

内職でいくら稼げる?在宅で収入を得るための現実的な選択肢も紹介
「内職は実際にいくら稼げるの?」
「稼げるおすすめの内職には何があるんだろう?」
「内職以外に在宅で稼げる仕事はあるの?」
内職は「自宅で簡単にできる収入源」と思われがちですが、実際には低単価で、安定して稼げる人はごくわずか。時間と労力を考えると割に合わないケースが多いのが実情です。
この記事では、内職のリアルな収入データや稼げる内職の種類、さらにはもっと稼ぎたい人に向けて、より現実的な在宅ワークまで詳しく解説します。

この記事を通して内職の実態を知り、「自分にあった稼ぎ方」を見つけましょう!
内職で実際いくら稼げるのか?【データあり】
空いた時間で気軽に稼げると思われている内職ですが、実際にどのくらいの収入になるのかが気になるところ。
ここでは、厚生労働省の調査結果から浮かび上がる内職の収入面のリアルについてお伝えします。
- 内職の平均時給と月収の実態
- 月に5万以上稼げている人の割合
内職の平均時給と月収の実態
厚生労働省が令和6年3月に公表した「令和5年度家内労働等実態調査の概要」によると、内職の平均時給はわずか522円、平均月収は3万7,641円。フルタイムに近い時間を使っても、一般的なアルバイトやパートに比べて非常に低い水準に留まっている現実があります。
1日何時間もコツコツと作業を続けても、月収3万円程度では生活費をまかなうには足りません。「令和7年度地域別最低賃金金額改定の目安について」によると、法律で定められた最低賃金は都道府県により1,016〜1,226円。内職の平均時給は、そのおよそ半分です。
内職を「スキマ時間に手軽に稼げる」と思っていたイメージとのギャップに驚きますよね。
データからわかるのは、内職は「副収入の一部を補う程度」のケースがほとんどということ。短期的には数万円程度を目指せても、安定した高収入は狙いにくいのが現実なんです。
月に5万円以上稼げている人の割合
在宅ワーク専門サイト「在宅ワークを探そう!」の調査結果から、内職の1ヶ月の収入が5万円以上と回答したのは106人中わずか6人で、たった6%程度であることがわかりました。
最も多かったのは「1万円以上2万円未満」で29%、次に多かったのが「5千円以上1万円未満」で24%。全体のうち1ヶ月の収入が2万円未満だった人は、実に62%です。
低い水準の収入に留まっている方が多いことを考えると、安定した副収入源にするのは難しいといえますね……。
一部では、「東京都内の家内労働者に適用される最低工賃(3業種)【東京労働局作成 R6】」のように、地域によって最低工賃が決められている業種もあります。ですが、多くの内職にはその取り決めがないのが実情です。
内職は手軽に始められる反面、収入面では大きな期待ができないのが現実。作業内容や稼働時間によって多少の差はあっても、5万円以上稼げるのはレアケースです。
内職で比較的稼げると言われている仕事6選
数多くある内職の中にも、比較的稼げると言われる仕事があります。ですが実際の収入は作業効率や単価の低さで大きく制限があり、思ったほど稼げないケースが多いのも事実です。
ここでは「比較的稼げる」と言われている代表的な6つの内職を取り上げました。
内職の種類 | 単価目安 | 作業時間目安 | 特徴 |
袋詰め・梱包 | 1個1〜10円程度 | 100個/1〜2時間 | 単純作業で誰にでもできる |
衣服のアイロンがけ・たたむ | 1枚5〜50円程度 | 10〜20枚/1時間 | 家事経験を活かせる |
図書の保護フィルム貼り | 1冊約30円 | 10〜15冊/1時間 | 慣れるまで時間がかかる |
宛名書き | 1件10〜100円程度 | 20〜30件/1時間 | 字のきれいさ必須件数確保が難しい |
アクセサリー制作 | ビーズ通し1本10〜30円 | 20〜40本/1時間 | 手先の器用さ必要 |
