初心者Webライター向け!案件獲得できるポートフォリオ完全ガイド

「Webライターにポートフォリオって本当に必要なの?」

「実績が少なくて、ポートフォリオになにを載せればいいかわからない……」

「どのようなポートフォリオが案件獲得につながるの?」

ポートフォリオの必要性は感じつつも、結局よくわからなくて作成を諦めていませんか?

この記事ではポートフォリオを作るメリットから6つの必須ポイント、実績ゼロでも書ける具体的な作成ステップをレベル別の見本を見せながら解説します。

作成方法を理解して、あなたの魅力がしっかり伝わるポートフォリオを作り、自信を持って案件に応募しましょう。

もくじ

Webライターがポートフォリオを作るメリット

実は、ポートフォリオがあるかないかで、案件獲得のチャンスは大きく変りますよ。

こもりん

ここでは、初心者こそポートフォリオを作るべき3つの理由を詳しく見ていきましょう。

この章で解説すること

  • 案件獲得のチャンスが広がる
  • 強み・得意ジャンルを整理できる
  • 信頼性を高められる

案件獲得のチャンスが広がる

ポートフォリオを作ると、クラウドソーシングサイト以外の案件にも挑戦できます。

企業案件に応募するときには、ポートフォリオの提出を求められるケースが多いです。クラウドソーシングサイトの提案文だけでは文字数制限もあって、あなたの強みや経験を十分にアピールできません。

気になる企業のお問い合わせフォームから直接営業するときも、ポートフォリオのURLがあれば説得力が違います。企業の採用担当者は実績や文章力をひと目で確認できるので、返信率も上がるでしょう。

こもりん

その結果、仕事の選択肢が増えて、自分に合った条件の案件を選べるようになりますよ。

強み・得意ジャンルを整理できる

ポートフォリオ作成は、自分の棚卸しをする絶好の機会になります。

今までの仕事や趣味、興味のあることをひとつずつ深掘りしていくと、自分でも気づかなかった強みが見えてきます。なんとなく持っていた知識や経験が、大きな武器だったと気づくことも多いです。

実績がなくても、過去の経験を振り返って、その分野のサンプル記事を作ってポートフォリオに載せることができます。たとえば、営業経験があれば商品紹介記事、子育て経験があれば育児系記事など、自分の経験がそのまま強みに。

こもりん

漠然としていた自分の強みが明確になって、自信を持って案件に応募できますね。

信頼性を高められる

顔が見えないWeb上のやり取りの中で、ポートフォリオは「ライターとして活動している」という証明になります。実績や経歴、スキルなどをきちんとまとめて公開しているだけで、クライアントはあなたの人柄やスキルレベルを事前に把握できます。心理的なハードルが下がって、受注率アップにつながるんです。

ポートフォリオを通じてお互いの理解が深まることで、安心して仕事を進められるように。継続案件にもつながりやすくなりますよ。

こもりん

「あなたにお願いしたい」と言われる確率がグッと上がります。

クライアントがポートフォリオで判断したいこと

ここでは、発注する側の目線で重視されている3つのポイントを詳しく解説していきます。

この章で解説すること

  • 基本的なライティングスキルがあるか
  • 案件に専門性や強みが合っているか
  • 信頼できる人間性か

クライアントがどんな情報を求めているか知っておきましょう!

基本的なライティングスキルがあるか

ポートフォリオ自体がひとつの作品になるため、クライアントはその文章や構成からもあなたのライティング力を判断しています。

誤字脱字がないか、読みやすい構成になっているか、要点がまとまっているかなど、ポートフォリオのできがそのままあなたのスキルの証明に。情報をたくさん詰め込めばいいわけではありません。必要な情報を整理して、読みやすくまとめる力があるかを見られています。

