秘書検定は意味ない?キャリアアップに本当に役立つのか徹底解説

こんなお悩みに向けて執筆しています

「秘書検定って取っても意味ないの?」

「秘書検定は意味ないっていわれる理由は?」

「私の状況だったら、取るべき?それとも他の資格がいい?」

秘書検定はどんな働き方をしたいかによって「意味ないかどうか」が決まります。

あなたがこれから企業に就職・転職する場合は、アピールポイントになったり、入社後の業務にも役立ちます。

一方で在宅ワークの場合、秘書検定は意味がないことも。すぐに業務に活かせるWebスキルを磨いた方が、結果的に仕事に活かせるからです。

こもりん

あなたにとって秘書検定が意味ないかどうか、この記事を読んで判断してくださいね。

小森優(こもりん)のプロフィール
Contents

 秘書検定が「意味ない」といわれる理由

秘書検定は、社会人に必要な一般常識やマナーが学べる検定です。就職活動でアピールするためだけに取得する人も多いため「意味ない」といわれることも。でもそれは資格そのものに価値がないからではなく、その活用イメージを持ちにくいからかもしれません。主な理由は4つあります。

①難易度がそこまで高くない
3級や2級は比較的取得しやすいため、「取得していて当たり前」という認識を持たれることも。

②秘書だけの資格という誤解がある
秘書を目指す人だけが取る資格だと思いがち。実際は社会人としての基本的なスキルを証明できるため、どんな職種でも役立ちます。

③級によって評価に差がある
準1級や1級は難易度が上がり、面接試験もあるため高く評価されます。

④実務で身につくという認識がある
わざわざ資格を取らなくても、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルは実務で身につくと考える人が多いです。

このように秘書検定は取得してもその評価基準が難しく、結局実務で活かせなければ「意味がない」といわれるのです。

秘書検定は意味ない?評価される場面とされにくい場面

「秘書検定って本当に意味ないの?」実際は評価される場面とされにくい場面の両方があるというのが現状です。

こもりん

ここでは評価されるシーンと評価されないシーンを具体的に紹介します。

この章で解説すること
  • 就活ではある程度評価される
  • 在宅ワークでは評価されにくい
  • 口コミから見る評価のリアル

就活ではある程度評価される

就職活動では、秘書検定を持っていると有利に働く場面もあります。最低限のビジネスマナーや一般常識を身につけているという証明になるため、企業から見ると採用するにあたっての安心感につながるんです。ただし、秘書検定を持っていること自体が他の応募者と比べて大きな差をつける評価ポイントになるかというと、そうではないのが現実です。

たとえば、面接で敬語が正しく使えなかったり、基本的なマナーが欠けていたりすると、マイナス評価につながることがあります。でも秘書検定でビジネスマナーやコミュニケーションスキルを学んでいればそうしたミスを防ぎ、面接官に安心感を与えることができます。

つまり、秘書検定で得た基本的なビジネススキルは他の応募者と大きく差をつける要素というより、減点を防ぐ土台作りになるイメージ。最低限必須のマナーが身についていることで、自信を持って試験に臨むことができます。

こもりん

面接ってただでさえ緊張するので、資格の有無が安心感にもつながりますよね!

在宅ワークでは評価されにくい

一方で「秘書検定は在宅ワークでも役に立つの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?在宅ワークでもマナーの知識としては役立ちますが、それが直接的な評価軸にはなりにくいです。

在宅ワークでは、チームメンバーとのやりとりはチャットツールが中心。対面でのマナーよりも、ITツールを使いこなす能力や専門的なスキルのほうが優先度が高くなります。

たとえば、Webデザインやライティング、動画編集など、すぐにでも仕事に活かせる専門スキルを持っている人の方が、在宅ワークでは高い評価を得やすい傾向があります。オンライン秘書でもチャットツールやExcelなどの事務ツールを使いこなせたほうが評価されやすいです。

秘書検定で学んだマナーの知識は、リモートでのやり取りでも役立ちますが、それだけでは仕事に直結する評価にはつながりにくいでしょう。在宅ワークを目指すなら、ITツールや専門的なスキルも同時に身につけることが重要です。

口コミから見る評価のリアル

実際に秘書検定を受けた人の口コミを見ると、メリットを実感している人がいる一方で、「絶対に必要」と答える人は少数派です。秘書検定は知名度があり、面接官の印象アップにつながるケースも確かにあります。しかし簿記や宅建など、ほかの専門的な資格と比べると評価は低くなります。

実際口コミでは「面接官の受けがよかった」「会社で働くのであれば必須のマナーが学べた」「持っている人が少ないため試験官が注目してくれた」という声も。

ただし印象がよくても直接的な業務スキルとして評価される場面は少ないかもしれません。

秘書検定は、あなたの努力を証明するひとつの手段であり、就職活動などで社会人としての基礎があるという安心感を与える要素になります。しかし、それだけで採用を決めるインパクトがあるわけでもなく、採用されたとしても今後のキャリアアップを保証するものでもありません。

