
オンラインアシスタントになるには?未経験から始める正しい方法を解説
「オンラインアシスタントってなに?どんな仕事?」
「オンラインアシスタントになるにはスキルや資格が必要?」
未経験からオンラインアシスタントになるには、いきなり仕事を探すのではなくステップを踏んだ準備が大事。
はじめに自分の目標をしっかり決めて必要な準備をしていかないと、あとから「この働き方は理想とは違った」と後悔することにもつながりかねないからです。

この記事ではオンラインアシスタントになる方法から必要なスキル、注意点まで詳しく解説。
きちんとステップを踏みスキルを身につければ、未経験でもオンラインアシスタントとして自宅で自分のペースで働く未来が叶います。
オンラインアシスタントとは?
オンラインアシスタントとは、事業主や企業の業務をオンラインでサポートする仕事。似た仕事に「オンライン秘書」があります。こちらは事業主や経営者の身の回りの秘書業務を中心にオンラインでサポートする仕事と区別されますが、リモラボではどちらも同じ意味合いで考えています。
特別な資格がなくても始められますが、未経験から始めるには最低限の準備が必要。
オンラインアシスタントの具体的な仕事内容は事務作業や経理、SNS運用、Webサイトの更新など多岐にわたります。
そのため未経験OKと言っても、幅広い業務をコツコツとこなす正確さやタスク管理能力、依頼主と気持ちのよい関係を築くコミュニケーション力などが求められます。
サポート範囲が幅広いオンラインアシスタントはあなたの可能性が広がる職種。

事前準備をしっかりして理想の在宅ワークを実現しましょう。
【4タイプ別】オンラインアシスタントの主な仕事内容
オンラインアシスタントの仕事はメール対応やスケジュール管理からSNS発信のサポートなど幅広い分野に渡ります。その仕事内容の傾向は大きく分けると4つのタイプがあり、自分の強みを活かして活躍する方が多いです。
1つずつ詳しく紹介します!
マーケティング型
SNS運用やデータリサーチ、ライティングなど集客や情報発信を支える業務を主に担当する仕事です。
マーケティング型オンラインアシスタントの仕事は単にSNS投稿をアップしたり、文章を作るだけではありません。どんな情報に人が興味を持つのかを考え、アクセス数を見ながら改善していくのが特徴です。
「なぜこの投稿はたくさん見られているんだろう?」
「このキーワードで検索する人は、ほかにどんなことに悩んでいるんだろう?」
このような疑問を元にしたトレンドや需要のリサーチが、お客様のサービスや商品を多くの人に届けるためのヒントになります。
情報やデータをスマホやパソコンで調べるのが好きな人、そのデータを元に情報を整理して計画を立てるのが得意な人にはぴったりの働き方です。
カスタマーサポート型
チャットやメール対応、オンライン面談のサポートなど「人との円滑なやり取り」が中心の仕事です。
カスタマーサポート型のオンラインアシスタントは、依頼主の代わりにお客様からの問い合わせに対応する人と人をつなぐ架け橋のような役割。お客様との直接のやり取りはもちろん、スムーズにお客様対応ができるように、よくある質問の回答パターンをまとめたり、アンケートフォームを作ったりする仕事も。
直接的、間接的な業務を組み合わせ、お客様が抱える不安や疑問を解消し、安心してサービスを利用してもらうためのサポートをする重要なポジションを担います。
お客様に1番近い場所で、自分の関わりによって人の役に立てる喜びを直に感じやすいのがカスタマーサポート型のオンラインアシスタント。
誰かの相談に乗ったり、1対1で人と関わることが好きな人、気持ちに寄り添うのが得意な人に向いています。
バックオフィス型
データ入力や経理から、会食の店予約やお歳暮の注文などの秘書業務まで依頼主の裏方として「事務全般」を担う仕事です。
具体的には名刺のスキャン作業、レシート整理、依頼主のスケジュール管理、採用試験応募者との連絡対応、面談日程調整など細かい業務がたくさんあります。
バックオフィス型オンラインアシスタントは、会社の運営を裏から支える事業主の右腕のような存在。細かな数字を正確に入力したり、書類を抜け漏れなく整理したり、スケジュールを完璧に管理したりと、依頼主にとって面倒な仕事をミスなく進めることで手放せない存在になれます。