こもりん

ポートフォリオを丁寧に作り込むことが、あなたのライティング力のアピールに。

案件に専門性や強みが合っているか

クライアントは、募集している案件とあなたの得意分野がマッチしているかを確認しています。

美容記事を依頼したいクライアントは美容に詳しいライターを、育児記事なら子育て経験がある人を優先的に選びたいと考えるのは自然なことですよね。

だからこそ、ポートフォリオには自分の得意ジャンルや関連する経験を書きましょう。

こもりん

実績がなくても、その分野に詳しいことを示せる情報があれば積極的に載せるとよいです。

同じ条件なら、その分野の経験がある人のほうが選ばれやすいもの。クライアントが求めるスキルと自分の強みをマッチングさせることが、案件獲得の近道ですよ。

信頼できる人間性か

クライアントはスキルだけでなく、安心してやり取りできる人かどうかも重視しています。

いくら文章力が高くても、連絡が取れなくなったり、納期を守らなかったりするライターとは仕事を続けられません。

以下のような細かい部分から、あなたの人柄や仕事への姿勢が判断されています。

  • 連絡先や対応可能時間の明記
  • 返信スピードの目安
  • 実績紹介で仕事への取り組み姿勢

結果としてスキルと人間性の両方が伝わるポートフォリオを作ることで、クライアントから信頼され、継続的な案件につながりやすくなります。

こもりん

Webライターとして成功するには、スキルだけでなく人間性も大切。

どんな人がWebライターに合っているか気になる方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

Webライターのポートフォリオ必須の6要素

クライアントの視点がわかったところで、次は実際にポートフォリオに載せる内容を見ていきましょう。

ここでは、最低限これだけは押さえておきたい6つのポイントを解説します。

この章で解説すること

  • 基本情報
  • プロフィール
  • 実績・スキル
  • 対応できる業務と単価
  • 稼働情報
  • 連絡先
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必要な情報が伝わるポートフォリオを完成させましょう。

基本情報

氏名、肩書き、連絡先、プロフィール写真といった基本的な情報をきちんと載せることは必須です。クラウドソーシングならペンネームでも活動できますが、企業と直接取引をするなら本名のほうが圧倒的に信頼されやすいため、ポートフォリオには本名を書きましょう。

プロフィール写真は顔出し必須ではありませんが、あると信頼感が高まります。顔出しが難しければ、後ろ姿や似顔絵イラストなどの人物像がイメージできる画像があったほうが親近感を持ってもらえます。

こもりん

基本情報をしっかり載せることで、プロフェッショナルな印象を与えることができますよ。

プロフィール

プロフィールは、あなたの経験や強みを効果的にアピールする重要な部分。

過去の経験や得意分野をすべて羅列するのではなく、受注につながりそうな情報を厳選して書きましょう。情報が多すぎると、かえってなにが強みなのか伝わらなくなります。

こもりん

専門知識や資格があれば積極的にアピールしましょう。

また、納期厳守や丁寧なコミュニケーションなど、仕事に誠実に取り組む姿勢を伝えることも大切です。

プロフィールを読んだクライアントが「この人に依頼したい」と思えるよう、あなたの魅力を凝縮して伝えましょう。

実績・スキル

実績は、あなたのライティング力を証明するのに必要な材料。SEO記事、コラム、取材記事、SNS投稿文など、さまざまなテイストの文章を見せることで幅広い対応力をアピールできますよ。

こもりん

実績が少なければ、サンプル記事を作るのでもOK!

ライティング以外のスキルも積極的に載せましょう。記事構成の作成、文章の添削、WordPressや画像編集ツールの使用など、プラスαのスキルがあると案件獲得のチャンスが広がります。企画力やリサーチ力も評価されるスキルのひとつですよ。

スキルアップのために資格取得を考えている方は、以下の記事も参考にしてください。

対応できる業務と単価

業務範囲と料金を事前に示せば、クライアントも予算感を把握できて、依頼するかどうかの判断がしやすくなります。

具体的には、文字単価をジャンル別に記載しましょう。得意ジャンルは1.5円、専門外は1円など、差をつけてもOKです。構成作成の有無、図解作成、WordPress入稿など、オプション業務の料金も明記すると親切です。

こもりん

単価設定に迷う場合は、最初は「1円~」と幅を持たせて書いてもいいでしょう。

このように料金をわかりやすく見せることで、クライアントとの認識のズレを防ぎ、お互いに気持ちよく仕事を進められます。

稼働情報

いつ、どのくらい働けるのかがわからないと、クライアントは依頼後のやり取りに不安を感じます。稼働情報を明確に示すことで、クライアントに安心感を与えることができますよ。

たとえば「平日9~18時対応可能」「月60時間まで稼働できます」など、具体的な稼働時間を書いておくことで、依頼した後のイメージを持ってもらえます。緊急時の対応についても「急ぎの案件は事前相談で対応可」といった情報があると、クライアントは安心します。

こもりん

納期の目安も書いておくと親切ですね。

事前に稼働時間を伝えておくことで、ミスマッチを防げますよ。

連絡先

連絡先を明確にすることで、クライアントがストレスなく問い合わせできます。「お問い合わせください」とだけ書いても、どこに連絡すればいいのかわからずに離脱してしまうクライアントもいます。メールアドレスや問い合わせフォームなど、具体的な連絡方法を必ず明記しましょう。

基本の連絡先はメールアドレスですが、使えるツールも一緒に書いておくとベター。Chatwork、Slack、LINEなど、クライアントが使い慣れているツールに対応できることを示せば、仕事を始めやすくなります。

こもりん

連絡先がわかりやすいだけで、問い合わせ率が上がりますよ!