こもりん

資格で得た知識をどう活かしていくかがポイントです。

秘書検定を取るべき?3つの判断のポイント 

ここまで読み進めて「結局、秘書検定って取ったほうがいいの?」と迷っている方も少なくないですよね。

秘書検定を活かせるかどうかはあなたの職種や状況によります。次の3つのポイントを元に判断していきましょう。

この章で解説すること
  • 秘書や事務職を目指すなら役立つ
  • ブランクがある人の就活では安心材料になる
  • 在宅ワークや副業では他スキルを優先すべき

秘書や事務職を目指すなら役立つ

秘書検定はその名の通り、秘書や事務職を目指すなら役立ちます。秘書検定で学ぶ知識は、実際の基礎的な業務に直結するものばかり。そのため、資格を持っていると採用担当者から即戦力として評価されやすいです。

秘書検定を受けることで身につく具体的なスキルとして電話対応文書作成礼儀作法などがあります。これらは基本的なスキルではありますが、新採用職員であればある程度の研修と実務の積み重ねが必要です。

秘書検定でこれらのスキルをすでに修得していれば、採用側の企業からは「1からビジネスマナーを教える手間が省ける」と喜ばれる可能性大。同じ新採用職員の中でも、即戦力として一目置かれる人材になれます。

このように秘書検定で得た知識をしっかりと自分のものにできれば、新しい仕事へのチャンスも巡ってきやすくなります。

こもりん

秘書や事務職に挑戦したいと考えているなら、秘書検定は取得する価値が十分あるでしょう。

ブランクがある人の就活では安心材料になる

育児や介護、病気などなんらかの理由で一定期間仕事をしていなかった場合、再就職するハードルは高くなります。このようにブランクがある人にとっては秘書検定を持っていることで、あなた自身と採用側の双方にとって安心材料になります。

長いブランク期間があると社会人としての常識が抜け落ちていないかと、不安に感じる採用担当者は少なくありません。しかし、秘書検定を取得していると、基本的なビジネスマナーや一般常識が身についているという証明になるからです。

これは、あなたがブランク期間中も社会復帰に向けて努力していたというアピールにもつながり、採用側の不安を和らげる効果が期待できます。

秘書検定は、社会人としての基本スキルやマナーが身についている証拠であり、あなたが再び働く意欲を持っていることを示すきっかけにもなるはずです。

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自信を持って新しい一歩を踏み出すための、心強い味方になってくれるでしょう。

在宅ワークや副業では他スキルを優先すべき

在宅ワークや副業で収入アップを目指すなら、秘書検定よりも別のスキルを優先して学ぶのがおすすめです。

在宅ワークや副業は、成果物や結果でクライアントからの信頼を勝ち取ることが第一です。そのため、マナーよりも即戦力となるスキルの方が圧倒的に高く評価されます。

たとえば、Webライターとしてクライアントと仕事をする場合、丁寧な言葉遣いも大切ですが、それ以上に求められた納期までに質の高い記事を納品できるかが重要です。対面で相手の態度や礼儀を見る機会が少ないため、成果物の質や仕事のスピードが、あなたの信頼を測る基準になります。

もちろん、マナーが不要というわけではありません。しかし、在宅ワークで収入を増やしたいなら、ライティング、動画編集、Webデザインなど、成果に直結する専門スキルから身につけるのを優先しましょう。

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秘書検定は、こうしたスキルを身につけた上で、さらに自分を磨くためのツールとして活用するとよいでしょう。

秘書検定が意味ない人におすすめの資格やスキル

ここまで読んで自分には秘書検定が必要ないと感じた方は、ほかの資格やスキルを修得することをおすすめします。

すぐに実践に活かせるスキルや資格として有利なものを中心に紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

この章で解説すること
  • オンライン秘書で役立つ資格
  • 在宅ワークで役立つ基本スキル

オンライン秘書で役立つ資格

秘書検定に興味を持った人が目指す職種として多いオンライン秘書。こちらを目指すなら秘書検定よりも、実務スキルを証明できる資格の方が役立ちます。クライアントは、信頼できる人柄よりもすぐに任せられる業務スキルがあるかどうかに注目しているから。

【成果に直結する資格の例】

  • MOS
    (マイクロソフト オフィス スペシャリスト) WordやExcelなど、ビジネスで必須のソフトを使いこなせることを証明できます。
  • 日商簿記検定
    経理の基本ルールや帳簿の仕組みを理解していることで、お金関連の業務を任せてもらえます。
  • SNSエキスパート検定
    クライアントのSNS運用代行をする際に、専門知識があることを示せます。

まずは実務に直結するスキルを身につけ、それを証明できる資格に挑戦するのがおすすめ。

オンライン秘書に役立つ資格についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。

在宅ワークで役立つ基本スキル

在宅ワークで仕事をしたい方には、以下の4つの基本スキルが特に重要になります。

【在宅ワークで役立つ基本スキル4選】

①パソコンスキル
WordやExcelなどのOfficeソフトや、Googleドキュメント、スプレッドシートといったクラウドツールをスムーズに使えるスキル。

②コミュニケーションスキル
テキストでのやりとりが中心となるため、簡潔かつ明確に意図を伝える力が重要。

③自己管理スキル
自分で納期までのスケジュールを立て、タスクの進捗を管理できる能力。モチベーションを維持する力も不可欠。

④問題解決スキル
なにかトラブルが起きたとき、自分で情報を調べて解決する能力。わからないことをすぐに誰かに聞くのではなく、まずは自分でできることを試す力が求められます。

