一般人でもインスタ公式マークを取得する方法と裏技も紹介

インスタの公式マーク（認証バッジ）は、アカウントの信頼性を高める評価のひとつ。

著名人や企業のアカウントでよく見かけますが、実は一般人でも取得可能です。

「どう申請するの？」「条件って厳しい？」と不安な方も安心してください。

この記事では、取得方法やメリット、注意点、裏技までわかりやすく解説します。

ブックマークして、いつでも見返せるようにしておきましょう。

インスタの公式マーク（認証バッジ）とは？

インスタの公式マーク（認証バッジ）とは、アカウント名の右側の青いチェックマークのことです。

これはInstagram（Meta）が「本人である」「本物である」と認めたアカウントのみに付与される信頼性の証。

よく見かけるのは…

・芸能人やスポーツ選手
・有名企業やブランドの公式アカウント　など

一方で、条件を満たせば一般人でも申請・取得ができます。

影響力のある個人や、しっかりと情報が整ったアカウントが対象になるケースもあります。

なお、正式な名称は「認証バッジ（Verification Badge）」で、「公式マーク」は一般的な呼び方です。

インスタの公式マーク（認証バッジ）を取得するメリット

公式マークを取得すると、信頼性や影響力が高まるなど多くのメリットがあります。

ここでは代表的な2つの効果について詳しくご紹介します。

アカウントの信頼度アップ

公式マークがつくことで「この人は本物だ」と一目で伝わり、、アカウントの信頼度が格段に上がります。

ユーザーに安心感を与え、フォローやコメントなどのアクションにもつながりやすくなるのが大きなメリット。

たとえば、企業から商品PRの依頼が来る際も「認証バッジのあるアカウントは安心して依頼できる」と判断されやすく、活動の幅が広がります。

Meta認証の加入者は、加入前後でリーチ数やエンゲージメントの上昇傾向が報告されています。たとえば、SNS分析ツールで有名なBuffer社の調査では、Meta認証導入後にエンゲージメントが約30%上がった事例も。ただし、すべてのアカウントに当てはまるとは限らない点にはご注意ください。

参照元：Buffer　「I Got Meta Verified on Instagram — Here’s My Honest Review」

なりすまし対策

「なりすまし」とは、本人や企業のアカウントに似せて、本物のように発信する行為のこと。

本物だと思い込んだユーザーが被害にあうケースもあり、トラブル防止のためにも公式マークの取得は有効です。

たとえば、同姓同名のアカウントが複数存在する場合でも、認証バッジがあることで「本物のアカウント」がひと目でわかり、誤フォローや混乱を防げます。

2023年7月の公式発表でも、認証バッジが信頼性を高めるだけでなく、なりすましからの保護を強化するためのサポート機能があることが明記されています。
安心してInstagramを運用したい方にとって、こうした仕組みは心強いですね。

参照元：Meta「InstagramとFacebookのサブスクリプション「Meta認証」を日本でも提供開始」

インスタの公式マーク（認証バッジ）取得は、そのほかにもこんな効果が期待できます。

・フォローされやすくなる：プロフィールの印象がアップ
・ブランディングの強化：ジャンルに特化した発信で影響力アップ
・企業案件が増えることも：信頼性の高い発信者として認知されやすい

