなります。

スキルを積めばフリーランスとして独立することも視野に入れられますよ。
クライアントにとって手放せない、「あなただからお願いしたい」と思ってもらえる人材になれたら素敵ですね。

個人でインスタ運用代行を行う際の収入目安と仕事内容

パソコンの前でスマホチェックする女性

インスタ運用代行をおこなうにあたって、やはり気になるのが収入の目安ですよね。

おおよその収入が想像できれば副業のまま続けるのか、それともフリーランスとして独立するのかなど見通しも立てやすくなります。

以下では、ゴースト型とプロデュース型それぞれの収入目安と仕事内容を解説します。

ゴースト型

ゴースト型の仕事内容は、誰にでもできる単純作業がメイン。

具体的な内容例は以下の通りです。

  • いいね周り
  • コメントやDMの返信
  • 型の決まった投稿作成(素材はクライアントから提供あり)
  • キャプション作成
  • ストーリーズ投稿(素材はクライアントから提供あり)

基本的にはマニュアルがあるので、安心して取り組めます。
収入の目安は月数千〜5万円程度。

1案件あたりの単価が低いので、複数の案件を並行するとよいでしょう。

プロデュース型

スキルや経験、実績が必要になるのがプロデュース型の仕事です。プロデュース型の中でも仕事内容・収入面で2つの段階にわかれます。

以下では収入目安ごとの仕事内容の例を紹介します。

月5〜20万円月20万円〜
・アカウント立ち上げ
・コンセプト設計
・投稿デザインを作成する
・ネタを考え投稿を作成する
・インサイトのデータを記録・報告する
・リール動画の編集・作成
・企画の作成
・インサイトデータの分析
・分析内容から改善点を洗い出す
・運用戦略の立案
・アカウント全体の運用
・複数のSNSを掛け合わせて運用する

プロデュース型では、単純作業ではなく自分で考えて動くことも求められるほか、クライアントのニーズに合わせて柔軟に対応する力も必要になります。

アカウント運用をトータルで引き受けることもできますし、クライアントの必要な部分だけサポートすることも可能。
また、自分の得意な分野を伸ばして単価を上げていくのもよいでしょう。

複数クライアントの案件を獲得して収入を上げるのもおすすめです。

個人でインスタ運用代行を始める方法

ここからは個人でインスタ運用を始める場合の、「ゴースト型」と「プロデュース型」それぞれでのステップアップについて解説します。

個人でインスタ運用代行を始める方法

さっそくチェックしましょう。

ゴースト型から0→1達成を目指す

インスタ運用代行が初めての方は、まずはゴースト型での案件獲得を目指してみましょう。
そのために必要なことは以下の2点です。

  • インスタの基本的な知識・スキルを習得する
  • 未経験可の案件に応募する

ひとつずつ解説します。

インスタの基本的な知識・スキルを習得する

インスタ運用代行で収入を得るためには、まずはインスタの基本的な知識とスキルを身につけることが重要です。
方法としては「独学で学ぶ方法」「スクールで学ぶ方法」の2種類が挙げられます。


【独学で学ぶ】

書籍やYouTube、ブログ記事などを使ってひとりで知識を習得する方法です。
コストが低く、自分のスケジュールに合わせて学習を進められるのがメリット。

一方で最新の情報を手に入れにくかったり、情報の信頼性を見極めるのが難しいのがデメリットといえます。
また、スケジュールの自由度が高い分モチベーションの管理が難しい面も。
「今日は疲れたからまた明日……」などと少しずつ離脱してしまう方も少なくありません。

そのため、独学で学ぶには自己管理ができることが必須

そのほかにはコストを抑えて学びたい方や、本業が忙しいなどで自分のペースで学習を進めたい方におすすめの方法です。

項目内容
学習スタイル・書籍
・オンラインの無料教材
・YouTube
・ブログ記事 など
身につけるべき知識・スキル・ライティングスキル
・デザインスキル
・ハッシュタグの使い方
・リサーチスキル など
メリット・コストが低い
・自分のペースで学べる
デメリット・情報の信頼性にばらつきがある
・最新の情報を手に入れにくい
・モチベーションの維持が難しい
向いている人・自己管理ができる人
・コストを抑えたい人
・自分のペースで学習したい人