Webライターポートフォリオの作り方7ステップ

いよいよ実際にポートフォリオを作っていきましょう。初めて作る方でも迷わないように、7つのステップで解説します。

こもりん

まずは完成させることを目標にして、進めていきましょう。

使用するツール・サービスを決める

最初のステップは、ポートフォリオを作るツール選びです。

ポートフォリオの見た目や使いやすさは、選ぶツールによって大きく変わります。自分の目的やアピールしたい内容に合わせて、最適なツールを選ぶことが大切。

初めて作るなら、まずは無料で操作が簡単なサービスから始めるのが現実的。デザインの知識がなくても、テンプレートを使えば整ったデザインに仕上がります。慣れてきたら、より高機能なツールに移行することもできます。

こもりん

悩んでいる時間があったら、とりあえずひとつ選んで作り始めたほうが前に進めますよ。

どのツールがいいか迷っている方は、「Webライターポートフォリオにおすすめのツールと特徴」も参考にしてくださいね。

強み・実績・スキルを棚卸しする

2つ目のステップは、ポートフォリオに載せる情報の棚卸しです。

まずは今までの人生を振り返って仕事経験、趣味、資格、得意なことを全部書き出してみましょう一見ライティングと関係なさそうなことでも、意外な強みになることがあります。

こもりん

たとえば、料理が趣味ならレシピ記事が書けますし、転職経験があれば転職系メディアで活かせます。

すべての情報を載せると焦点がぼやけてしまうので、クライアントにアピールできそうなもので、仕事につながるものを3〜5個選びましょう。

この作業をすることで、自分では当たり前だと思っていたことが、実は貴重なスキルだったと気づくことも多いんです。意外なところに、あなただけの強みが隠れているかもしれません。

サンプル記事を作成する

実績ゼロでも、サンプル記事があれば十分な判断材料になります。クライアントが知りたいのは「この人はどんな文章を書くのか」ということ。それを証明できれば、実績の有無は関係ありません。

作成するときは、得意分野や受注したいジャンルで3記事ほど用意しましょう。美容に詳しいなら「スキンケアの基礎知識」、転職経験があるなら「転職活動の進め方」など、自分の知識や経験を活かせるテーマを選びます。

文字数は2,000〜3,000字程度がおすすめ。短すぎると実力が伝わりませんし、長すぎると読んでもらえません。noteやブログ、Googleドキュメントで公開すれば、URLを記載するだけで簡単に見てもらえます。

こもりん

サンプル記事があるだけで、応募時の説得力が違ってきますよ。

プロフィール文を作成する

プロフィール文は、棚卸しした情報を魅力的にまとめる作業。先ほど棚卸しした強みや経験の中から、ライティングに活かせるものを選んで文章にまとめましょう。情報を詰め込みすぎると読みづらくなるので、簡潔に!

経歴だけでなく、仕事への姿勢も重要なアピールポイント。クライアントが安心できる要素を入れると効果的です。また、なぜWebライターになったのか、どんな記事を書きたいのかという想いも添えると、人柄が伝わります。

こもりん

ただし、長くなりすぎないよう注意。あくまでも仕事に関連する内容に絞りましょう。

プロフィール文は何度も推敲して、わかりやすい文章に仕上げてください。プロフィールは自己紹介ではなく、仕事獲得のための営業文だと考えましょう!

その他の情報を簡潔にまとめる

対応できる業務範囲、稼働時間、使えるツールなどライティング以外の情報も、案件獲得につながる重要な要素。クライアントが依頼を検討するときの判断材料になるため、以下のようにまとめておくといいです。

  • 稼働時間:平日9〜18時
  • 納期:3,000文字なら3日以内
  • 使えるツール:Googleドキュメント、Canva、Slack

これらの情報があることで、クライアントは依頼後の流れを具体的にイメージできます。

また、職歴や趣味などの経験も、内容次第では強みに。旅行が趣味なら観光記事や取材対応ができますし、前職が販売員なら商品紹介記事で経験を活かせます。案件につながる場合は記載しましょう。

こもりん

意外な経験が、クライアントの目に留まるきっかけになることもありますよ!

