Webライターって、もうオワコンなのかな。
結論からいうとWebライターはオワコンではありません。ただし、「文章を書くだけ」の人は、これから確実にオワコンになります。生き残る人は、書くことの先にある「成果」に向き合っている人です。
この記事では、AI時代でも必要とされ続けるWebライターの特徴と、今日からできる具体的な行動を解説。
不安を確信に変えるヒントを、ひとつずつ整理していきましょう。
Webライターはオワコンではない
- 成果に貢献できるWebライターは需要がある
- 年収400万円以上のライターも多い
- ほかの職種よりスキルの汎用性が高い
成果に貢献できるWebライターは需要がある
今、求められているのは「記事を書く人」ではありません。

「クライアントの成果に貢献できる人」です。
たとえば、同じSEO記事でも、検索意図を深く理解し、読者の行動まで設計できる人は重宝されます。なぜなら、企業が欲しいのは文章そのものではなく、問い合わせや売上といった成果だからです。
- セールス記事LP制作:時給2,500〜4,000円
- 不動産ジャンルのSEO記事執筆:文字単価2.0〜3.0円
- SEOマーケター:時給2,051円
参照元:クラウドワークス
私も最初は「うまく書くこと」に必死でした。でも評価されたのは「成果を一緒に考えてくれたこと」だったんです。
成果を意識すると、構成の立て方や提案内容が変わります。この導線で申し込みが増えるかという視点を持てる人は、今も必要とされています。
年収400万円以上のライターも多い
Webライターは低単価というイメージがありますが、平均年収は400万円前後といわれています。
マイナビエージェントが2020年におこなった調査にも、平均年収は382万円と記載されています。さらに20代では平均322万円ですが、30代になると平均394万円と72万円増加していることがわかります。
これはSEOやWebマーケティングなどより高度なスキルを身につけることで単価アップが見込めると言えるでしょう。
この年収レベルは一般的な会社員と同等。以下のグラフを見ると、業種によってはWebライターの年収のほうが上回っていることがわかりますね。

「Webライターは稼げない」という印象が強いかもしれません。低単価で悩んでいる層がいるのも事実ですが、一方で年収400万円以上稼いでいるWebライターも実は多いんです。そう考えるとWebライターはまだオワコンではないと希望が持てますよね。
ほかの職種よりスキルの汎用性が高い
Webライティングで身につくスキルは、文章作成以外にも活かせる汎用性の高いスキルです。なぜなら、意図や考えを言語化する能力やわかりやすく伝える文章力はどんなビジネスにも必要な土台となるから。
特にWebマーケターやSNS運用代行、オンライン秘書など今市場で求められている仕事にも幅を広げやすいのです。
- 検索意図や読者の悩みの言語化→マーケティング(YouTube台本作成、SNS運用代行など)
- 伝わりやすい文章作成→オンライン秘書(チャットなどの顧客対応、マニュアル作成など)

ひとつのスキルが横展開できるのは大きな強みです。
「書ける人」より「考えられる人」のほうが、キャリアは広がります。だからこそ、Webライターはオワコンではなく将来性のある職種なのです。
Webライターがオワコンといわれる背景
Webライターが飽和している
Webライターは始めやすい仕事です。初期投資や特別な資格、専門スキルが不要なので、参入者も増えました。クラウドソーシングでは、応募が集中する案件もあるため、Webライターは飽和しているように見えます。
しかし実際に飽和しているのは初心者層だけです。Webライターには初級者、中級者(専門分野、得意領域あり)、上級者(ディレクター)がそれぞれいます。
Webライターは誰でも始めやすい分、初級者が多い構造になっています。そうすると未経験可の案件は競争が激しくなり、誰でも書けるテーマの記事は価格競争になりますよね。
差別化がなければ選ばれにくく、中級者以上になれる人が少ないのが現実です。
「ライターが増えた=終わり」ではありません。問題は、どう違いを出すかです。
飽和しているのは「書くだけ」の層です。役割を広げられる人は、まだ少数。戦い方を変えれば突破口はあります。
AIで文章を書けるようになった
AIの進化は、大きな変化です。明確な指示があれば一定のクオリティの文章をAIで執筆できます。これにより「指示通りに書く」仕事は減っています。このような単純作業はAIが得意で置き換えられやすいからです。
たとえば、一般的な解説記事や商品説明文は、信頼できる元の情報や目的、ターゲット設定などの構成をしっかり作ることで瞬時にクオリティ高い記事をAIが作ってくれます。
AIが注目され始めた頃はクラウドソーシングサイトでも「AIを使ったライティング」案件が増えていましたが、現在はほぼなくなっています。