【スクールで学ぶ】

オンラインのWebスクールや専門学校に入って学ぶ方法です。
スクールではカリキュラムが設定されているので、体系的に知識やスキルを身につけられます

疑問点や不安を解消するためのサポートがあったり、スクールの仲間と交流できるので孤独を感じにくいのがメリット。
まわり道をすることなくスキルが習得できます。

しかし、どうしても費用面が高くなってしまったり、学習スケジュールがあらかじめ設定されているので時間の制約があることは理解しておくべきポイントです。

インスタの知識やスキルを体系的に学びたい方やプロから指導を受けたい方、サポートを希望する方はスクールで学ぶことを検討してもよいでしょう。

項目内容
学習スタイル・オンライン講座
・専門学校のコース など
身につけるべき知識・スキル・ライティングスキル
・デザインスキル
・マーケティングの基本
・リサーチスキル など
メリット・体系的な学習やサポートが受けられる
・スクールの仲間と交流できる
デメリット・コストが高い
・時間の制約がある
向いている人・体系的に学びたい人
・プロから直接指導を受けたい人
・しっかりとしたサポートを受けながら学びたい人

未経験可の案件に応募する

知識やスキルを習得したら、未経験可の案件に応募してみましょう

「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサイトには、インスタ運用代行の案件募集が豊富に出ています。
初心者でも応募しやすい案件もたくさんあるので、できそうなものがあったらぜひ応募してみてくださいね。

具体的には以下のような案件がおすすめです。

  • 投稿画像の作成のみ:写真や動画の編集をして投稿画像を作る作業
  • 投稿のみ:クライアントが提供するコンテンツを定期的に投稿する作業
  • アクション周り:指定された数のいいねやフォローをする作業
  • コメント・DM返信:コメントやDMへ返信し、フォロワーとのコミュニケーションをとる作業

「未経験可」と記載されている案件を中心に応募していくのがポイント。
未経験歓迎の案件は、スキルや経験が不足していても、インスタ運用の基礎を学びながら実践できるのがよいところです。

とはいえ、未経験や初心者であることを必要以上にアピールするのはNG。クライアントを不安にさせてしまいます。
初心者であっても、お仕事をする以上はプロ意識を持つことが必要です。

いきなり高単価案件からスタートするのではなく、まずは低単価の案件から始めて実績を重ねていくことが大切

クライアントの信頼を得ることで単価アップにつながったり、実績を増やしてポートフォリオとしてアピールすることで高単価の案件に応募できるようになりますよ。

プロデュース型になって単価アップを目指す

ゴースト型である程度案件を受けられるようになったら、プロデュース型を目指してみましょう。

プロデュース型の働き方はスキルや経験が必要なものの、高単価の案件が豊富なのが特徴。プロデュース型を目指すためには、以下の2つを実践する必要があります。

  • マーケティングの知識・スキルを習得する
  • アカウント設計〜集客の実績を作る

ひとつずつくわしく解説します。

マーケティングの知識・スキルを習得する

プロデュース型の働き方には、マーケティングの知識は必須です。マーケティングとは簡単にいうと「ものやサービスが売れる仕組みを作ること」
マーケティングの知識やスキルを身につけていれば、クライアントの集客にも大きく貢献できますよ。

マーケティングについても、ゴースト型の基礎スキルと同様に「独学」か「スクール」で習得していきます。

そのほかにも以下のスキルを身につけることで、さらなる単価アップを目指せます。

  • データ分析スキル:投稿の数値データからどれだけの人が見てどんな反応があったかを調べる
  • 提案力:改善点や新しいアイデアを考え、提案するスキル
  • コピーライティング:商品やサービスの良さが伝わる文章や見出しを作るスキル
  • インスタ以外のSNSについての知識:X(Twitter)、YouTubeなど

それぞれのスキルについて、クライアントに貢献できるポイントは以下の通りです。

スキル貢献ポイント
マーケティングスキル・クライアントの目的やアカウントのゴールにあった戦略を立て、実行できる
・ターゲットやトレンドを理解し、それに合わせた運用ができる
データ分析スキル・投稿がどれくらい見られているか(リーチ)を客観的に評価し、改善点を見つけられる
・改善点をもとに、効果的な運用戦略の提案に役立てる
提案力・具体的、再現性のある運用方法を提案できる
・効率がよく効果的な運用施策を導入できる
コピーライティング・魅力的で共感を呼ぶキャプションを作成し、ユーザーの反応(エンゲージメント)を高める
・ブランド力の強化につなげられる
インスタ以外のSNSの知識他のSNSも活用して、より多くの人に商品やサービスを知ってもらえる