インスタの公式マーク（認証バッジ）を一般人が取得できる条件

公式マークの申請は一般人でも可能ですが、取得するためにはいくつか条件があります。

インスタの公式マーク（認証バッジ）の取得条件

公式マーク（認証バッジ）を取得するための細かい審査基準は公開されていません。

インスタが公開している、インスタの公式マーク（認証バッジ）を取得するための条件は以下の通りです。

本人である

実在する個人または登記されているビジネスや団体である必要があります。

唯一である

認証を受けられるアカウントは1つだけです。

さらに、趣味や日常の投稿をしているアカウントは認証されないので注意が必要です。

完全である

自己紹介とプロフィール写真が整っていて、アカウントが公開されていなければいけません。

基本的にはプロフィール写真と自己紹介が整っていれば「完全である」基準は満たしていると認められる場合がほとんどです。

また1投稿以上の投稿があり、アカウントがアクティブである必要があります。

有名である

多くの人に知られていて、検索される頻度が高い個人やブランドのアカウントであることが重要です。

また、SNSやWebサイトなどが取り上げられているかが見られます。

これは広告や有料コンテンツは審査の対象になりません。

以上が公式マーク（認証バッチ）を取得する際の条件になります。

日本国内のInstagramアクティブアカウント数は、2019年時点で3,300万を突破したとMeta社が公式に発表しています。さらに最近では、その2倍以上の6,600万以上に拡大していると言われています。

ユーザーが増えているということは、バッジ取得のライバルも増えているということ。だからこそ、取得できればそれだけで信頼性の高さが証明される強みになります。

インスタの公式マーク（認証バッジ）は一般人でも申請できる？

先ほどご紹介した公式マーク（認証バッチ）を取得する条件に「有名である」という条件がありますが、著名人やインフルエンサーでないと取得できないわけではありません。

公式マーク（認証バッジ）は一般人でも申請できます。

フォロワー数の規定は定められておらずフォロワー数が2,000〜3,000人ほどのアカウントでも公式マークがついている場合もあるので、チャレンジしてみるといいでしょう。

また、審査に通らなかった場合でも、30日以上経過すれば再申請が可能です。

そのまま再トライしても通らないので、再申請する場合はアカウントをなんらかブラッシュアップしてからにしましょう。

インスタの公式マーク（認証バッジ）を申請する手順

「インスタの公式マーク（認証バッジ）をつけたいけど申請が難しそう……」

と感じている方も多いでしょう。

でも、申請はインスタのアプリから情報を入力するだけ！

以下の手順通りにおこなえば簡単に申請できるので、まずはトライしてみましょう。

詳しい手順をみていきましょう。

1.認証のリクエストページに移動

プロフページの右上の3本線をタップし、［ビジネスツールと管理］もしくは［クリエイターツールとコントロール］をタップ→承認をリクエストのページへ

2.「本物であること」の証明

［真正性の確認］欄で必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードします。

本人確認書類として承認されるのは以下の書類です。

ぼけていたり写っていない部分があったりすると承認されない原因になるので、情報がクリアに読み取れるかしっかり確認しましょう。

3.知名度を示す情報の共有

［知名度の確認］欄では、以下の3つを入力をします。

①以下の10カテゴリの中から1つ、運用するアカウントに近いカテゴリを選びます。

②国・地域を選択

③知名度を証明できるURLを添付

入力は任意ですが、知名度をアピールできるので入力しておきましょう。
たとえば以下のようなリンクがあれば記載するのがおすすめです。

ただし有料コンテンツや広告は審査対象外になるので注意しましょう。

「知名度を証明するURLって何を貼ればいいの？」と悩む方のために、効果的な例と注意点を以下にまとめました。

URL例	効果の有無	補足・ポイント
自身が掲載されたWeb記事	◎	第三者による紹介が有効
自身のブログ記事	△	自作の場合は信頼性が下がる。メディア掲載の方が有利
SNSの他アカウント（X, TikTok）	◎	フォロワー数や活動実績を伝えられる
lit.link（リンク集）	○	信頼性はやや劣るが補足には使える
広告ページ／PR記事	✕	有料コンテンツは審査対象外