AIで文章を書くことはもはや一般的となったということでしょう。
今後はただ文章を書くだけでなく、AIが苦手な文脈理解や成果設計ができることがWebライターの役割になります。
文章を書けるだけでは評価されなくなった
以前は、読みやすい文章が書ければ評価されました。しかし今は、それだけでは足りません。クライアントが本当の意味で求めているのは文章ではなく、その先にある成果です。
たとえば、作成した記事が検索上位に表示されても、クライアントへの問い合わせが増えなければ意味がありません。読者が記事を読んで行動するところまで設計できなければ、記事は役割を果たしていないと言えます。
きれいな文章よりも「どう売上につながるか」を見られています。
評価軸は「うまいかどうか」から「貢献しているか」に変わりました。Webライターでも構成の意図や導線設計まで考えられる人がこれからは選ばれます。文章力は前提条件であり、AIで代替できる時代です。それだけでは、これからは評価されません。
オワコンにならないWebライターの特徴
成果に貢献するマインドがある
生き残る人の共通点は、考え方にあります。「納品すれば終わり」とは思っていません。仕事のゴールを、記事提出に置いていないのです。その先の成果まで視野に入れています。
では実際にどのような行動にそのマインドが現れるのでしょうか。
- 記事の効果検証をしてPDCAを回す
- 課題を見つけて提案する
- チームが円滑に動くための調整をする

自分の担当作業の前後で「誰がどんな作業をしているのか」全体像を把握すること、クライアントの成果から逆算して動くことがポイントです。
このように自分の担当している仕事が「記事の納品」までだとしても、納品以上の価値提供をすることで、クライアントから信頼され「また依頼したい」と思ってもらいやすくなります。成果に向き合える人は、価値が落ちないのです。
ソフトスキルを持っている
差がつくのは、実は文章力ではありません。ソフトスキルです。ソフトスキルとは、提案力や配慮、コミュニケーション力のこと。目に見えにくい力ですが、評価を左右します。
- 相手が返信しやすいチャットが送れる
- 相手の本心を汲み取るヒアリング力
- わかりやすい資料の共有ができる
たとえば、修正依頼の意図をくみ取り、背景まで考えて対応できる人。この姿勢は信頼につながります。
「いわれたことをやる人」と「意図までくみ取る人」では、扱われ方が変わります。
クライアントは、安心して任せられる人を探しています。ついついライティング力や構成力などハードスキルを伸ばそうと意識しがちですが、文章が同レベルなら、最後は人で選ばれます。だからこそ、ソフトスキルが差を生みます。
需要のある分野の専門知識がある
専門性は強い武器になります。誰でも書けるテーマから抜け出せるからです。さらにもうひとつ大事な視点はその専門分野にいま需要があるかどうか。専門性があっても需要がなければ必要とはされません。
- IT・SaaS・AI分野
- 金融・投資・マネー分野
- 医療・ヘルスケア・美容
これらの分野は理解度が浅いと書けません。専門知識があると、単価だけでなく関わり方も変わります。企画段階から相談されることもあります。

「なんでも書けます」は便利ですが、「これが得意です」はもっと強いです。
市場で求められる分野を即座にキャッチして専門性を高めると、価格競争を避ける盾になります。需要と専門性が重なる場所を狙うことが重要。ただしこれらは時代によって変化していくので、常にアンテナを張って知識を磨き続けることも必須です。
AIを使いこなせる
AIは脅威ではありません。使える人にとっては武器です。構成のたたき台や情報整理は、AIで効率化できます。その分、思考や提案に時間を使えます。これからの時代はAIを活用して記事制作できることはWebライターの必須条件。
「AIを活用する」とは、ただ使えればいいということではありません。目的を達成するためのAIを有効に活用できる人が求められています。
たとえばAIを使って文章を即座に執筆できても、伝えたい結論がズレていたり、ターゲットに寄り添った内容でなければ結局は書き直しが必要です。
いろんなAIツールを使えたり、難しいプロンプト(AIに依頼する指示文)を書けることが重要ではありません。
重要なのは、丸投げしないこと。AIの出力を検証し「どう指示したらよいか」とAIの活用の仕方を磨き上げる力が価値になります。また進化も早いので、変化をキャッチしスピーディーに挑戦する姿勢も必要です。
最低限のスキルを持つことが前提
前提として、基礎は必要です。読みやすい文章を書けることやビジネスマナーは最低条件です。なぜなら土台が整っていないのに、応用はできないからです。
家づくりにたとえると、立派な家を作っても基礎が弱ければすぐに崩れてしまいますよね。
図のように土台に基礎スキルがあります。その上に今まで解説した「オワコンにならないWebライターが持つプラスαのスキル」が乗っている状態が理想。積み上げ型の構造です。

いきなり上だけを伸ばそうとしても、土台が弱いと崩れます。
基礎を整えたうえで、視点を上げること。これがオワコンにならないWebライターの必須条件です。
オワコンにならないWebライターの体験談
できることはなんでもやる覚悟で収入5倍

Webライターとして活躍し続けている方を紹介します。1人目はマインドを変え収入5倍を達成したたむたむさんです。現在は世界中を旅しながらディレクター業務を担当。
Webライターになったばかりの頃はなかなか収入が安定せず、悩んでいたといいます。そんなたむたむさんが今のポジションまでキャリアアップできたのは「できることは全部やる」と覚悟を決めたこと。
一時期は旅もストップし、拠点を定めて集中できる生活環境を整え、執筆だけでなくデザイン作成、画像選定、簡単な入稿作業まで引き受けました。
「できることは片っぱしからチャレンジする」と行動したことで、時間や集中力、モチベーションも自分で管理できるようになり、仕事の幅やチャンスが広がっていったのです。
幅広いスキルで成果に貢献し収入安定