独学でもスクールでも自分にあった方法で学ぶのがいちばんですが、基本的なスキルと異なり専門的な知識が必要になる場面が多く、内容が難しいと感じることも。

少しでもマーケティングの知識があれば独学でもよいですが、全くの初心者の方はスクールやオンラインサロンで習得するのが安心です。

アカウント設計〜集客の実績を作る

アカウント設計から集客までの流れは、実際にアカウントを運用して理解するのが習得への近道。
自分のアカウントを作ったり、友人や知人のアカウントの運用に携わるのがおすすめです。


【自分のアカウントを運用する】

自分のアカウントを運用する場合、日記のような雑多な投稿はNG。
後にポートフォリオ代わりにもなるアカウントなので、発信内容は自分が詳しいことや興味のあることに特化したアカウントにしましょう。

なにも思いつかない……という方は、インスタ運用代行について発信するのがおすすめです。
自分が学んだことをアウトプットするつもりで、インスタ運用のコツやポイントなどを発信していきます。

​​​​ターゲットの設定や投稿の作成、ハッシュタグ選定、ストーリーズの活用を通して分析や改善を繰り返すうちに、インスタ運用が実践的に身につきますよ。

集客の導線を作れるようになれば、投稿を見た人からインスタ運用代行の依頼をいただけることも。
自分のアカウントの運用は、実績づくりとしても最適な方法です。


【友人・知人のアカウントを運用する】

友人や知人にお店や事業をやっている人がいたり、集客にインスタを使いたいと思っている人がいたら、代わりにアカウントを運用させてもらえるかお願いしてみましょう。

こちらもインスタ運用を実践的に習得できるほか、運用の実績にもなります。

ポートフォリオにも記載できるので、周りにインスタ運用で悩んでいる人がいたら声をかけてみるとよいですね。

インスタ運用代行のキャリア

カジュアルスーツを着た女性

インスタ運用代行として経験を積むと、どのようなキャリアパスがあるのでしょうか。

副業として続けたり、インスタ運用代行を本業にしたりと自分の目指す方向に合わせられるのもこの仕事のよいところです。

以下では

  • 副業として続ける
  • 副業を本業にする

の2つのパターンでのキャリアパスをご紹介します。

目指したい方向性がきっと見つかりますよ。

副業として続ける

副業として続ける場合は以下の2つの方向性があります。

  • プロデュース型を目指す
  • パラレルキャリアを極める

ひとつずつ確認します。

プロデュース型を目指す

副業としてインスタ運用代行を続ける場合では、知識やスキル、経験を積み重ねてプロデュース型を目指すのもひとつの方法です。

クライアントに運用や投稿内容、分析結果などのアドバイスをおこないながら、いっしょにアカウントを成長させていくのは副業の中でもやりがいのある仕事のひとつ。

クライアントからの信頼を得て深い関係性を築ければ、長期的な契約にもつながりますよ。
先述のプロデュース型に必要な知識を習得して、単価アップと長期契約を目指しましょう。

パラレルキャリアを極める

パラレルキャリアとは、本業を続けながら副業をおこない、複数のキャリアを並行して進めることです。

インスタ運用代行を副業として続けることで、急に職を失うリスクを抑えつつさまざまな経験を積めるのがメリット。
パラレルキャリアは、安定した収入を得ながら新しいスキルを磨きたい方には最適な働き方です。