ミシン縫製 | ブランド品1時間約500円 | 1日数時間作業可能 | 技術が必要案件数が限定的 |
内容だけ見れば「工夫すれば稼げるのでは?」と感じてしまいそうですが、実際には単価は1円〜数十円程度。数時間かけても数百円から数千円がやっとです。
比較的高単価の案件があっても、安定して継続的に仕事が請けられるとは限りません。請け負う作業量の確保に苦労する人も少なくないんです。
このように、比較的稼げると言われる内職であっても、収入は労力と時間に対してまったく見合いません。効率よく安定した収入を目指したいなら内職ではなく、スキルを活かせてより単価の高い在宅ワークを検討した方がいいでしょう。
詳しくは「特に単価の高い内職おすすめ7選」も見てくださいね。
【結論】月10万稼ぐなら内職より在宅ワークが現実的
内職で月10万円稼ぐのはまったく現実的ではありません。内職の単価が非常に低く、稼ごうと思うと膨大な時間が必要だからです。
袋詰め作業の場合、時給換算で約180円程度。月に10万円を目指すなら、558時間以上働く計算になります。1ヶ月30日休まず働いても1日18.6時間以上。これでは体力的にも時間的にも、とても続けられません。
Webライティングなどの在宅ワークなら、もっと高単価の案件を受注できます。文字単価1円のライティング案件を受けた場合、1日3,000文字書けば30日で月9万円に。
内職のように十何時間も使わなくても、効率よく収入を伸ばせます。
月10万円を安定して稼ぎたいなら、内職ではなくスキルを活かす在宅ワークを選ぶ方が現実的です。「月10万円に必要な稼働時間を徹底検証」で内職と在宅ワークを比較しているので、ぜひ見てみてください。
内職より稼げるWeb系在宅ワーク6選
内職は気軽に始められる一方で、低単価なので、安定して高収入を得るのは難しいです。その点、スキルを活かして稼ぐWeb系在宅ワークなら、単価が上がって継続案件も得やすくなります。
ここでは、在宅でできて内職より稼ぎやすい在宅ワークを6つ紹介します。
- SNS運用代行
- オンライン秘書
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画編集者
- イラストレーター
SNS運用代行
SNS運用代行は、InstagramやX(Twitter)などの企業や個人のSNSアカウントを代わりに運用する仕事です。業務の内容は幅広く、SNSが得意な人には挑戦しやすい在宅ワークのひとつ。
SNS運用代行の仕事内容 | 必要スキル |
投稿企画(投稿カレンダー作成) | トレンド把握 企画力 マーケティング |
文章(キャプション)作成 | ライティング |
画像・動画制作 | デザイン デザインツール(CanvaやPhotoshopなど) 動画編集 |
アカウント分析 | リサーチ 数値分析 改善提案 |
フォロワー対応(いいね、コメント、DM) | コミュニケーション ライティング |
投稿作成やフォロワーとの交流(いいねやコメント返し)でアカウントを成長させるのがその主な業務内容です。また、アカウントを成長させるにはデータ分析も重要。インスタでは「Instagramインサイト」、X(Twitter)は「アナリティクス」を利用します。
注目したいのは、運用実績が報酬に結びつく点です。クライアントの望む成果が出せれば評価が高まって、案件継続や案件の高単価化につながります。
報酬は、たとえば3万円から始めて、実績を積むと10万円以上にも。
コツコツ地道にアカウント運用のスキルを磨いて実績を積み重ねていけば、安定した収入に育てていけますよ。
具体的な始め方や案件獲得の方法は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせて読んでくださいね。
オンライン秘書
オンライン秘書は、企業や個人が抱えている事務作業を在宅でサポートする仕事です。作業の幅が広く、依頼内容により必要なスキルも異なります。
オンライン秘書の主な仕事内容 | 必要スキル |