デザインやレイアウトを整える

デザインやレイアウトは、あなたの「見やすさへの配慮」を示す重要なポイントです。

クライアントは、ポートフォリオのデザインからも仕事の丁寧さを判断しています。ただし、凝った装飾は必要ありません。シンプルで読みやすいレイアウトのほうが、プロらしさが伝わります。

具体的には以下のポイントを押さえれば十分です。

  • 見出しを使って情報を整理する
  • 箇条書きで要点をまとめる
  • 適度に改行を入れる
  • 文字サイズを統一する

最近はスマホでポートフォリオを確認するクライアントも多いので、スマホでも見やすいかチェックしましょう。

こもりん

デザインセンスに自信がなくても大丈夫。テンプレートを活用すれば、初心者でもプロっぽい仕上がりになりますよ。

必要な場所に掲載する

最後のステップは、作ったポートフォリオを適切な場所に掲載すること。

せっかく作ったポートフォリオも、誰の目にも触れなければ意味がありません。案件に応募するときだけでなく、日常的にクライアントの目に入る場所に設置することが重要です。

X(Twitter)やInstagramなどのSNSのプロフィールにポートフォリオのリンクがあれば、投稿を見た人がすぐにアクセスできます。メールの署名欄に載せるのも効果的。名刺を作る場合は、ポートフォリオのURLやQRコードを印刷しておきましょう。

こもりん

対面で会った人にも簡単にポートフォリオを見てもらえますよ。

さまざまな場所に書くことで、さまざまなルートから見つけてもらえますね。

Webライターがポートフォリオ作成で注意すべきこと

ポートフォリオの作り方がわかったところで、ここからは作成時に注意すべきポイントを解説します。初心者がついやってしまう失敗は、実は誰もが通る道。

この章で解説すること

  • 誤字脱字・リンク切れを防ぐ
  • 「初心者・勉強中」と書かない
  • 「なんでも書けます」はNG
  • テンプレをそのまま使わない
  • 実績記事は無断で公開しない
  • 情報を盛り込みすぎない
こもりん

同じミスをしないように気をつけましょう。

誤字脱字・リンク切れを防ぐ

ポートフォリオの誤字脱字は、ライターとしての信頼を一瞬で失う致命的なミスです。

【失敗例】
「私は生地を書くのが得意で、今まで50本以上執筆してきまいた」

文章のプロが自分のポートフォリオで誤字脱字をしていたら、「この人に仕事を任せられない」と判断されてしまいます。リンク切れも同様で、URLをクリックして「ページが見つかりません」と表示される、リンクが古いアカウントのままだと、それだけで信頼を失ってしまうことも……。

こもりん

誤字脱字やリンク切れがないのは、ライターとして当たり前のこと。

対策として、公開前に必ず確認、定期的にすべてのリンクをチェックする習慣をつけることが大切です。

「初心者・勉強中」と書かない

「初心者です」「勉強中です」と書く人が多いですが、これはマイナスなイメージになることも……。

【失敗例】
「Webライター初心者ですが、一生懸命頑張ります!まだまだ勉強中です」

謙遜や安心材料のつもりでも、クライアントからすれば頼みづらい人に映るだけ。同じ料金なら経験者を選ぶのが普通です。

さらに問題なのは、この言葉が悪質な業者を引き寄せることです。「初心者歓迎!」と言いながら、極端に安い単価で大量の仕事を押し付ける詐欺案件に狙われやすくなります。

こもりん

経験が浅くても、「初心者」と書くメリットはありません。

代わりにサンプル記事や得意分野、仕事への姿勢など、前向きな情報でアピールしていきましょう。

「なんでも書けます」はNG

「なんでも書けます」というアピールは、一見よさそうですが実は逆効果。

【失敗例】
 「どんなジャンルでも対応可能です!なんでも書けるので、お気軽にご相談ください」

クライアントは特定の分野に詳しいライターを探しています。「なんでも書けます」と言われても、むしろ「なにも専門性がない人」という印象を与えてしまいます。実績がないうちは特に、この言葉は信頼性を下げるだけです。