副業を本業にする

インスタ運用代行を本業にする働き方もよいでしょう。インスタ運用で身につけたスキルは転職に役立てられるのもよいところです。

以下では

  • 転職
  • 社内で関連業務の役職に就任
  • フリーランスとして独立

の3つのキャリアについて解説します。

転職

インスタ運用代行で身につけたマーケティングスキルを活かすと、SNSマーケティングやデジタルマーケティングを専門にする企業への転職が可能です。

コミュニケーションスキルや広告運用スキルは広報やPR系への転職に役立ちますし、データ分析スキルは新しい商品やサービスを企画する商品企画への転職に有利になります。

インスタ運用を活かして転職することで、より大きなプロジェクトや上流工程の仕事に関わる機会が増えるため、キャリアの幅を広げられますよ

社内で関連業務の役職に就任

現在の勤務先でインスタ運用代行のスキルをアピールし、社内でSNSマーケティングやデジタルマーケティングの役職に就任することもひとつの方法です。

転職と違い勤務する会社が変わらないので、既存の仕事と新しい役割を掛け合わせられる可能性があるのもポイント。

特にインスタ運用のノウハウが不足している会社の場合は重宝されます。
社内でのキャリアの幅を広げたい方におすすめの方法です。

フリーランスとして独立

十分な経験と実績を積んだあと、フリーランスとして独立することもできます。
SNSマーケターとして独立すれば、クライアントのSNSサポートや運用にコンサルタントの立場で関わることも可能です。

マーケティングの知識があるので、自分の事業やサービスでの集客をしてもよいでしょう。

自分のペースで仕事を進められるため、複数のクライアントと仕事をするとスキルや経験の幅が広がるのもよいところ。
自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができるのがフリーランスの特徴です。

インスタ運用代行で独立する方法

インスタ運用代行からのキャリアはさまざまなものがありますが、以下ではフリーランスとして独立する方法を解説します。

インスタ運用代行で独立する方法

準備から独立後までの流れが全てわかります。
フリーランスのインスタ運用代行を目指す方は必見です!

準備

インスタ運用代行として独立するための準備に必要なのは、以下の3点です。

  • ターゲットとサービス内容を決める
  • 料金を決める
  • プロフィールを作成する

ひとつずつみていきましょう。

ターゲットとサービス内容を決める

まずは、どのようなジャンルをターゲットにするのかを決めましょう。

【ターゲットの決め方のポイント】

  • 自分の経験やスキルを活かせるジャンル:たとえばファッションに詳しい場合はアパレル関係、美容に詳しい場合はサロン系……というように、自分の強みを活かせるジャンルをターゲットにする。
  • ニーズが特に多いジャンル:個人事業主や小規模ビジネスなど、SNSで集客したいけれどノウハウもリソースもない分野はインスタ運用代行への需要が高い傾向。

ターゲットが決まったら、提供するサービス内容を決めます。

【サービス内容の例】

  • コンテンツ制作:フィードやリール、ストーリーズの投稿制作、キャプションの作成
  • 投稿管理:投稿スケジュールの作成と実施
  • データ分析:インサイトを分析し、改善や提案をおこなう
  • コミュニケーション管理:コメントやDMへの返信など、フォロワーとのやりとり

こちらは一例ですが、最初は自信をもって提供できるサービスから始めるのがおすすめ。
慣れてきたら少しずつサービスを追加していくのもひとつの方法です。

料金を決める

自分のスキルや経験、ターゲットとしているクライアントや業界の規模などを考慮して料金を決めましょう。
料金の相場は以下の方法でリサーチできますよ。

【料金相場のリサーチポイント】

  • クラウドソーシングサービス:「ランサーズ」や「クラウドワークス」などの求人情報でインスタ運用代行の相場を調べる。サービス内容別の相場感がつかみやすいのが特徴。
  • フリーランス向け求人サイト:「Indeed(インディード)」や「クラウディア」などのフリーランス向けの求人から相場を確認する。
  • 競合となるフリーランスのホームページ:同業者のフリーランスのWebサイトがあれば、料金設定を参考にする。

料金設定に迷ったら最初は低めに設定して、実績を積みながら料金を上げていく方法もおすすめです。

プロフィールを作成する

フリーランスとしてのプロフィールを作成して、自分のアピールするためのツールとして活用しましょう。
プロフィールには以下の内容を含めるのがおすすめです。

【プロフィールに含めたい内容】

  • 自己紹介:自分の経歴やインスタ運用代行をしている背景を簡潔に記載する。
  • スキル・経験:インスタ運用に関するこれまでの経験や得意なスキルを詳しく記載する。
  • ベネフィット:仕事を依頼するとどのような貢献があるのか、見通しが想像できるよう詳しく記載する。
  • ポートフォリオ:具体的な実績を紹介し、信頼につなげる。(実績はあればでOK)

プロフィールは自分のホームページやSNSで使用します。

アピールになると思っていろいろと記載したくなるところですが、「見てくれた人にわかりやすいか」を意識して作成してくださいね。

集客

​​インスタ運用代行として独立したら、次に必要なのは集客です。
集客の方法にはさまざまなアプローチがありますが、自分の強みや経験、スキルを活かしながら効果的におこないましょう。