メール対応・問合せ対応 | ビジネスマナー 文章力 |
スケジュール管理・調整 | タイムマネジメント 調整力 |
データ入力・リサーチ | PCスキル(ExcelやGoogleスプレッドシートなど) 情報収集力 |
経理補助・請求書作成補助 | 経理知識 |
SNS・ブログ更新代行 | SNSの基礎知識 ライティング |
顧客対応(チャット・電話) | コミュニケーション力 顧客対応力 |
注目したいのは、業務がスポット作業だけでなく長期契約に発展するケースがあること。スケジュール管理や定例業務の仕事を請ければ、毎月の継続案件につながります。1件でも10万円前後、複数のクライアントの掛け持ちで20万円以上の収入になる人も少なくありません。
事務経験や基本的なPCスキルがあれば始められるため、特別なスキルがなくても挑戦しやすいのもポイントです。

クライアントの信頼を得るには報連相や誠実さが不可欠。
経験を積んで対応できる業務が広がると、単価アップや長期契約にもつながります。
在宅で安定した収入を得たいなら、オンライン秘書は高ポイントの選択肢のひとつです。具体的な準備や始め方は以下の記事を参考にしてみてください。
Webデザイナー
Webデザイナーは、広告用バナーやWebサイト、商品やサービスを紹介するランディングページ(LP)などのデザインをおこなう仕事です。企業や個人の集客・売上に直結する「顔」をつくるのがその役割。
Webデザイナーの主な仕事内容 | 必要スキル |
バナー・広告画像作成 | デザインツール操作(Canva、Photoshopなど) 配色・レイアウトの基礎知識 |
ランディングページ(LP)デザイン | Webマーケティング UI/UXデザイン基礎 レイアウト力 |
Webサイトデザイン | デザインツール操作(Figma、XDなど) 設計力 ブランド理解(トーン&マナーなど) |
コーディング補助 | 基本的なHTML、CSSの知識 デザインをWeb上で再現するスキル |
提案・修正対応 | ヒアリング 提案力 柔軟性 |
単価が比較的高く、1件のバナー制作で数千円、LPなら数万円になることも。複数の仕事をこなせば、十分に10万円以上が目指せます。

コーディング技術があってWebサイト全体の作成を任されるなら1件数十万円の報酬も可能です。
ただ、現在はAIの登場で簡単なデザインの報酬は下がりつつあるのが現状。だからこそ、単純な制作スキルだけでなく、クライアントの要望を汲み取り最適なデザインを提案できる提案力やコミュニケーション力を磨くことが大切になります。
Webデザインの「顔」をつくるスキルは応用できる範囲が広く、将来的にUI/UXデザインやマーケティング分野にキャリアが広げられることも魅力です。
【UI/UXデザインって?】
UI/UXデザインとは、次の部分をデザインすること。
・UI(ユーザーインターフェイス):見た目の使いやすさ(画面全体の配置・操作部分)
・UX(ユーザーエクスペリエンス):アプリ等使用時の「便利!」と感じる体験(使ったときの満足感)
Webライター
Webライターは、Webサイトやブログ記事、広告コピー、メールマガジンなどWeb上の文章を作成する仕事です。専門的な資格がなくても始められるので、在宅ワークの中でも人気が高く、未経験からでも挑戦しやすいのがその特徴。
Webライターの主な仕事内容 | 必要スキル |
ブログ記事・SEO記事執筆 | ライティング力 SEO基礎知識 リサーチ力(正確さ・信頼性が重要) |
広告コピー・商品紹介文作成 | コピーライティング マーケティング |
インタビュー記事執筆 | ヒアリング力 要約力 文章構成力 |
メールマガジンの執筆 | セールスライティング 顧客心理理解 |
記事構成・校正 | 論理的文章構成力 日本語表現力 |