表に出ない裏方の事務仕事なので、コツコツ作業を続けるのが得意な人、正確性を重視し細かいチェックも苦にならない人には、バックオフィス型が合っています。
クリエイティブ型
SNS画像やバナー、資料など、見やすい「デザイン」を作る仕事です。依頼主の思いやサービスを視覚的にわかりやすく形にするのがクリエイティブ型の特徴。
「デザイン」と聞くと、ゼロからイラストを描いたり、アート作品を作ったりすることを想像するかもしれません。
でもクリエティブ型のオンラインアシスタントの仕事はデザインの型や画像、イラストなどは依頼主から提供されることが多く、それらを見やすく整えることがほとんどです。作業を繰り返すうちにデザイン制作ツールの操作にも慣れるので、未経験でも始めやすく成長も実感しやすいです。
誰かの想いをカタチにして「ありがとう!」と言われたり、作ったものがたくさんの人の目に触れることで、大きな達成感を得られるのがクリエイティブ型の魅力。
インテリアや服のコーディネートを考えたり、見やすく工夫するのが好きな人におすすめです。
オンラインアシスタントの収入相場
「オンラインアシスタントって本当にちゃんと稼げるのかな?」
そう思っているあなたにリアルな収入相場をお伝えします。オンラインアシスタントの収入は、スキルや働き方によって大きく変わります。レベル別の単価目安をまとめました。
レベル | 業務例 | 単価目安 | 月収目安 (フルタイム想定) |
初級者 | ・データ入力 ・議事録作成 | 時給1,000〜1,500円 | 15〜20万円 |
中級者 | ・タスク管理 ・SNS運用 | 時給1,500〜2,000円 | 25〜30万円 |
上級者 | ・プロジェクト管理 ・マニュアル作成 | 時給2,000〜3,000円 | 30〜40万円 |
エクゼクティブ | ・マーケティング戦略 ・カスタマーサポート改善業務 | 時給3,000円以上 | 50万円以上 |

副業として考えている方は稼働時間によって月数万円から稼ぐことができるでしょう。
オンラインアシスタントで安定した収入を得るには、スキルを磨いてできることを増やしていくことが重要。一歩ずつ着実に経験を重ねてレベルアップすることで、自分らしい働き方と収入を実現できるでしょう。
オンラインアシスタントの年収についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
未経験からオンラインアシスタントになる方法
オンラインアシスタントの仕事内容や収入面について、なんとなくイメージできましたか?次に実際に未経験からオンラインアシスタントになる方法を解説します。
- STEP1:自分に合った働き方を決める
- STEP2:必要なスキルを整理する
- STEP3:学び方を決める
- STEP4:案件獲得の準備をする
- STEP5:仕事を探して実績を積
STEP1:自分に合った働き方を決める
まずはじめの第一歩は「どんな働き方をしたいか」というゴールを明確にすることです。隙間時間に副業として始めたいのか、それともフルタイム並みの収入を目指すのか、自分の頭の中を整理しましょう。目標をどこに設定するかで「どのようなスキルが必要か」や「どんな準備をしたらいいか」が変わるからです。
たとえばフルタイム並みの収入が欲しかったのに、目標を決めずに闇雲に目の前の案件をこなし続けた結果、低単価から抜け出せないというケースも。目標があいまいなまま進めてしまうと途中で「やっぱり違った」とスキルの勉強や準備を一からやり直すことにもつながりかねません。
「子どものお昼寝中に月3万円稼ぎたい」のか、「将来的に会社員並みの収入を目指したい」のかなどを具体的に考えることが大事です。

目標設定は、あなたの理想の働き方を叶えるための道しるべになります。
STEP2:必要なスキルを整理する
目標が決まったら、次はさまざまなオンラインアシスタントの業務の中から「どんな仕事がしたいか」を具体的にイメージすることが重要です。そのうえで、必要なスキルを「すでにできること」と「これから学ぶべきこと」に分けて整理しましょう。
もしあなたが「SNSを見るのが好きだから、企業のインスタ運用に携われたらいいな」と考えているなら、画像編集や投稿文作成のスキルが必要になります。