以下では次の方法について解説します。

  • Web求人に応募する
  • SNSで発信する
  • 人脈を活かす

ひとつずつ見ていきましょう。

Web求人に応募する

まずはWebの求人サイトに応募する方法です。独立初期でクライアントがいない場合に活用したい方法で、特にクラウドソーシングサービスを使用して案件を探すと効率がよいでしょう。

次に挙げるのは代表的なクラウドソーシングサービスです。

【主なクラウドソーシングサービス】

  • クラウドワークス:幅広いジャンルの案件があり、初心者から経験者まで利用しやすい。
  • ランサーズ:フリーランス向けの仕事が豊富で、信頼性の高いプラットフォーム。
  • ココナラ:スキルを売り買いするマーケットプレイス。SNS運用代行としてサービスを出品する。

どのサービスでもプロフィールを充実させることが大切。できる限りすべての項目を埋めることがおすすめです。

また、提案文も丁寧に書きましょう。クライアントに自分の強みや実績をアピールし、信頼を得ることができますよ。

SNSで発信する

インスタやX(Twitter)などのSNSで、自分のスキルや経験を発信するのもよいでしょう。

SNSでの発信は、同じ興味をもつ人や企業に自分を知ってもらえるのがメリットです。

【SNSでの集客のポイント】

  • ハッシュタグの活用:アカウントのジャンル認定のために関連するハッシュタグを使って、ターゲットに投稿やアカウントを見てもらいやすくする。
  • ブログやnoteで記事を公開:専門性をアピールする記事やポートフォリオを公開し、自分のスキルや経験を示す。SNSは文字数に制限があるため、よりじっくり知ってもらうために有効な手段。

SNSでの集客を目指す場合、忘れてはいけないポイントが集客の導線をひくことです。

投稿内に「プロフィールはこちら」などの誘導をしたり、ポートフォリオを載せたWebサイトをタップさせるための施策を考えましょう。
Webサイトのリンクの貼り方について気になる方は、「Instagramでリンクを貼る5つの方法とリンクをタップさせるコツ5選」もチェックしてくださいね。

人脈を活かす

友人や知人、SNSでつながっている人などに自分のサービスをアピールするのもひとつの方法です。
すでに信頼関係があるため、紹介から案件を獲得できることもありますよ。

紹介しようと思ってもらいやすくするために、紹介してくれた人に報酬をわたす「紹介報酬制度」を設けるのも有効です。

契約・業務開始

集客に成功し、案件を獲得できたら契約を結び、いよいよ業務開始です。

以下では契約と業務開始時のポイントを解説します。

契約

クライアントと円滑に業務を進めるためには、契約をしっかりと結ぶことが大切です。
不安なく契約ができるように、以下で紹介する契約の際のポイントを確認してくださいね。

【契約時に確認する内容例】

業務内容具体的になにをおこなうか
(例:投稿作成、データ分析、フォロワーとのコミュニケーションなど)
納期いつまでに業務を完了させるか
料金自分のサービスに対する料金と支払い方法
支払い方法支払いのタイミングと方法(例:月末に銀行振込など)

クラウドソーシングサービス以外の方法で案件を受けた場合、契約書の作成が必要です。
口約束ではなく書面での契約をおこなうことで、後々のトラブル回避に役立つので必ず作成してくださいね。

契約書の作成について、くわしくは「【完全保存版】SNS運用代行向け契約書作成ガイド」もご覧ください。

業務開始

契約が完了したら、契約内容に基づいて業務を開始します。

以下の点に注意して進めましょう。

クライアントとのコミュニケーション・定期的に連絡を取り合い、進捗状況を報告する
・クライアントからのフィードバックを受け入れ、必要に応じて対応する
成果の測定と改善・定期的にデータを分析し、投稿パフォーマンスを評価する
・データ分析からみえた改善策を提案する
・アカウントの成長のために、クライアントと協力しあう姿勢を大切にする