案件の種類は実に幅広く、SEO記事やインタビュー記事、商品紹介記事などさまざま。最初は文字単価0.5〜1円程度の案件から始まることが多いですが、経験を積めば、文字単価2〜3円以上の高単価案件の受注も可能。1記事3,000〜5,000文字なら単価によっては1記事で1万円以上になり、執筆スピード次第で効率的に稼げます。

執筆スピードが速くなれば、収入効率も上げられますよ。
リサーチ力や構成力を磨くことで、作業時間が短縮できます。さらに、SEO知識や取材スキルが加われば継続案件や高単価案件を獲得しやすいです。
Webライターは文章を書くことが好きな人には魅力的な在宅ワーク。長期的に取り組めば、月10万円を現実的に狙えます。
【SEOとは】
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」のことを指します。
わかりやすくいうと、検索した際に、サイトや記事が検索結果の上位に表示されるように工夫すること。検索で見つけて読んでもらうためにおこないます。
動画編集者
動画編集は、SNSやYouTube用の動画をカット・テロップ・音声編集して仕上げる仕事です。ここ数年動画コンテンツの需要が急増していて依頼も幅広く、在宅でも安定して案件を獲得しやすい職種のひとつでもあります。
動画編集者の主な仕事内容 | 必要スキル |
動画のカット編集 | 編集ソフト操作(Premiere Pro、Final Cutなど) タイムライン理解 |
テロップ・字幕挿入 | デザイン力 |
BGM・効果音編集 | 音声編集 著作権知識 演出センス |
サムネイル制作 | デザインツール操作(Canva、Photoshopなど) デザイン力 |
色調整・エフェクト加工 | 映像表現力 カラコレ・カラグレ知識 |
構成・シナリオ制作 | 構成力 編集力 |
動画編集の報酬相場は1本当たり3,000円〜数万円。編集経験を積むことで、提案力や構成力のスキルを伸ばし、さらに高単価の案件を継続的に受注することも可能です。
ですが、AIを活用した自動編集ツールが普及し始め、単純なカットや簡易編集の単価は下がりつつあるのが現状です。そんな潮流の中でも、動画全体の構成力やどうすれば視聴者に刺さるかという「伝える力」がある人はますます重宝される存在に。案件獲得のチャンスも多いんですよ。
もし動画編集のスキルがあるなら、活かさない手はありません。スキルを磨いて安定収入を目指したい人にとって、動画編集は魅力あふれた仕事といえます。
【カラコレ・カラグレについて】
カラコレ・カラグレとは、映像を自然で見やすく、印象的に整える作業です。・カラコレ(カラーコレクション):映像を見やすく自然に整える工程(色の補正)・カラグレ(カラーグレーディング):作品のテイストを決める仕上げ(色の演出)
イラストレーター
イラストレーターはSNSアイコンやブログ・YouTubeなどに使われるイラストを描く仕事。画材などを買いに行かなくても、デジタルツールを使えば完全に自宅でできる在宅ワークで、人気が高い職種のひとつです。
イラストレーターの主な仕事内容 | 必要スキル |
全般 | デジタルツール (ClipStudio、Photoshop、Illustratorなど) デザイン力 |
SNSアイコン・プロフィール画像作成、キャラクターデザイン | ヒアリング力 オリジナリティ |
ブログ・YouTube用の挿絵作成 | デザイン力(視認性・わかりやすさ重視) |
LINEスタンプ・デジタル素材作成 | 発想力 マーケットリサーチ |
案件の相場は1枚当たり数千円以上の案件も多く、個人や企業など複数から受注すれば月10万円も狙えます。さらに、継続的に依頼を受けて安定収入を得ることも可能です。
ですが現在、AIイラストの普及により、簡単なイラストや大量発注の案件では単価競争になっているケースもあります。それでも、「オリジナル性」や「世界観」を求める案件では、依然として需要は高いんです。

ブランドの世界観の表現には、まだまだ「AIにおまかせ!」とはいかない場面もありますよ。