4.30日以内に結果通知

認証されたかどうかの通知は［アクティビティ］に届きます。

拒否されても、30日以上経過すれば再申請が可能です。

公式マーク（認証バッジ）は無料で取得できるので、アカウントのブラッシュアップや提出書類を見直してから再チャレンジしてみましょう。

インスタ公式マークの再申請と取得のコツ

申請が通らなかったとしても、あきらめる必要はありません。

再申請に向けて見直すべきポイントを整理しましょう。

なぜ申請が通らないの？主な原因

インスタの公式マーク申請が通らない理由はさまざまですが、主に「認知度の不足」「アカウント情報の不備」「外部からの信頼性が確認できない」ことが挙げられます。

特に「有名である」という条件は明文化されていないため、どれだけ外部メディアやSNSでの露出があるかが重視されがち。

また、自己紹介やプロフィール写真が不十分、投稿数が少ないなど、基本的な部分も意外と見落としがちなので注意しましょう。

再申請前に見直すべき3つのポイント

申請が通らなかった場合、再申請の前にアカウント全体を見直すことが重要です。

「条件は満たしているのに落ちた…」という人も、基本的なポイントで損をしているケースが少なくありません。

以下の3つを重点的にチェックしてみましょう。

【見直すべき3つのポイント】

ポイント	見直す内容
プロフィールの整備	自己紹介欄に実績や活動内容を明記。検索されやすいキーワードやリンクも入れて信頼性を強化。
外部露出の強化	他メディアやSNSでの紹介実績のURLを添付。認知度や話題性が伝わるようにアピール。
投稿の質と量	直近の投稿が止まっていないか確認。申請前1〜2週間は継続投稿でアクティブさを見せる。

投稿数を増やす際は、やみくもに更新するのではなく「連続でストーリーを発信する」「テーマを絞って投稿を続ける」など、アクティブさと専門性が伝わる工夫を意識すると効果的です。

審査通過率を上げるためにできること

申請が通らない理由は「有名である」などの抽象的な条件をクリアできていないケースがほとんど。

そのため、インスタ外での評価や信頼性を示す工夫をすることで、審査に通る確率が上がります。

以下のような対策を取り入れてみましょう。

【審査通過率を高める具体的な対策】

・外部メディア掲載URLの添付：（例）出演したラジオや雑誌記事のURLを添付し、対外的な信頼性を示す
・他SNSとの連携：（例）認証済みのX（旧Twitter）やFacebookとアカウントを連携
・アカウントの専門性強化：（例）「旅行情報」「美容レビュー」などジャンルを一つに絞り、専門性を明確化

インスタの公式マーク（認証バッジ）を取得する裏技（Meta認証）

インスタの公式マーク（認証バッジ）を取得するには、インスタから申請する方法以外にも裏技があるんです。

詳しくご紹介しますね。

Meta認証サブスクリプションを利用する

2023年7月から、インスタを運用するMeta社が提供するサブスクリプションサービス「Meta認証」が日本でもスタートしました。

Meta認証サブスクリプションとは、インスタとFacebookで利用できるサービスです。

以下の条件で利用することができます。

このMeta認証サブスクに登録すると、誰でも公式マーク（認証バッジ）の取得が可能です。

また、認証バッジ以外にも、以下のサービスが受けられます。

とはいえ「無料で申請するのと、月額料金を払ってサブスクを使うのでは、どちらが自分に合っているのか？」と迷う方もいるかもしれません。

以下の表で、それぞれの違いを比較してみましょう。

項目	無料申請（手動申請）	Meta認証サブスクリプション
審査	インスタ側による厳正な審査あり	審査不要（条件を満たせば誰でもOK）
料金	無料	月額2,000円〜3,300円（2024年6月時点）
信頼性・印象	自然取得のため本物感が強い	一部では「買えるバッジ」という印象もある
メリット	無料・実力で取得	バッジ即取得・なりすまし対策・限定機能付き
デメリット	審査に通らない可能性がある	月額コストがかかる

Meta認証サブスクは2024年6月時点で、月額2,000円、Facebookとの認証で月額3,300円です。

インスタ上で申請する場合とは違って月額料金が発生するので、費用対効果を考えて利用を決めましょう。

Meta認証は、従来は個人やクリエイター向けに提供されていましたが、2023年9月以降、一部の企業やビジネスアカウント向けにも「Meta Verified for Business（ビジネス向けMeta認証）」として提供が拡大しつつあります。

