

【女性約1,000人に聞いた母の日アンケート】“わたし”を大切にするためのリアル
5月11日は母の日。
母の日をむかえるにあたって、常に誰かのことを考えている母としての「わたし」に気づく女性もいるのではないでしょうか。
一度立ち止まって、「わたし」の内側の声に耳を傾ける。
そんな時間もきっと必要だと思い、今回の母の日アンケートをおこないました。
リモートワーク実践スクール「リモラボ」の1,000人以上の女性のリアルな声には、「母」「妻」などの役割と向き合いながら今を生きる女性の本音が詰まっていました。
調査目的と回答者データについて
リモートワーク実践スクール「リモラボ」の女性メンバーを対象に、母の日を通して「わたしらしさ」を見つめるための実態調査をおこないました。
調査概要
■調査対象:リモラボメンバー1,053名(女性のみ)
約8~9割がフリーランス
■調査実施期間:2025年4月25日~2025年5月1日
■調査機関:自社調査(インターネット)
得られた有効回答数は1,053件。
そのうち、パートナー・子どもと暮らしている人が全体の約半分の51%、本人と子どもで暮らしているのが10%。
子どもと一緒に暮らしている人が全体の60%以上という結果になりました。
年齢帯は、20代が5.2%、30代が33.2%、40代が37.2%、50代が21.2%、60代以上が3.2%でした。
70%以上の女性が家族やパートナーと良好な関係を築けている
まず、家族やパートナーとの関係を「とてもよい関係」「おおむねうまくいっている」と選択した方は、全体の70%以上を占めています。(図1)
気になる家族やパートナーとの関係を良好に保っていく秘訣を大公開。
一方で、実はこんな期待があるけどうまくいかない……。
そんなリアルな声もまとめました。
家族関係を良好にキープしていく秘訣は、言語化
家族関係を良好に保っていく秘訣として、得られた回答の8~9割が、日々のこまめな言語化をとても大切にしているということ。
日々のこまめなコミュニケーションの重要性がうかがえます。
- 「ありがとう」「ごめんね」をきちんと言葉にして相手に伝える
- パーソナルタイムや趣味時間を確保し合うことでストレスを予防する
- 家庭の空気は自分がつくるという意識でムードメイクする
- 笑顔、ハグ、冗談でユーモアも大事にする
- 不満は、ためず・感情的にならず・当日中に共有して火消しする
- 目標や挑戦を共有し合い、お互いをリスペクトする
このような心がけがうまく積み重なって、自然と日々の家事分担や育児協力ができているようです。
すぐに実践できる項目もありますね。
自分の意志や時間を尊重してくれる関係が大切
家族がしてくれて嬉しかったこととして、「自分のやりたいことを尊重してくれた」が57.8%の半分以上を占めています。(図2)
次に回答数が多かったのが、「家事や育児を手伝ってくれた/代わってくれた」で53.5%。
こちらも半分以上を占めています。
この結果からいえるのは、多くの女性が物理的なサポートだけでなく、自分の意思や時間を大切にされることに強い価値を感じているということ。
「手伝ってくれた」ことにより、「自分のやりたいことができる自由」が生まれることが大きな満足感につながっています。
本当は家族にしてほしい切実な願い
家族に対する願いでは、「特に思っていることはない」と回答したのが34.4%で今の家族関係に満足していることがわかります。(図3)
一方で、「自分の時間をもっと確保したい」が21.3%、「自分の気持ちを理解しようとしてほしい」が20.2%、「自分の夢・目標を応援してほしい」が19.0%という結果になりました。
物理的な不満を強く感じているというよりも、心のゆとりや自分の気持ちを理解してほしいなどの目には見えにくい情緒的なニーズを抱えていることがわかります。
子育て中の女性が抱える見えないプレッシャー
子育て中の女性765人にフォーカスして、子育てをしているからこそのリアルな意見や感じていることを伺いました。
「母」としての役割と向き合う中で生まれるプレッシャー、責任にリモラボのメンバーはどのように考えているのでしょうか。
母として「子どもの将来に責任をもつべき」と感じている人は過半数以上
多くの母が「子どもの将来に責任を持つべき」と感じていて、その割合が56.1%にも及ぶことがわかりました。(図4)
2人に1人以上の母親が「母であること」に対して、重い責任を背負っているという現実がうかがえます。
次に回答が多かったのが「子ども最優先で自分のことは後回しにすべき」で47.3%と続いており、理想の母であるために、自分の心や時間、欲求を犠牲にすることが当たり前になっている状況も垣間見えます。
さらに、「いつも笑顔でいるべき」は39.5%、「家事・育児を完璧にこなすべき」は33.7%、「夫や家族を支えるべき」は33.5%と続き、
社会的な期待や固定観念に無意識に縛られている現状が浮き彫りになりました。
手放せた母親像のトップは「家事・育児を完璧にこなすべき」7割超
そんな中で、「母としてこうあるべき」という思いから手放せたことは、「家事・育児を完璧にこなすべき」で71.1%で断トツでした。(図5)
母としての責任や重圧を感じている一方で、多くのリモラボ母メンバーが完璧な母を目指すことから一歩抜け出し、自分の人生を大事にしていいとポジティブに思えるようになっていることがわかります。
ではどのように「〜すべき」を手放せたのでしょうか?