「なんでもできる」は「なにもできない」と同じ。具体的に「美容系記事が得意」「転職経験を活かした記事が書ける」など、自分の強みを明確に打ち出しましょう。狭く深くアピールしたほうが、案件獲得につながりやすくなります。

こもりん

専門性を絞ることで、かえってチャンスが広がるんです。

テンプレをそのまま使わない

ネットで見つけたテンプレートをそのまま使っている人がいますが、これは避けましょう。テンプレートは構成の参考にする程度に留めてください。丸写しは、クライアントに「この人、考える力がないのかな」と思われてしまいます。

【失敗例】
「私は〇〇を得意としていて、△△の経験があります。□□を心がけて執筆しています」と、テンプレートを穴埋めしただけ

自分の言葉で書くことが大切です。テンプレの型を参考にしながらも、具体的なエピソードや自分だけの経験を盛り込んで、オリジナリティを出しましょう。

たとえば「丁寧な文章を心がけています」より「専門用語には必ず解説を入れます」のほうが具体的で伝わりますよね。

こもりん

あなたらしさが伝わるポートフォリオこそ、クライアントの心に響きますよ。

実績記事は無断で公開しない

クライアントに納品した記事を実績として載せるときは、必ず許可を取りましょう。多くの案件には守秘義務があります。無断で公開すると契約違反になり、最悪の場合は損害賠償を請求されることも……。記名記事でも、勝手に載せていいわけではありません。

【失敗例】
「〇〇メディアで執筆しました!」と記事URLを勝手に公開

クライアントによっては「メディア名だけならOK」「URLは非公開で」など条件付きで許可してくれることもあります。許可が得られない場合は、ジャンルや記事の概要だけを記載しましょう。

こもりん

自分のアピールばかりを考えず、クライアント目線に立つことも忘れずに!

情報を盛り込みすぎない

ポートフォリオに情報を詰め込みすぎると、かえって読んでもらえなくなります。

【失敗例】
 趣味、特技、好きな食べもの、ペットの話まで延々と書いている

クライアントは忙しい中でポートフォリオを見ています。関係ない情報が多すぎると、重要な部分にたどり着く前に読むのをやめてしまいます。これでは、せっかくのチャンスを逃すことに……。

案件受注に関係ない情報は思い切って削りましょう。すべての情報に「これは仕事につながるか?」と自問自答してみてください。必要な情報だけを簡潔にまとめることで、プロらしいポートフォリオになります。

こもりん

シンプルで読みやすいポートフォリオのほうが、印象に残りやすいですよ。

案件獲得につながるポートフォリオのコツ

ここまでの内容でポートフォリオは作れますが、さらに案件獲得率を上げるコツがあります。ここでは、今すぐ実践できる方法を紹介します。

この章で解説すること

  • 自分をアピールできる肩書をつける
  • 具体的な数字を活用する
  • クライアント目線の情報を入れる
  • 定期的に更新する

ちょっとした工夫で、クライアントの目に留まりやすくなり、選ばれる確率もアップ!

自分をアピールできる肩書をつける

こもりん

「Webライター」だけの肩書では、ほかのライターと差別化できません。

ひと目で「なにが得意なライターか」がわかる肩書をつけることで、ポートフォリオを読み込まなくても、あなたの強みが伝わります。美容記事を探しているクライアントなら、「美容専門ライター」という肩書を見ただけで興味を持ってくれるでしょう。

実績がまだない場合は、経験や強みを活かした肩書を考えましょう。「子育てママライター」「元営業マンライター」「旅行好きライター」など、自分の経験を活かせば、実績ゼロでも魅力的な肩書が作れます。

肩書は、ポートフォリオを読んでもらうきっかけになるもの。1秒で伝わるキャッチコピーだと思って、じっくり考えてみてください。

具体的な数字を活用する

数字を使うだけで、ポートフォリオの説得力が格段に上がります。以下のように具体的な数字にすることで実績が明確に伝わり、信頼性が高まりますよ。

例)

「たくさんの記事を書いてきました」→「100記事以上執筆」
「長年の経験」→「5年間」
「多くのクライアント」→「30社以上」

実績がまだ少ない場合でも、数字は使えます。たとえば「ブログを3年間継続」「月5本のペースで更新」「1記事3,000文字以上」など、アピールできる数字を探してみてください。前職の経験でも「顧客満足度95%」など、使える数字があるはずです。