次に紹介するのは、フリーランスとしての働き方やマインドを見直したことで、仕事の幅が広がり収入が安定したりんまさんです。
初期は低単価で疲弊していたりんまさんが壁を越えたポイントは2つ。デザインやマーケティングといった新しいスキルを身につけたことと、まっさらな気持ちで働き方やマインドをインプットしたこと。

特に後者は自身の視座を上げることにつながり、クライアントから継続していただける要因になったといいます。
謙虚な姿勢で常に新しいスキルを身につけ、自分自身をアップデートしていく姿が信頼につながったのでしょう。
成果につながる運用でディレクターに

3人目は記事を書く立場から、運用を見るディレクターへとキャリアアップを叶えたゆきさんを紹介します。Webライターとして活動する中でSNS運用も任されたことをきっかけに、よりクライアントの成果を考えるようになったと言います。
独学での限界を感じ、スクールで本格的にSNS運用を勉強。不明点はすぐに講師に壁打ちし、常にクライアントの成果につなげられるよう日々の運用に活かしていました。
結果SNSの運用代行をはじめ、元々やっていたライター業、さらにはオウンドメディアのディレクターとして幅広く活躍されています。
全体を見られる人は、自然とポジションが上がります。
クライアントに貢献するためにスキルアップを怠らず、視座を上げ続けたことが次のポジションにつながりました。
オワコンにならないWebライターになる方法
仕事のゴールを納品から成果に置き換える
まず変えるべきは、仕事の定義です。ゴールを「納品」に置いていませんか。納品は通過点であり、本当のゴールはその先の成果です。

提出して終わりではなく、「成果が出る形か?」まで考えると景色が変わります。
- 問い合わせを増やしたい場合:お問い合わせページへのリンクが読者が迷わない導線になっているか確認する
- 検索上位に表示したい場合:SEOキーワードがタイトルや見出しに適切に入っているか確認する。ターゲットにとって有益な記事になっているか読者目線で確認する
どんな依頼でも、ゴールにはクライアントの目的達成があります。自分の担当業務のゴールだけでなく、この仕事がクライアントのどんな成果につながるのかまで考えて自分の仕事を全うしましょう。
相手の手間を省く先回りした連絡をする
信頼は、文章力だけでは得られません。忙しいクライアントの判断に時間をかけさせない配慮が求められます。
以下に具体的なOK例とNG例を紹介します。
(例1)記事作成の方向性を確認したいとき
OK例「A案とB案ではどちらが近いでしょうか」
NG例「どのような方向性で進めたらよいでしょうか」
選択肢を提示することで、返答しやすくなりますよね。
(例2)打ち合わせ日程を決めたいとき
OK例「以下の日程で打ち合わせ可能な日程はありますでしょうか
2月20日(火)10:00〜16:00
2月21日(水)13:00〜16:00
上記の日程で難しい場合は、お手数ですがご都合のよい日程をお知らせください」
NG例「都合のよい日程をお知らせください」
候補日の中から選べると手間も省けますよね。
連絡ひとつでも、その人の配慮がうかがえるもの。先回りして相手のことを考えられる人には、クライアントも安心して仕事を任せられます。
現状の課題に対するプラスαの提案をする
選ばれる人は、自分の担当業務に加え、小さな提案を積み重ねています。クライアントは課題があっても忙しくて対応できていなかったり、そもそも課題にすら気付けていなかったりもします。手が回っていないけど、本当はやらなきゃいけないことを進んで提案してくれる人がいたら「ぜひお願いしたい」と思うものです。

「提案なんて難しそう」と思うかもしれませんが、完璧な提案でなくて大丈夫。
- 回答を集めているけど活かせていないアンケートの集計と分析を代行
- 執筆ルールのマニュアル化やアップデート
- 参考資料や関連リンクの一覧化
こうしたプラスαの積み重ねが、誰にも代替されないあなただけの存在価値を作ります。まずは、日々の業務の中で「もっとこうしたらやりやすいな」「ここまとめると作業しやすいな」と思うところをピックアップしましょう。
まとめ
今回は、Webライターはオワコンなのかという疑問について紹介しました。結論、オワコンになるのは指示通りに文章をうまく書けるだけの人で、成果に貢献できるWebライターはオワコンにはなりません。
- Webライターはオワコンではなく、成果に貢献できる人が生き残る
- 文章力だけでなく、ソフトスキルと専門性が差を生む
- AIは敵ではなく、使いこなす人ほど価値が高まる
- 納品ではなく成果をゴールに置くことが、評価を変える鍵
まずは次の案件から、「この記事でどんな成果を出すのか」を考えるところから始めませんか。
