おすすめしたいのが、作品をSNSで発信してポートフォリオとして活用すること。イラストレーターの仕事は競争が激しくなっていますが、自分のスタイルを磨き続けて確立すれば長期的に高単価案件が狙えます。
内職よりスキルを身につけて在宅ワークで稼げた3人の体験談
手軽に始められるけど思うように稼げない内職。スキルを身につけて在宅ワークにシフトしたことで、自由な働き方で安定した収入を得られた事例があります。
ここでは、実際に低単価の仕事からキャリアを切り替えた3人の体験談を紹介します。
- 美容師からSNS運用代行へキャリアチェンジ
- 専業主婦からフリーランスへ!低単価から収入安定化
- 転勤族でも安心!オンライン秘書で収入2倍を達成
美容師からSNS運用代行へキャリアチェンジ
美容師・アイリストとして働いていたあいなさんは、コロナ禍で仕事が激減し、退職。インスタで知ったSNS運用代行の仕事に興味を持ち、リモラボに参加しました。
入会前にはパソコンすらなかった状態で、Canvaをダウンロードするところからのスタートでした。リモラボ企画の壁打ちやリサーチ研究会に参加して、問合せが入るように。参加1年後には、以前の約3倍の収入になりました。
SNS運用もデザインも未経験、パソコンすら持っていない「ないないづくし」からのスタートでした。未経験からでも、リモラボ企画でスキルを磨いて積み上げることで、企業からの依頼に4〜5時間かかっていた作成時間も現在は1時間まで短縮しています。

あいなさん、今ではなんと、添削者サイドに立っているんですよ。
未経験でもスキルを身につければ、内職では考えられない収入も実現可能です。
専業主婦からフリーランスへ!低単価から収益安定化
10年間専業主婦をしていたりんまさんは、一念発起してフリーランスライターに。働き方には満足していましたが、低単価で疲弊していました。ライター業と同時に女性活躍推進事業を行政と協働して企画運営していたのですが、女性の働き方支援とフリーランスの収入の2軸を何とかできないかと悩む日々でした。
Canvaを使用したデザイン業務を始めたけれど自己流でなかなかうまくいかず、専門家から学ぼうとリモラボに参加。インスタ運用の他、マーケティング知識などのスキルを磨くことでリモラボ参加2ヶ月目で案件獲得。
スキルが身につき仕事の幅も広がり、遠くまで見渡せるようになったことで、収入の質もUP!挫折を繰り返していた参加前と比べると、安定収入とずっと働ける可能性への気付きを得られた、りんまさんです。
転勤族でも安心!オンライン秘書で収入2倍を達成
歯科衛生士という国家資格を持っているゆりさんは、4年に1度ある夫の転勤で長く働けないため正社員として採用されず、時給1,000円でパート勤務をしていました。
描いていた理想とは真逆の未来が見えたとき、新しいスキルを学びたいと考えるように。私が問いかけた「人生の目標」について真剣に考えたゆりさんは、ライフステージが変わっても働き方を変えなくていい方法を学ぶため、リモラボに参加しました。
未経験・実績ゼロのスタート。ですが、未経験の業務でも積極的に挑戦することで信頼を積み重ね、リモラボ参加後2年で月収30万円を達成できました。
夫の転勤があっても、県外の実家に長期間帰省しても、オンライン秘書の仕事はどこにいてもできます。もちろん、生まれた娘と一緒に過ごすことも。場所に縛られない在宅ワークが生活の不安を減らし、収入面でも大きくプラスになりました。
内職・在宅ワークの具体的な始め方
在宅で収入を伸ばすには、仕事選びから案件の獲得まで順序立てて進めるのがいちばん。「そう言われても、何から始めたらいいのか分からない……」という方に向けて、ここでは具体的な順序を4ステップでわかりやすく解説します。
- STEP1:自分に合った仕事を選ぶ
- STEP2:必要なスキルを身につける
- STEP3:初案件を獲得する
- STEP4:継続案件を獲得し単価を上げていく