クライアントとはWeb上のやりとりがメインになるため、あまりに長い間連絡をしないとクライアントを不安にさせてしまうことも。

進捗状況をこまめに報告することでお互いに安心して業務を進められますし、信頼関係を築くきっかけにもなります

目標達成のために、お互い協力する気持ちを忘れないようにしてくださいね。

継続・発展

インスタ運用代行を成功させるには、一度契約を結んだクライアントとの関係を継続させることが大切です。

また、新たな業務を任せてもらうために新しい知識を身につけたり、スキルを磨き続ける必要もあります。

以下では

  • 顧客満足度を高める方法
  • 新しい知識やスキルを学ぶ方法

を解説します。

顧客満足度を高める

継続して業務を依頼してもらうためには、クライアントの満足度を高めることが欠かせません。

そのために特に意識したいことは以下の3点です。

【常に質の高いサービスを提供する】

クオリティの高いコンテンツを作成し、常にクライアントの期待を上回る成果を出すことを心がけましょう。
ターゲットやフォロワーのことを深く理解し、いいねやコメントなどの反応を上げるために細部までこだわった投稿や施策を作ります。

【クライアントの要望に丁寧にこたえる】

クライアントの要望に対して、迅速かつ丁寧に対応することが大切です。
問題が発生した場合も、すぐに対処し解決策を提案できるとよいですね。

【定期的にコミュニケーションをとる】

お互い気持ちよく仕事をするためにはコミュニケーションが必須
進捗状況や成果は定期的に報告しましょう。特にうれしい成果が出たときにはすぐに伝えることで、クライアントにも喜んでもらえますよ。

新しい知識やスキルを学ぶ

Instagramでは新しい機能やアルゴリズムがどんどん追加されているため、常に最新の情報を把握しておく必要があります。

そのために心がけたいのが以下の3点です。

【最新の機能やトレンドを把握する】

Instagramの公式ブログ公式X(Twitter)を定期的にチェックして、新しい情報や機能を確認します。
クライアントの業界のトレンドについても、ニュースサイトやSNSなどで知識をインプットしておきたいですね。

【専門的な知識を深める】

マーケティングやデータ分析の専門書を読んだり、オンライン講座を受講するなどしてより深い知識を身につけると、クライアントへ貢献できることが増えます。

【スキルアップのための練習】

自分のインスタアカウントも運用し、新しい機能や戦略を試して実践的なスキルを磨きましょう。
クライアントのアカウント運用でも活かせますよ。

個人でインスタ運用代行を始めた人の体験談

パソコンの横でメモを取る女性

最後に、個人でインスタ運用代行を始めた人の体験談をご紹介します。
実際の事例を知っておくことで、自分がインスタ運用代行を始める際の参考になるはずです。

ぜひチェックしてくださいね!

未経験からのスタートで理想の働き方を実現

まずは、未経験から個人でインスタ運用代行を始めて理想の働き方を手に入れた3名の女性を紹介します。

専業主婦にコンプレックス…集客サポートが転職に!

1人目は、夫の転勤をきっかけに専業主婦になった女性の体験談です。

新卒で大手企業に就職した彼女。

夫の転勤に伴いキャリアを手放し、専業主婦として家庭に専念していました。しかし、日本のトップ企業で働く友人たちの姿を見ているうちに、キャリアの差にコンプレックスを抱くように。

「自分は社会的に価値がないのかも……」という不安や、働き続けられなかったことへの悔しさを感じていたのです。

働こうと思ったものの子どももまだ小さかったため外に出ることが難しく、場所を選ばず働けるフリーランスの仕事を選びました。

フリーランスとして再び仕事を始めた当初は低単価の仕事が多く、収入を上げるためには長時間働く必要があります。

家族との時間が減る一方。子どもが幼稚園から帰宅すると作業が一時中断してしまうため、終わらなかった仕事は深夜や早朝におこなうようにしたものの、家事をこなすのが難しくなっていました。

最初は在宅で働くことを応援してくれていた夫からも、「この働き方には賛成できない」と言われるように……。

働き方を変えたいとスクールに参加!
学びを深めた後、インスタ運用代行とコンサルタントとして独立し、これまでの月収の5倍を実現するまでになりました。

低単価に疲弊する働き方から時間単価を上げる働き方へ変えたことで、働く時間を自分でコントロールできるようになり、家族との時間を大切にできるようになったのです。

独立までにインスタ運用スキル、SNSマーケティングスキル、データ分析スキル、コミュニケーションスキル、チーム運営の知識を身につけ、クライアントとの関係を強化しました。