一方で、家計簿をつけたり、こまごましたことを正確に進めるのが好きでバックオフィス業務がやりたいなら経理やデータ管理のスキルが必要。
このように「どんな仕事をしたいか」を元にすでに自分のできることと学びたいことを整理すると、「今の自分になにが足りていないか」が明確になります。
STEP3:学び方を決める
足りないスキルや知識をどう補うかが、今後のキャリアを左右します。独学や書籍での学習も可能ですが、効率的にスキルを身につけ仕事につなげたいならオンラインスクールを活用するのがおすすめです。
たとえば独学でスキルを学ぼうとしても、わからないことが出てくるたびに調べるのに時間がかかり、モチベーションが続かないことがあります。
周りに相談できる人がいなければひとりで不安を抱え込んでしまうケースも。
一方でオンラインスクールなら、わからないことをすぐにプロに質問でき、効率的に学習を進められます。さらに案件の紹介や仕事獲得のサポートをしてくれるスクールもあるため、学んだことをすぐに仕事に活かしやすいんです!
独学の不安や非効率を解消するためにも、オンラインスクールは選択肢の1つとしてとてもよい方法です。
STEP4:案件獲得の準備をする
次はいよいよ案件獲得の準備です。
でも、いきなり応募するのはNG。
応募前に必ず準備すべきことが3つあります。
【応募前に準備すること3つ】
- プロフィール文
簡単な自己紹介に加え、以下の点を箇条書きでわかりやすくまとめるとよいです。
・対応可能業務
・稼働可能時間
・使用可能ツール
など
「経理事務が得意なオンラインアシスタント」など自分の強みを一言でまとめて記載するとほかの人と差別化ができ、採用側にも目を止めてもらいやすくなります。 - 職務経歴
オンラインアシスタントの仕事にどう活かせるかを意識して書きましょう。
(例)営業職の経験からチャットツールを使った円滑なコミュニケーションが得意です。 - 制作物のサンプル集
実績掲載許可のある過去の制作物や自主制作物をサンプルとしてまとめましょう。
SNS運用のサポートをしたいなら、投稿デザインやショート動画のサンプル。バックオフィス系なら資料サンプルやデータ整理したファイルのサンプルなど。
ただ経歴を羅列するだけでなく、「なぜこの仕事がしたいのか」「どんな貢献ができるのか」といった熱意や意欲を伝えることで「この人に任せたい」と思ってもらえる可能性が高まります。
またクラウドソーシングサイトに登録したり、SNSやブログで発信したりすると案件獲得につながる可能性があるので早めに設定しましょう。
応募書類を丁寧に準備することは、事業主との信頼を築き案件獲得を有利に進めるための大切なステップです。自分の強みや魅力を最大限に伝えられるよう、準備に時間をかけましょう。
STEP5:仕事を探して実績を積む
案件獲得の準備が整ったら、まずは初心者向けの案件から挑戦し、少しずつ実績を積み重ねましょう。はじめは低単価でも実績を積み重ねることで、単価アップや継続契約にも直結します。
「単価が低い案件って、避けたほうがいいのかな」と思うかもしれません。でも、どんなに小さな仕事でも、実際にやってみなければ学べないスキルが得られます。たとえば、依頼主との「コミュニケーションの取り方」や、仕事をスムーズに進めるための「段取りの仕方」などは、実際に案件に挑戦してこそ身につくものです。
依頼主に喜んでもらえると単価アップや継続案件につながったり、紹介してもらえる可能性もあります。
このように未経験からでも小さな実績を積み重ねることで、結果的により好条件の仕事に出会えます。焦らず一歩ずつ進むことで、オンラインアシスタントとしての信頼とキャリアを築いていきましょう。
未経験からオンラインアシスタントの求人を探す方法4選
実際にオンラインアシスタントの仕事を探す方法は主に4つあります。それぞれ特徴と注意点をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- クラウドソーシングサイトで案件を探す
- オンラインアシスタントの人材サービスに登録する
- スクール経由で案件を紹介してもらう
- SNSを使って直接自分で集客する
クラウドソーシングサイトで案件を探す