こもりん

数字は、読み手の納得感を高めます。積極的に活用して、説得力のあるポートフォリオを作りましょう。

クライアント目線の情報を入れる

自分目線ではなく、クライアントにとって価値のある情報を入れることが重要です。

単に「SEO記事が書けます」と書くより、「検索上位を狙うため、競合分析と検索意図の把握を徹底しています」と書いたほうが、クライアントは安心して依頼できます。どんな工夫をして、どう役立てるのかが具体的に伝わるからです。

サンプル記事を載せるときも、ただURLを貼るだけでなく、工夫した点を添えると効果的。執筆時に心がけていることも積極的に書きましょう。「納期の3日前には初稿提出」「修正は2営業日以内」など、クライアントが気になる点を先回りして伝えれば信頼を獲得できます。

こもりん

クライアントが本当に知りたい情報を意識することで、選ばれるポートフォリオになりますよ。

定期的に更新する

作ったまま放置されたポートフォリオは、マイナスの印象を与えてしまいます。

最終更新日が1年前だと「この人、今は活動してないのかな」と思われてしまいます。せっかく新しい実績を積んでいても、ポートフォリオに反映されていなければ、実力が伝わらないまま機会を逃すことも……。

新しい実績を追加する、サンプル記事を差し替える、プロフィール文を見直すなど、小さな更新でも構いません。定期的に手を入れることで、アクティブに活動している印象を与えられます。

こもりん

更新のタイミングで、リンク切れのチェックや誤字脱字の確認もできて一石二鳥。スキルアップに合わせて単価を上げることも忘れずに。

古い情報のままでは、せっかくのチャンスを逃してしまいます。月1回は更新するのがベスト!

Webライターポートフォリオにおすすめのツールと特徴

ツール選びで迷っている方のために、ここでは初心者でも使いやすい5つのツールを紹介します。それぞれ特徴が違うので、自分のスキルレベルや目的に合わせて選んでください。

この章で解説すること

  • note
  • WordPress
  • Notion
  • Canva
  • edireco
こもりん

まずは試してみて、使いやすいものを選ぶのがおすすめ。

①note

noteは最も手軽に始められる無料のプラットフォーム。利用者が急増していて、多くのWebライターが活用していますアカウントを作ればすぐに書き始められる手軽さが最大の魅力。サンプル記事もnote内でそのまま執筆・公開できるので、ポートフォリオとサンプル記事を一箇所にまとめられます。

こもりん

シンプルなデザインのため、文章を書くことに集中できますよ。

プロフィール欄の「仕事依頼タブ」では、自分のnoteを見た企業や個人が直接ライターへ依頼メッセージを送れる仕組み。また、記事ごとに公開・非公開を設定できるので、クライアント専用の限定公開記事も作れますよ。

②WordPress

WordPressは本格的なポートフォリオサイトを作りたい人向けのツール。デザインテーマが豊富でレイアウトを細かくカスタマイズできるので、ほかのライターと差別化しやすいのが特徴です。

WordPress自体がスキルのアピールになるのも大きなメリット。「WordPress入稿対応可」と書けるだけで、受注できる案件の幅が広がります。SEO対策もしやすいので、検索からの流入も期待できますよ。

こもりん

無料プランもあるので、お試しで始めやすいツールです。

③Notion

Notionは無料で使える多機能なノートツールで、シンプルながら柔軟にカスタマイズできるのが特徴。

ポートフォリオとして使う場合、テンプレートを選んで文章や画像、動画、PDFを組み合わせるだけで、統一感のあるページを簡単に作れます。作成したページはURLで公開可能。サーバー契約や専門的な知識は不要です。

たとえば、記事の一覧・自己紹介・得意分野などを1ページにすっきりまとめられるのも強み。

こもりん

デザインよりも「読みやすさ」や「内容の見せ方」を重視したいライターにぴったりのツールです。

④Canva

Canvaはブラウザやスマホアプリから使える無料のデザインツールです。

ドラッグ&ドロップで簡単に素材を配置できるので、デザイン初心者でも安心。

ポートフォリオや自己紹介カード、PDF資料などをテンプレートから簡単に作れます。作ったデザインはPDFや画像として保存・共有でき、クラウド上に自動で保存されます。