これからも市場価値を高め、世の中でずっと必要とされる人でいたいと思っているそうです。

専業主婦からフリーランスへ!海外にいながらキャリアアップを実現

2人目は、海外に滞在しながらインスタ運用コンサルタントとして活躍する女性の体験談です。
夫の海外駐在が決まると同時に会社員から専業主婦になった彼女。

退職してしばらくは生活にゆとりができたことにほっとしていたものの、仕事をしている自分の方が好きだと気づいたのです。

仕事を辞めたことで夢や目標がなくなり退屈な日々を過ごす中で、自分で収入を得られないもどかしさや経済的に夫に依存することに引け目を感じるように……

時間はあるのになにもしたくない状態になるほど気持ちが落ち込んでしまった上、当初3〜5年と思っていた海外駐在の期間が実際には10年と言われたことで頭が真っ白になったといいます。

このままなにもせずに日本に戻ったときにはすでにアラフォー。そのとき自分になにができるのかを考えただけで絶望しかなく、耐えられないと感じました。

どんなに小さくても、海外にいてもできる仕事をしたいとスクールに参加。インスタ運用スキルやマーケティングスキル、デザインスキルを学んだ結果、1年後に設定していた目標収入を3ヶ月で達成。現在では正社員以上の収入を得られるようになったそうです。

ただ投稿を作成するだけでなく、集客へつながるかどうかやマーケティング視点で考えることを学んだことが特に勉強になったという彼女。

スキルゼロからのスタートでしたが、学んだことをすぐにアウトプットする習慣をつけたことで大きな成長を感じたといいます。

今後の目標として、マーケティング全般に関わりながらクライアントの成果に貢献するとともに、新しい仕事にも挑戦してWebフリーランスとして自分の市場価値をさらに高めたいと考えています。

仕事と育児に疲弊する日々からインスタ運用代行として理想の働き方を実現

3人目は、正社員からフリーランスのインスタ運用代行として独立した女性の体験談です。

損害保険会社で正社員として働いていた彼女。
女性にやさしい会社ではありましたが、実際に子育てしながら働くのは大変でした。

仕事と育児の両立が厳しくなり、入社10年目で退職。その後は営業職やWebライターとして働いたものの、思うような働き方ができないことにモヤモヤしていました。

そんなある日、何気なく始めたTikTokで予想以上の反響をもらい「家にいながらもたくさんの人とつながれるSNSってすごい!」と驚いたことを覚えているそう。

同時に「TikTokよりも利用者が多いインスタなら集客したい人がもっといるのではないか」と、インスタ運用代行として在宅で働くことへの可能性を感じた瞬間でもありました。

そこで、インスタ運用を習得するべくスクールへの参加を決意。

インスタ運用やデザイン、マーケティングのスキルを身につけ、約半年で会社員時代の収入を上回るという結果を出すことに成功しました。

現在は複数の企業から依頼を受け、インスタ運用をサポートしているそう。

クライアントから「問い合わせが増え、新たに従業員を雇うことになった」という報告を聞いたときは本当にうれしくて、子育てしながらでもやりがいのある仕事ができると実感したといいます。

一方で、クライアントワークが最優先のため自分のアカウントでの発信が疎かになってしまったということも。

そんなときにはスクールで「やらなければいけない環境」に身を置けたことでモチベーションがアップ、毎日投稿を再開できたそうです。

将来はキャリアをあきらめた女性に在宅ワークの働き方を広めたいと考えているとのこと。
さらに今の事業を拡大して法人化を目指したいなど、希望があふれてくるようです。

スクールで学び始めてレベルアップ

次に紹介するのは、すでにインスタ運用経験がありスクールで学ぶことでさらなるレベルアップを実現した女性の体験です。

独学でフォロワー10万人!学びを深め飛躍したインスタ集客コンサル

1人目は多くのフォロワーを抱えていながらも集客に挫折、改めてスキルを学び直して飛躍を果たした女性です。
本業に加えてファッション系インスタグラマーを副業としていた彼女。

インスタでの発信歴は8年。毎日発信を続けることでさまざまな仕事につながり、インスタ集客コンサルタントやCanva講師、顔タイプ診断アドバイザーとしても活動するようになりました。