STEP1:自分に合った仕事を選ぶ
在宅で働く前に、まず最初にやるべきは「自分に合った仕事を選ぶ」こと。
合わない仕事を選んでしまうと、苦痛に感じたり、途中で挫折してしまう原因にも。逆に、得意分野や生活リズムに合う仕事であれば、無理なく続けられてスキルも自然に伸ばせます。結果的に、自分に合った仕事を選ぶと収入アップにつながりやすいんです。
- パソコンを使った仕事がしたい→Webライター、Webデザイナー
- SNSが得意→SNS運用代行
- コミュニケーションが得意→オンライン秘書
- 手作業が得意→ハンドメイド販売
- 集中力がある→データ入力、リサーチ系業務
このように、自分の特性が活かせる仕事を選ぶのがおすすめ。大切なのは「楽しいと感じるか、感じないか」です。

楽しさややりがいがあれば、続けることが苦痛になりませんし、案件を積み重ねて成長できますよね。
また、生活リズムを考慮することも大事です。子育て中でまとまった時間が取りにくい人は、短時間で完結する仕事を選ぶと無理がないでしょう。自分の強みや環境を見極めて、自分に合ったタイプの仕事を選ぶことは、在宅での仕事を長く続けられる秘訣です。
STEP2:必要なスキルを身につける
在宅ワークを選んで安定収入を目指すなら、スキル習得は前提条件。内職であればスキルがなくても始められますが、そのぶん単価も収入も低くなってしまいます。
おすすめの在宅ワークのひとつ「オンライン秘書」を例に見てみましょう。以下のスキルマップに、オンライン秘書に必要なスキルをまとめました。
基本となるスキルはこちらの5つ。
- タスクスケジュール管理
- コミュニケーション
- 資料作成
- リサーチ
- データ管理・セキュリティ
幅広いスキルが求められますが、最初からすべてできる必要はありません。
コツコツとひとつずつスキル習得を積み重ねてレベルアップすることで、担当できる業務の幅は着実に広がりますよ!
また、スキルの有無は収入に直結し、同じ時間でも高単価の案件を受けられるようになります。在宅で仕事を始めるなら、自分に合った仕事に必要なスキルを磨いていきましょう。
STEP3:初案件を獲得する
最低限のスキルが身についたら、クラウドソーシングサイトを利用して初案件を獲得しましょう。最初の仕事を受注できるかどうかは、その後の成長や継続に大きく関わってきます。
クラウドソーシングサイトを勧める理由は、初心者歓迎の案件が多いからです。単価は低いかもしれませんが、初案件を得るには最適な方法ですよ!
在宅ワークを始めるにあたって大切なのは、いきなり高単価・高収入を狙うことではありません。最初の実績作りは「1円でも報酬が発生する仕事」をこなして信用を得ることが目的なんです。
初案件の獲得は、スタートラインに立つことと同じ。実績は仕事を続けていく自信にもつながります。最低限のスキルが身についたと思ったら、クラウドソーシングサイトで案件を探して応募、獲得することが、次の1歩です。
STEP4:継続案件を獲得し単価を上げていく
在宅ワークで安定して稼ぐための次のポイントは、継続案件を獲得して単価を上げていくこと。継続案件を得るには、クライアントに丁寧に向き合い、信頼の積み重ねを大切にしましょう。
「納期遵守」は信用に大きく関わります。遅延はクライアントの業務全体の遅滞につながることもあるんです。
次に「丁寧なやりとりを心がけること」。質問や確認事項には迅速、誠実に対応しましょう。
クライアントの安心感につながって、印象UPですよ。
「成果の報告」──たとえば進捗状況や改善提案の共有で、クライアントからパートナーとして見てもらえるようになります。
日々の姿勢で築かれる信頼で、リピート依頼も増えていきます。継続的な取引が増えれば、案件を探す手間や時間が減るだけでなく、単価が上がりやすくなり、収入の安定化につながります。
意識して取り組むことで継続案件を獲得していきましょう。
内職・在宅ワークを始めるときの注意点3選