こもりん

クライアントの好みに合わせた形式で作成できるのが便利。

見た目にこだわりたいけど難しい操作は苦手、という人にもぴったり。文章だけでなく、ビジュアルで印象を残したいライターにおすすめのツールです。

⑤edireco

edirecoライター専用に作られた無料のポートフォリオ作成サービス。経験年数や執筆ジャンル、スキルなど、ライターのポートフォリオに記載すべき項目があらかじめ用意されているのが特徴です。執筆や編集など、携わった記事のどの部分を担当したかを選択する項目もあり、記事と一緒にポートフォリオに載せることができます。

こもりん

フォーマットに沿って記入するだけで、すぐにポートフォリオが完成しますよ。

ペンネーム別に複数のポートフォリオを作れるので、ジャンルごとに使い分けることも可能。自分の実績をわかりやすく見せたいライターにぴったりのツールです。

【レベル別】Webライターポートフォリオの見本紹介

実際のポートフォリオがどんなものか、イメージが湧かない人も多いでしょう。ここでは、初心者向けと中級以上向けのポートフォリオを紹介します。

この章で解説すること

  • 初心者向け見本
  • 中級以上向け見本

それぞれのレベルに合わせたアピール方法を参考にして、自分だけのポートフォリオを作ってみてください。

初心者向け見本

ライターとしての実績がない方は、前職の経験や趣味などを記載して、それがどう活かせるかを示しましょう。

【初心者向けポートフォリオ見本】

■基本情報
SEOライター・Webライター 田中花子

■プロフィール
2024年よりWebライターとして活動を開始しました。前職では5年間、化粧品販売員として接客業務に従事。お客様の悩みに寄り添い、最適な商品を提案する経験を積みました。この経験を活かし、読者の悩みに共感できる記事執筆を心がけています。

■得意分野
・美容(日本化粧品検定2級保有)
・育児(2児の母として実体験あり)

サンプル記事
美容:「30代からの正しいクレンジング方法」
育児「イヤイヤ期の対処法5選」
専門知識がない方にもわかりやすい表現を心がけ、すぐに実践できる内容を執筆しています。

■対応できる業務と単価
・記事執筆(リサーチ含む)
・簡単な画像選定

・文字単価:1円~(ジャンルにより相談)

■稼働情報
平日10〜16時、週15時間程度

連絡先
メール:sample@example.com 返信は24時間以内にいたします

こもりん

執筆するうえでの工夫や意欲を伝えれば、「この人に頼みたい」と思ってもらえますよ。

中級以上向け見本

中級者以上の方は、実績と専門性を具体的に数字でアピールしましょう。

【中級以上向けポートフォリオ見本】

■基本情報
SEOライター・Webディレクター 佐藤一郎

■プロフィール
2年間で200記事以上執筆、SEO記事を中心に対応しています。元ITエンジニアの経験を活かし、技術系記事を得意としています。

■実績・スキル
・IT/プログラミング(150記事以上、検索1位獲得率30%)
・金融/投資(FP2級保有、80記事以上)

■主要実績
株式会社〇〇様「初心者向けPython入門」シリーズ →公開3ヶ月で月間10万PV達成
・〇〇メディア様 金融系記事監修 →記事品質向上により、サイト全体のCV率120%改善

■対応業務と単価
・SEOライティング
・記事構成作成 ・既存記事リライト
・WordPress入稿、装飾
・ディレクション業務

・文字単価:3円〜
・構成込み:5円〜

■クライアント様の声
「納期厳守で品質も安定している」(A社様)
「専門的な内容を初心者にもわかりやすく書いてくれる」(B社様)

■連絡先
メール:sample@example.com

こもりん

執筆実績にはURLを付け、記事の内容からも実力が伝わるようにすると◎

クライアントの声をもらえたら、積極的に載せましょう。

他人のポートフォリオを参考にするメリット

ほかのWebライターのポートフォリオには、参考になる工夫がたくさん詰まっています。ここでは、他人のポートフォリオから学べる3つのポイントを解説します。

この章で解説すること

  • ポートフォリオの構成・書き方が学べる
  • 単価の価格設定目安がわかる
  • どんな案件があるか把握できる

ポートフォリオの構成・書き方が学べる

ほかのライターのポートフォリオを見ることで、構成や書き方の「型」が学べます。

どんな順番で情報を並べているか、どれくらいの文章量で書いているかなど、実際のポートフォリオには参考になる要素がたくさんあります。

こもりん

箇条書きや見出しの使い方も、人によって工夫が違うので勉強になりますよ。

まず10個以上のポートフォリオを見て、共通している部分と独自の工夫を見つけてみてください。noteやWordPressで作っている人、それぞれのツールの特徴を活かした見せ方も勉強になります。