礼儀や気配りといったマナーも大切ですが、最低限でOK。

こもりん

マナー以上にすぐに仕事を任せられる実践力のほうが優先されることが多いです。

秘書検定に関するよくある疑問

秘書検定を受ける場合、実際にどこから始めたらいいのか迷ってしまいますよね。最後に秘書検定を検討するときによくある質問にお答えします。

この章で解説すること
  • 秘書検定は何級から受けるのがおすすめ?
  • 秘書検定は年に何回ある?
  • 独学で合格できる?

秘書検定は何級から受けるのがおすすめ?

初めて秘書検定を受けるなら、3級または2級から受験するのが現実的です。

3級は、社会人としての基礎知識を確認するレベルとされており、具体的な試験問題としては電話対応や来客応対、正しい言葉遣いなどが中心。学生や就活準備中の人向けです。

一方、2級はスケジュール管理や会議運営などの実務を想定したケーススタディの問題がでます。具体的には「取引先からの苦情対応」などある程度現場経験が必要なので、2級を取得していると就職活動での評価につながりやすいです。新入社員や若手社会人など、ある程度の職場経験がある人や就活でしっかりアピールしたい人は3級を飛ばして2級から受けるのもおすすめです。

社会人としての基礎を確認できる3級か、就活にも活かせる2級のどちらかから始めるとよいでしょう。

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ご自身の目的やレベルに合わせて、挑戦する級を選んでくださいね。

秘書検定は年に何回ある?

秘書検定は、一般受験が年に3回あります。さらに、2級と3級はCBT方式(パソコンを使った試験)でほぼ通年受験が可能です。会場は全国54地区に設置されているのでお住まいの地域から近い会場で受験可能。

また年3回の試験日に受験できない方は、CBT方式を利用し47都道府県に350ヶ所あるテストセンターで都合のよい日程で受験することもできます。

このようにほかの多くの資格と比べて受験機会がとても多いのが秘書検定の特徴です。自分の都合に合わせて受験日を選べるため、計画的に学習を進めることができます。

「忙しくてなかなか時間が取れない…」「試験日にほかの予定が入っている」という方も、自分のタイミングで資格取得に挑戦できるのは嬉しいポイントですね。

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詳しい日程は、公式サイトで確認してくださいね。

独学で合格できる?

秘書検定は、3級と2級は独学で合格できる内容です。市販のテキストや過去問題集を使えば、十分に対応できます。しかし、準1級と1級は独学だけでは難しいといわれています。

その理由は準1級と1級は面接試験があり、単に知識を覚えるだけでなく、正しいマナーを表現する力が求められるからです。たとえば、面接では敬意を込めた話し方や立ち居振る舞いを求められます。さらに1級の筆記試験はすべて記述式なので、実際の業務場面でどう対応していくかを自分の言葉で文章にしなくてはなりません。

このように準1級以上を目指す場合は、より実務を想定した試験内容になるので独学では厳しいのが現状です。

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実際にプロから指導を受けたり、講座の活用を検討してみるのがおすすめです。

秘書検定の合格率は?

では実際に合格率は、どれくらいなのでしょうか。2024年6月に開催された第133回秘書検定の結果を各級別に比較しました。

1番ハードルの低い3級では70%、最上級の1級では34%と級が上がれば上がるほど合格率は下がります。

この合格率からもわかるように、秘書検定は3級であっても「受験すれば誰でも簡単に受かる」という資格ではありません。特に準1級以上は筆記の一次試験、面接の二次試験の2段階に分かれているため合格率がぐっと下がります。

2級以上は知識だけでなく上司が仕事しやすいように先を読む行動や優先順位の判断などの対応力が求められるから。

それぞれ受験する級でどこまでの知識と実践スキルが求められるかに大きな差があることを理解して臨みましょう。

まとめ

今回は「秘書検定は意味ないのか」「キャリアアップに役立つのか」をどんな働き方を選ぶかに合わせて解説しました。

  • 秘書や事務職を目指すなら秘書検定は役立つ
  • ブランクがある人の就活では安心材料になる
  • 在宅ワークや副業では他のWebスキルを優先すべき

企業に就職し秘書や事務職としてキャリアアップしたい方は、秘書検定に挑戦して知識と実務スキルを学ぶ価値は大いにあります。

一方在宅ワークやオンライン秘書の場合は、秘書検定よりも先にそれぞれの業務に活かせる即効性のある資格やスキルを先に学ぶほうがキャリアを積み上げやすいです。

ご自身の理想に向けて、いまどんな資格やスキルが必要か考えましょう。

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この記事を書いた人

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