オンラインアシスタントの仕事を探す際、初心者が始めやすいのがクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトの活用です。
これらのサイトは案件数が豊富で、未経験者向けの仕事も多く、実績を積むのに最適な場所です。データ入力や簡単な事務作業など「私でもできそう!」と思える初心者向けの案件がたくさんあり、安心して挑戦できます。
全体的に報酬が低めに設定されている案件が多いですが、あくまで「実績づくり」と割り切って取り組むことが大切。小さな仕事でもやり遂げることでプロフィールに書ける実績が増え、信頼が高まります。
クラウドソーシングサイトは、未経験からオンラインアシスタントとしての一歩を踏み出すのにぴったりです。

まずは気軽に登録して、どんな仕事があるのかチェックしましょう。
オンラインアシスタントの人材サービスに登録する
「自分で仕事を探せるか不安」という方は、フジ子さんやHELP YOUといった専門の人材サービスに登録するのも1つの手段です。未経験でもスキルや希望に合った案件とマッチングしてもらいやすく、継続案件につながりやすいのが大きなメリット。
専門の人材サービスは、事前研修や仕事中のサポート体制が整っている場合が多いので、未経験者でも安心して仕事に取り組むことができます。また、依頼主とのあいだに人材サービスが入り、契約や報酬のやりとりを代行してくれるのでトラブルの心配が少ないのも嬉しいポイント。
専門の人材サービスを利用すれば、未経験でもスムーズにオンラインアシスタントとしてのキャリアをスタートできます。
安心して働きたいと考える方には特におすすめの方法です。
オンライン秘書やアシスタントの求人についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
スクール経由で案件を紹介してもらう
もっと確実に質の高い仕事を取りたいと考えるなら、スクールに入会するのも1つの手です。オンラインアシスタントのスキルを学べるスクールでは、卒業後に案件を紹介してもらえるケースも。学びながら実績作りまでサポートしてもらえるのは大きなメリットです。
スクールが紹介する案件は、初心者でも取り組みやすいものが多く、怪しい案件もないため安心して挑戦できます。また、すでにスクールでスキルを習得していることが依頼主側にも伝わるため、お互いに信頼度が高い状態で仕事をスタートできるのも大きな魅力。
スクールでスキルを学びそのまま仕事につなげられるのは、仕事探しのための時間や労力を減らせるとても効率的な方法です。
学びから実績づくりまで、一貫したサポートを受けたい方にはこの方法がぴったりです。
SNSを使って直接自分で集客する
X(Twitter)やInstagramなどのSNSを使って、直接事業主から依頼を受けるのも1つの方法です。自分のスキルや知識を発信して、あなたの専門性や個性をアピールできます。
ほかの案件獲得方法と比べて、発信の仕方次第であなたの「人となり」や「得意なこと」を知ってもらえます。たとえば業務効率化のポイントをテーマで情報発信を続けてみましょう。それをみた事業主が「自社で時間がかかっている業務をこの人にお任せして効率化したい」と感じ、自然と仕事の依頼が集まってくるのです。
このように自分の強みを最大限に活かした発信で理想のお客様に出会え、安定した集客につながります。案件をもらえるまでに時間のかかる方法ではありますが、唯一無二の集客が実現できるのが最大のメリットです。
オンラインアシスタントになるために必要なスキル
オンラインアシスタントになるために身につけておきたいスキルは、大きくわけて基本スキルと専門スキルの2パターンあります。まずは基本スキルを身につけて仕事を始め、業務内容によって専門スキルを学びましょう。
こちらのスキルマップの上部「基本項目」が基本スキル、下部「選択項目」が専門スキルです。
必要な5つの基本スキル
オンラインアシスタントとして必ず身につけておきたい基本スキルは、業務を円滑に進めるための基本的な5つのスキルです。特別な資格よりも、この土台がしっかりしているかどうかが、あなたの信頼を左右します。
【オンラインアシスタントに必要な基本スキル】
- タスク・スケジュール管理