在宅で収入を得られる仕事は魅力的に見えますが、始める際には気をつけなければならない落とし穴もあります。ここでは、トラブルを避けるために初心者だからこそ知っておきたい注意点を3点紹介します。
- 初期費用がかかる仕事は避ける
- 怪しい詐欺案件に注意する
- 作業にかかる時間を甘く見ない
初期費用がかかる仕事は避ける
在宅ワークや内職の案件を探していると、「仕事を始めるために○○円必要」と初期費用を求める案件に出会うことも。このようなケースの多くは詐欺や悪徳商法の可能性が高く、注意が必要なんです。
「この道具・教材を購入すれば仕事がもらえます」と高額の商品を売りつけて、実際には仕事がないというケースも多くあります。特に、「絶対稼げる」「簡単に高収入」という甘い言葉とセットで費用を請求してくる案件は、絶対に避けた方がいいです。「案件を始めるために必ずお金が必要」という形式のものは、まず、警戒しましょう。

もちろん、パソコンソフトやデザインソフトなど、自分で自分に投資するのは別ですよ。
在宅ワークや内職の案件を探す際には、「初期費用が発生する案件=危険」と心得ておくのが安心です。注意を怠らないようにしましょう。
怪しい詐欺案件に注意する
在宅ワークや内職を探しているときに届く、SNSやLINEを通じた「高収入保証」の勧誘は要注意です。ぱっと見は魅力的に見えてしまいますが、実際には詐欺目的のケースが多く報告されています。

安易に応じると、大きな被害につながることも……!
よく見られるのは、「登録するだけで月10万円以上!」などと謳って個人情報を提出させる手口。個人情報には、口座番号や住所、家族構成などが含まれることがあり、情報を悪用される被害の報告もあります。
簡単に高収入を得られる仕事は存在しません。一般的な案件では、仕事内容や報酬形態がはっきりしています。曖昧な説明しかなく「簡単に稼げる」「秘密の仕事」など甘い言葉が並ぶ案件は、疑うのが賢明です。
安心してできる在宅ワークを探すときには「うまい話には必ず裏がある」と思って、甘い言葉の並ぶ案件は疑いましょう。
作業にかかる時間を甘く見ない
在宅ワークや内職を始める際に期待しがちなのが「スキマ時間でできる=続けられる」という誤解。実際に始めてみると思ったよりもずっと作業時間が必要なことが多く、時間確保できずに挫折してしまうケースが少なくありません。
特に、単価が低い案件の場合は気をつけましょう。
一定の収入を得るためにはどうしても長時間の作業が必要になります。この現実を知らずに短時間で簡単に稼げると思い込むのは危険です。
家庭や本業との両立を考える人にとっても、作業時間の確保は課題です。子育てや家事、勤務時間を考えずに取り組むと、生活リズムが崩れてどれも中途半端になったり、がんばりすぎて体調を崩すリスクも。
だからこそ、在宅での仕事を始める前に、仕事をこなすのに必要な時間を見積もって、生活とのバランスを確認しましょう。無理なく続けられないと、安定収入にはつながりませんよ。
まとめ
この記事では、内職でいくら稼げるのかと在宅で収入を得るための選択肢についてご紹介しました。
内職の平均時給はわずか522円、内職をしている人の内62%が月収2万円未満という実態があります。気軽に始められる内職は、実際は低単価で安定した収入にはなりにくいのが実情。Web系在宅ワークであれば、スキルを活かすことで、内職よりも高単価で継続して働けます。
- SNS運用代行
- オンライン秘書
- WEBデザイナー
- Webライター
- 動画編集者
- イラストレーター
在宅ワークを始める際に大切なのは、自分に合った仕事を選んで、必要最低限のスキルを身につけてから案件を獲得することです。内職や在宅ワークを探す際には、初期費用が掛かるなどの詐欺案件に気をつけることも大切。

トラブルを未然に防ぐこともポイントですよ。
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