そのため、今後は個人だけでなく、条件を満たす企業やブランドにとっても、公式マーク（認証バッジ）の取得が信頼構築の重要な手段となっていくことが期待されます。

参照元：Meta「Expanding Meta Verified to Businesses」

サブスク登録手順

実際のMeta認証サブスク登録手順は以下の通りです。

以上の方法で簡単にMeta認証を取得することができます。

サブスク登録をするとインスタのアプリ内課金が発生するので注意が必要です。

ですがアカウントが保護されるなど他にもメリットがあるので、安全に運用したい方にもおすすめです。

審査がなかなか通らないという方は、こちらの方法も検討してみてください。

インスタの公式マーク（認証バッジ）を取得するときの注意点

インスタの公式マーク（認証バッジ）を取得するときにはいくつか注意点があります。

以下の表に、各注意点の詳細と補足をわかりやすくまとめたので、申請前に必ずチェックしておきましょう。

注意点の内容	補足・具体例
ユーザーネームは変更不可	認証後は@以降の名前を変更できない
公式マークが剥奪されることがある	規約違反や虚偽情報などは対象／代行申請・譲渡行為はNG
上位表示マークではない	権威性の証明ではなく、表示順位に直接は関係しない
何度申請しても却下される場合がある	否認時はWeb・SNSリンクで信頼性を補完するのがおすすめ

それでは、これらの注意点をひとつずつ見ていきます。

取得後はユーザーネームが変更できない

公式マーク（認証バッジ）取得後は、ユーザーネームが変更できません。

ユーザーネームはアカウント上部に表示される［＠ユーザーネーム］のことです。

申請前にスペルなどの間違いがないか必ずチェックしましょう。

また、アイコンの下にある表示名は後から変更可能です。

公式マーク（認証バッジ）を剥奪されることがある

規約に違反した運営をすると、不適切なアカウントとして公式マーク（認証バッジ）の取り消しだけでなく、アカウントの停止措置が取られる可能性もあります。

認証バッジに関わる規範に違反する運用とは、たとえば以下の内容があります。

ほかの人の情報で認証したり、代理で取得したりするのはNGです。

インスタのコミュニティガイドラインに沿った運用を心がけましょう。

優先的に上位表示されるマークではない

公式マーク（認証バッジ）は公式アカウントの証明です。

権威性や専門性を示すものではなく、投稿が優先的に表示されるマークでもありません。

ただし公式マークを取得することで信頼性の高いアカウントと認識されやすくなります。

信頼性の高いアカウントは評価を得やすいので、結果的に上位表示される可能性も高くなります。

何度申請しても、却下されることはある

先ほどお伝えしたように、公式マーク（認証バッジ）は申請が通らなくても30日以上経過すれば再申請できます。

ですが、何度申請しても、却下されてしまう場合もあります。

その場合はどうしたらいいのでしょうか。

公式マーク（認証バッジ）が取得できなくても、以下の方法で公式アカウントであることの証明は可能です。

自社公式サイトをインスタアカウントとリンク

自社の公式HPと相互リンクさせていれば、公式アカウントであることを証明できます。

公式サイトがある場合はURLをプロフィール欄に貼ってリンクさせておきましょう。

公式マーク（認証バッジ）を取得している他のSNSとリンク

複数のSNSアカウントを運用している場合、認証済みのアカウントとリンクさせることでも、アカウントの信頼性を担保できます。

これはインスタだけでなく、認証バッジを取得しているFacebookやX（Twitter）でも有効です。

まとめ

今回はインスタの公式マーク（認証バッジ）を取得する方法について解説しました。

一般人でも本人確認書類を用意すればアプリから申請でき、信頼度アップやなりすまし防止に役立ちます。

ただし必ず承認されるわけではないため、再申請の工夫やMeta認証サブスクの活用も効果的です。

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