副業が軌道に乗り、収入の見込みが立ったところで「楽しみながらインスタ発信する女性を増やしたい」という思いで会社を退職、フリーランスの道へと進みました。

実際に自分がインスタ運用を教える立場になってみると、8年の実績が自信になっている一方で、自分の経験しか知らないことが気になり始めた彼女。

「生徒さんのためにもより根拠のあるデータや信頼できる情報をインプットしたい」とスクールへの参加を決めました。

参加後は、視座の高い仲間の存在でやる気が大幅にアップしたとのこと。頑張る仲間の姿を見ることで自分にも喝が入ったといいます。

自分の経験がメインだったため生徒さんへの提案がワンパターンになっていましたが、スクールで学んだことを活かして提案のバリエーションを増やすことができました。

このことが生徒さんからの信頼にもつながっていると実感しているそうです。

過去にインスタグラマーとして発信をしていたとき、フォロワーが10万人いたにもかかわらずサービスへの応募が1ヶ月で2件しかなかったという苦い経験も。

「フォロワーがある程度いるから集客できるだろう」という甘い考えに現実を突きつけられた後は、発信をさらに強化したそう。

今ではフォロワーからの反応が原動力になっているといいます。

今後は集客数を増やすとともに、自身のコンサルを卒業した生徒さんの横のつながりを深められるコミュニティを作りたいと考えているそうです。

独学でのインスタ運用と決別、正しい知識を学びアカウントが急成長!

2人目は、正しいインスタ運用を学び直してチーム化に成功、運用代行の収入6倍を達成した女性の体験談です。
元々美容師だった彼女。出産を機にWebデザインを独学で身につけ就職しました。

しかし、美容師を妊娠・出産で中途半端に辞めてしまったことが気がかりで……。
Webデザインを学んだときに身につけたマーケティングスキルを活かして自身のサロン(美容室)を立ち上げました。

サロン運営は順調だったものの年中無休で忙しく、当時シングルマザーだったこともあり子どもに負担をかけていることが負い目に。

3年後にサロンを売却し、その後引っ越しと再婚を経て専業主婦になりましたが、仕事の物足りなさから再び起業の道に戻ることに決めました。

2回目の起業では自己投資したコンサルタント協会が倒産するというトラブルがあったものの、起業塾に入りビジネス構築を学びました。

9ヶ月目で初めて成約を得て法人化しビジネスは順調に進んだものの、また休みなく仕事をしている状態に。子どもに負担をかけている働き方をしていることに気づき、この働き方に限界を感じたといいます。

ある日お客さまからいただいたSNS運用代行の依頼。
もし独学で運用代行をしたら、成果を出すどころか疲弊して失客しかねない状態になるだろう……。

そこで、SNS運用代行を正しく学ぶためにスクールへ参加したそうです。

スクール参加後は、運用代行スキルに加えてすでに5社からの案件を受けていたためチーム化についても学びを深めた彼女。

チーム化に成功した後は運用代行の作業はメンバーに任せて自分のビジネス構築の準備に集中できるようになったといいます。
信頼できるメンバーとお客さまのアカウントの成長に喜びを感じながら、運用代行としての収入は6倍にまで増えたそうです。

今後は、女性が母であっても妻であっても、望む人生を歩めるようサポートすることでひとりでも多くの女性を支援していきたいと考えています。

まとめ

今回は、インスタ運用代行を個人で始める場合の仕事内容や収入の目安、キャリアパスについてご紹介しました。
インスタ運用代行を始めたいと考えている方は、副業からスタートするのもひとつの方法です。

まずは「ゴースト型」として小さく始めて、慣れてきたらマーケティングを習得して「プロデュース型」へ移行するのがおすすめ。
スキルや経験を積むほど収入アップにつながるのもインスタ運用代行のよいところです。

副業のまま続けて本業との両立を目指したり、転職や独立でインスタ運用代行を本業にするなど、キャリアパスについても可能性のある仕事。

理想の働き方を実現したい方には最適です。
この記事を参考に、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね。

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この記事を書いた人

スキル0の保育士から独立をきっかけに、在宅や好きな場所で働けるSNSマーケティングの可能性を知る。事業責任者を務める女性のための実践型オンラインスクール『リモラボ』は4,000名以上に選ばれている。

【実績】
▶2年半で自身のInstagram6.2万フォロワー
▶X(Twitter)3.3万フォロワー
▶月間LINE友だち追加数26,000人超
▶それぞれのSNS集客年間累計3万人以上
▶Canva Japan総合SNSマーケティング監修
▶5,000件以上のSNSをプロデュース

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