依頼された仕事を期日までに確実にこなすスキル - コミュニケーション
チャットツールなどを使い、お客様とスムーズにやり取りするスキル - 資料作成
WordやPowerPointなどを使って、分かりやすい資料を作るスキル - リサーチ
必要な情報を正確に探し出すスキル - データ管理・セキュリティ
お客様の情報を安全に管理するスキル
これらのスキルは、未経験からでも少しずつ身につけることが可能。

上記の「オンライン秘書スキルマップ」を見て、初級編の基本項目から修得していきましょう。
オンラインアシスタントとして評価されるのは、こうした地道な基本スキルです。まずはこの5つのスキルを意識して身につけ、依頼主からの信頼を勝ち取っていきましょう。
仕事の幅を広げる専門スキル
基本スキルに加え専門的なスキルを身につけることで、高単価な案件や継続的な仕事につながりやすくなります。自分の得意な分野を見つけて強みにすると「選ばれるオンラインアシスタント」になれるからです。
【具体的な専門スキルの例】
- デザインスキル
SNSのバナー作成や資料を見やすく整えるような、デザイナーに依頼するほどでもないけど社内では作れないデザインができると重宝されます。 - 経理・会計スキル
企業のお金の管理を任せてもらえるスキルがあると、依頼主にとって手放せない存在になれます。 - SNS運用スキル
アカウントはあるけれど社内でなんとなく運用しているケースも。運用スキルがあると集客や情報発信の分野にも仕事を広げられます。
このような専門スキルを1〜2個身につけると、ほかのオンラインアシスタントとの差別化ができ、単なるアシスタントではなく、依頼主にとってなくてはならない存在になれます。
オンラインアシスタントであると役に立つ資格
オンラインアシスタントになるために、必ずしも資格は必要ありません。依頼主が重視しているのは、資格の有無よりも実務を滞りなくこなせるスキルです。
たとえば、資料作成やデータ入力、スケジュール管理など日々の基本的な業務を、正確に期日通りにこなす能力があれば、それだけで十分信頼を得られます。
ただ、専門的な業務を扱う場合や、依頼主により大きな安心感を与えたい場合は、関連する資格を持っていると有利に働くケースも。
オンラインアシスタントになるには、まず実務に役立つスキルを磨くことが最も重要です。さらに一歩進んで特定の分野で活躍したい場合は、資格も有効な手段に。
あなたの目標に合わせて選んでいきましょう。
オンライン秘書の資格についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてくださいね。
未経験からオンラインアシスタントをやってみた5人の経験談
オンラインアシスタントは、未経験からでも挑戦できる仕事。実際に、正しい準備と手順を踏んで、未経験からこの仕事で活躍している方はたくさんいます。
彼女たちの共通点は「自分に合った働き方」を見つけて、必要なスキルを1つずつ身につけ、地道に実績を積み重ねてきたこと。最初の一歩を踏み出す勇気さえあれば、未経験でも道は開けるのです。
オンラインアシスタントは、特別な才能やスキルがなくても、あなたのペースで着実に成長できる仕事です。

未経験だからと諦めずに、まずは一歩踏み出しましょう。
元々はごく普通の主婦や会社員だった5人の女性がどのようにしてオンラインアシスタントとして活躍できたか、そのリアルなストーリーは以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
オンラインアシスタントとして働くときの注意点
オンラインアシスタントの仕事は在宅でできるからこそ注意する点があります。
作業している姿が依頼主に見えない分、信頼関係を築くために次の4点を特に意識しましょう。
- 秘密情報の管理に気をつける
- 業務ツールは基本操作を身につけておく
- 稼働時間を事前にしっかりと共有しておく
- 進捗や作業状況をこまめに報告する
秘密情報の管理に気をつける
オンラインアシスタントの業務では、顧客情報や社外秘のデータを扱う場面が多くあります。情報漏洩は依頼主からの信用を一瞬で失う最大のリスクなので、常に慎重な対応が必要。
たとえば、以下の点に気をつけるだけでも、セキュリティリスクを大幅に減らせます。