プロフィールの書き方ひとつとっても、さまざまな伝え方があることがわかるはずです。いいなと思った部分をメモして、自分のポートフォリオ作成時に活かしましょう。

単価の価格設定目安がわかる

経験が少ないうちは、自分のスキルに見合った単価がわからず悩むもの。文字単価0.5円は安すぎるのか、2円は高すぎるのか、判断基準がないと不安になりますよね。同じくらいの経験年数のライターがどれくらいの単価で活動しているか、ポートフォリオを参考にすることで適正価格が見えてきます。

また、ジャンルによっても単価が違います。医療や金融など専門性の高い分野は高単価、一般的な分野は標準的な単価設定になっていることが多いです。

過剰に安売りしてしまうと疲弊したり、あとから単価を上げにくくなったりすることも。

こもりん

ほかのライターの単価を参考にして、自分を安売りしない適正価格を決めましょう。

どんな案件があるか把握できる

実績欄を見ると、さまざまなジャンルや業務があることがわかります。SEO記事だけでなくインタビュー記事、メルマガ執筆、SNS投稿文作成など、思っていた以上に幅広い仕事があることに気づくでしょう。自分が知らなかった分野で活躍しているライターを見つけることもあります。

また、どんなメディアが記事を発注しているのか、どんな企業がライターを求めているのかも見えてきます。

こもりん

「こんな分野でもライターの需要があるんだ」という発見は、今後の方向性を決める参考に!

憧れのライターのポートフォリオを見れば、目指すべき姿も明確になります。「2年後にはこんな実績を積んでいたい」「このジャンルで専門性を高めたい」など、具体的な目標設定にもつながりますよ。

まとめ

今回は、初心者Webライター向けのポートフォリオ作成方法についてご紹介しました。

  • ポートフォリオ必須の6要素(基本情報、プロフィール、実績・スキル、対応業務・単価、稼働情報、連絡先)を漏れなく記載する
  • 実績ゼロでもサンプル記事で実力をアピール
  • 誤字脱字やリンク切れに注意する
  • 「初心者」「なんでも書けます」は書かない
  • 情報を盛り込み過ぎず、クライアント目線で作る
  • 定期的な更新で常に最新情報を掲載
  • ほかのライターのポートフォリオを参考にする

ポートフォリオがあれば、クライアントがいつでもあなたの実力を確認できます。ポートフォリオは更新していくものなので、最初から完璧に作る必要はありません。まずはnoteなどの無料ツールで作ってみましょう。

在宅ワークには、Webライター以外にもオンライン秘書という働き方も。こちらの特典もぜひ受け取ってくださいね。

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こもりん

こんにちは、小森優(こもりゆう)です。

私たちは、「女性の働くをもっと自由にしたい」という熱い想いあります。

その想いを形にするために、女性専門のリモートワーク実践スクール『リモラボ』を運営しています。

今では、この熱い想いに共感してくれた方々が集まってくださって、たった創業2年で3800名以上の女性(受講生)がリモートワークを実現できています。

なぜ、3800名以上の女性がリモートワークを実現できたのでしょうか。

今は、生成AIの出現もあり、スキルを身に付けても収入に繋がらない問題がいくつもあります。

私たちは、この問題を解決できるおかげで、3800名以上のリモートワークで自由に働く女性たちを輩出し続けています。

  • 「在宅で仕事をしたいけど、何から始めれば良いか分からない」
  • 「子育てしつつも、キャリアも諦めたくない」
  • 「今後のライフイベントに備えて、場所にとらわれない働き方を手に入れたい」

など、そのような想いがありましたら、

まずは、在宅ワークで収入に繋がらない問題を解決する『女性限定の無料セミナー』に参加してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

スキル0の保育士から独立をきっかけに、在宅や好きな場所で働けるSNSマーケティングの可能性を知る。事業責任者を務める、女性のための実践型オンラインスクール『リモラボ』は累計6,500名以上に選ばれている。

【実績】
▶2年半で自身のInstagram6.2万フォロワー
▶X(Twitter)3.7万フォロワー
▶月間LINE友だち追加数26,000人超
▶それぞれのSNS集客年間累計3万人以上
▶Canva Japan総合SNSマーケティング監修
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