その原因の実に47.7%が「限界がきて無理をやめた」でした。(図6)
「自分自身をもっと大切にしようと思った」も46.1%とほぼ同じ割合です。
「手放せた」というよりもギリギリまで頑張り続け、結果的に「手放さざるを得なかった」という切実な状況でもあると言えます。
一方で、手放したいけど手放せていないことは、「特にそう思ったことはない」という回答が全体の34.9%を占めておりトップでした。(図7)
できれば限界を感じる前に、誰かに相談したり家族に協力を求められる。
そんな環境であって欲しいですね。
自分のための行動と自分らしさ
最後に自分自身のこと「わたし」について伺いました。
その中からリモートワークやキャリアチェンジなど、自ら自分の人生を変えようと前向きに頑張るリモラボメンバーの姿が見えてきました。
大切にしたい自分らしさ
リモラボメンバーの中にも、「母」「妻」「子」など、家族の中でさまざま役割があります。
その垣根を超えて大切にしたい自分らしさをうかがいました。
- わくわく、どきどきを大切にする
- 常に挑戦する、学び続ける
- 家族の役割は尊重しても役割の奴隷にはならない
- 「わたし」をもっと大事にする
- 思いやりは大事だが自己犠牲はしない
- 誰かの役に立ちたい気持ちを大切にする
このように、回答には「わたし」を取り戻したいという趣旨の内容が多く見られました。
家族の役割に自分を閉じ込めるのではなく、より自由で満たされた人生を歩みたいと願っていることがうかがえます。
日常の幸せな瞬間
日常の幸せな瞬間についてのアンケート結果では、華やかさや特別な出来事ではなく、
身近な人と共有する小さな幸せが自分の本当の幸せだと感じているという結果になりました。
回答の一部を紹介します。
- 子どもの成長を感じたとき
- パートナーやペット、子どもと一緒に過ごす時間
- おいしいものを食べたとき
- 布団に入ったとき、朝日を感じたとき
- 家族みんなが健康であること
- 趣味や学びに時間を使えること
- ペットや自然とのふれあい
数字にすると、9割以上の回答で「家族」「子ども」「パートナー」が登場しています。
このことから、物質的豊かさより、人間関係や健康・安心などの精神的な豊かさが幸福感を左右すると考えられます。
直近3ヶ月で力を入れたいこと
この先3ヶ月で力を入れたいことのアンケート結果では、「副業・フリーランスなど自分の収入源を広げること」が34.9%でトップ。(図8)
時点には「新しいことを学ぶ、スキルアップする」で25.8%、「仕事やキャリアアップにつながる取り組み」で23.4%が続きます。
合わせて84.1%のリモラボメンバーが、自分の成長につながることに力を入れたいと前向きに考えています。
自分の人生をよりよいものに、というポジティブな想いを感じますね!
自分の時間ができたらやりたいこと
もう少しだけ自分のために時間が持てたらやりたいこととして、「美容や自分磨き」が33.9%、「一人旅・近場のおでかけ」が33.5%と、わくわくする選択肢をたくさん挙げてくれました。(図9)
その他にも、「家の片付け・断捨離」28.3%で心の整理をしたり、「将来のための勉強・スキルアップ」23.9%で未来に備えたり。
「趣味に没頭する」23.6%という声も多数ありました。
どれも、小さな一歩から叶えられる「わたし」の時間。
「ちょっと疲れてきたなぁ」と思う時は、意識的に自分の時間も作っていきたいですね。
まとめ
1,000人以上の女性の声から見えてきたのは、家族間の役割に誇りをもちつつも、完璧な母像や自己犠牲から一歩離れて「わたし」を大切にしたいという願いです。
あなたの日常の幸せに身近な人がいるように、あなたの周りの人もあなた自身を大切にしてほしいときっと思っていることでしょう。
あなたの人生、もっともっと大切にしていいんです。
そしていつも頑張っている自分自身を心から褒めてあげましょう。
今後もリモラボは、リモートワークで活躍する女性のインタビューや、リアルなアンケート調査結果などをシェアしていきます。
ぜひご覧くださいね。