【秘密情報の管理に必要な基本的対策】
- パスワード管理ツールを使う
暗号化された安全な方法でIDやパスワードを共有できるシステム。受け渡しをする場合は、メールやチャットにパスワードをそのまま記さず、パスワード管理ツールを使うとよいです。 - パソコンにウイルス対策ソフトを入れる
業務で使用するパソコンにはウイルス対策ソフトを入れて、常に安全かチェックできる体制を整えましょう。 - 外付けHDDやUSBメモリに情報を保存しない
業務上必要なデータはパソコンの外に保存しないことで、紛失のリスクを減らせます。
依頼主はあなたを信頼して大事なデータや情報を共有しています。秘密情報の管理を怠ると、一気にあなたへの信頼度は落ちるので、気をつけてください。
業務ツールは基本操作を身につけておく
オンラインアシスタントは、さまざまな業務ツールを使いこなせるよう準備するのが大事。ツールの操作に手間取るとやり取りが滞り、信頼性を損ねてしまう可能性があるからです。
最低でも以下のような基本的なツールは、事前に操作を身につけましょう。
チャットツール:Slack
チーム間のコミュニケーションによく使われます。
・Web会議ツール:Zoom
依頼主とのミーティングや依頼主のオンラインセミナーの進行、裏方サポートなどでも使用するので必須で覚えておきたいツールです。
クラウドサービス:Google Drive
オンライン上でドキュメントやスプレッドシートの作成や共有ができ、依頼主との情報共有に便利。
これらの基本的なツールの操作が問題なくできると、依頼主に「この人になら安心して任せられる」と思ってもらえます。

まずは今回紹介した3つから確実に身につけましょう。
稼働時間を事前にしっかりと共有しておく
オンラインアシスタントとして働くうえで、依頼主と稼働時間に関する認識をしっかりと共有することはとても重要です。認識のズレがあると、納期遅延や連絡ミスといった大きなトラブルにつながるから。
事前に対応可能な時間をわかりやすく伝え、無理のない働き方を依頼主と一緒に決めましょう。以下のように具体的に伝えると、依頼主にも相談しやすいです。
「平日の日中(10:00〜16:00)のみ対応可能です」
「週に合計20時間程度の稼働が可能です」
また稼働時間以外にも連絡可能な時間についても共有すると、依頼主とのやり取りがスムーズに。「基本的に夕方以降の返信は翌日になります」など、いつ対応できるのかを具体的に伝えると安心してもらえます。
お互いが気持ちよく仕事を進めるためにも、事前に稼働時間を共有しましょう。

トラブルになる前にしっかり話し合うことがポイントです!
進捗や作業状況をこまめに報告する
オンラインでの仕事では作業状況を直接見ることができないため、進捗や作業報告があると依頼主の安心感につながります。
報告があれば依頼主は「頼んだ仕事がどれくらい進んでいるのか」「イメージがズレていないか」などを確認できるから。
【具体的な報告例】
- 1日1回進捗をチャットで報告
毎日報告することで、しっかり業務に取り組んでくれているという信頼が生まれやすい。 - 制作物は全体のイメージができたら一旦共有
簡単なイメージ図でよいので、イメージの共有を早めにおこなうことで、本格的な作業に入る前に完成イメージをすり合わせられ依頼主も安心。
このような、こまめな進捗報告はオンラインアシスタントとしての信頼性に直結します。日々の小さなコミュニケーションを積み重ねて、依頼主を不安にさせないよう気をつけましょう。

報告はチャットに一言でもいいケースも。依頼主の好みに合わせましょう。
まとめ
今回はオンラインアシスタントになるにはどうしたらよいのかを紹介しました。未経験から始めるなら正しい方法でステップを踏むことが大切です。
STEP1:自分に合った働き方を決める
STEP2:必要なスキルを整理する
STEP3:学び方を決める
STEP4:案件獲得の準備をする
STEP5:仕事を探して実績を積む
これらを一つひとつクリアしていけば未経験でもオンラインアシスタントになることは決して難しいことではありません。まずはSTEP1の「自分に合った働き方」から考えましょう。
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