フリーランスのWebライターになるには?未経験から月30万円を目指す方法

「Webライター未経験からどうやってフリーランスになるの?」

「フリーランスのWebライターってどんな仕事をしているの?」

「フリーランスのWebライターって収入はどれくらい?」

Webライターがフリーランスになるのは、正しい手順を踏めば難しくありません。

実際、未経験からフリーランスになった人も多く、年収400万円以上を得ている人は全体の約40%。とはいえ、誰もがすぐにフリーランスとして活躍できるわけではなく、進め方を間違えないことが大切です。

この記事では、Webライターの基本から、未経験でも月収30万円のフリーランスになれる方法や注意点を解説します。

こもりん

あなたもWebライターとして一歩踏み出しましょう!

もくじ

【結論】未経験からフリーランスのWebライターになることは可能

【結論】未経験からフリーランスのWebライターになることは可能

未経験からでもWebライターになれます。ですが、いきなりフリーランスとして独立できるかというと、そう単純ではありません。

フリーランスとして活躍している多くのWebライターは、下積みを経て独立しています。たとえば、副業でコツコツ実績を積んでから独立する人や、会社員としてライティングや編集を経験してから始める人も多いです。

こもりん

Webライターを未経験から始めてフリーランスを目指す場合、「段階を踏む」というのがいちばん安心で確実な進め方です。

また、長く活躍しているWebライターほど、専門性やディレクションなどの+αのスキルをしっかり持っている人ばかり。長く続けるうえで、こうした独自性は不可欠になります。

とはいえ、未経験のうちはまず、実績づくりのために「初心者歓迎」の案件から1歩ずつ確実に進めていくのがおすすめです。

フリーランスのWebライターとは?

在宅ワークや副業の入り口として人気なWebライターですが、フリーランスのWebライターはどんな感じなのか気になりますよね。

ここでは、フリーランスのWebライターの仕事内容や収入の目安などを解説します。

この章で解説すること

  • Webライターの主な仕事内容
  • Webライターの平均年収

Webライターの主な仕事内容

Webライターの主な仕事内容は、Webメディアや企業サイト、SNSなどオンライン上の文章コンテンツを作成することです。

とはいえ、単純に「記事を書く」だけではありません。フリーランスのWebライターの多くは、コンテンツ企画や構成を考えたり、取材やインタビュー記事の作成、リサーチ結果の分析など幅広い仕事をしています。

さらに、ディレクションやマーケティングといったより高度な専門スキルがあると、収入や仕事の幅が広がります。

ただし、未経験のうちは案件に慣れることが先決。数百文字〜1,000文字程度の短文レビューや体験記事を書いたり、初心者歓迎の案件を受けることから始めてみるのがおすすめですよ。

Webライターについてもっと知りたい方は、以下の記事で全体像をより深く解説しています。

Webライターの平均年収

「フリーランス白書2023」の調査によると、フリーランスのWebライターの平均年収は、年収400万円未満が59.5%、400万円以上が39.3%という結果が出ています。

出典:フリーランス協会「フリーランス白書2023」
こもりん

「年収400万円以上が約40%」と、意外と想像よりは多いのではないでしょうか?

とはいえ、Webライターの収入は案件単価や稼働時間によって個人差が大きいのも事実。たとえば同じ稼働時間でも、文字単価が0.5円の人と5円の人では10倍の差がでます。

そのため、単価アップはもちろん、複数の案件を持ち収入を安定させるのがフリーランスとして長く活躍するためのコツ。ですが、単価アップにつなげるには、実は執筆スキルを上げるだけでは足りないんです。

次で、単価アップにつながるWebライターに必要なスキルを詳しく見ていきましょう。

フリーランスのWebライターに必要なスキル

Webライターは基本的に、独学もしくは専門のスクールや講座を受講して始める人が多いです。なかには実践しながらスキルアップする人も。ただしこれらで身につく「書く技術」とは別に、フリーランスとして必要なスキルがあります。

ここでは、「フリーランス」だからこそ必要なスキルについて解説します。

この章で解説すること

  • 納期やスケジュールを自己管理する力
  • 案件獲得や単価アップにつなげる営業・提案力
  • 専門ジャンルに特化できる知識
  • テキストコミュニケーション力

納期やスケジュールを自己管理する力

Webライターとして最も大事なのは、納期を守ること。当然と感じるところですが、特にフリーランスとして活動するうえで、納期遅れは「信頼喪失」につながります。

こもりん

「信頼」は、一度失うと取り戻すのがすごく大変!ときには、そのままフェードアウトになることも……。

そうならないためにも以下の工夫や対応が必要です。

  • タスクを細かくわけて管理する
  • 自分の稼働時間やキャパシティを理解したうえで案件を受ける
  • 納期が遅れそうと思った瞬間、すぐにクライアントに報告する

Webライターとして記事を書くのは当たり前。ですが、こうした報連相や自己管理はフリーランスにとって最も重要な必須スキルです。さらに計画的に作業を進められる人ほど信頼されやすくなり、継続案件にもつながります。

ひとつのクライアントから信頼されると、ほかのクライアントへの紹介をもらえる確率もアップしますよ。

案件獲得や単価アップにつなげる営業・提案力

フリーランスのWebライターといっても、待っているだけでは仕事は増えません。新規の案件はもちろん自分から営業や交渉をするといった提案力は欠かせないスキルです。

たとえば毎月10件以上の記事を納品して納期をしっかり守っていたとしても、交渉なしで文字単価が上がることはほとんどありません。さらに営業や提案ができないWebライターは、それこそAIにとって変わられる存在なんです。

こもりん

経験を積めば積むほど自分の価値は高まっていくので、交渉や提案はどんどんしていきたいですね!

ただし、そのときに大事なのは根拠や数字をもとに提案すること。「リライト回数ゼロ」「記事からの成約数◯人達成」など数字をもとに提案すればクライアントも納得感をもって、単価アップに応じてくれる可能性が上がりますよ。

専門ジャンルに特化できる知識

フリーランスのWebライターとして活躍している人ほど、特定の専門ジャンルや特化した知識を持っている人が多いです。また、特定のジャンルを持つと、「専門ライター」としてライバルとの差別化にもつながり、より高単価な案件をもらえる確率も上がります。

専門ジャンルというと、たとえば、

  • 医療
  • 金融
  • 法律
  • IT関連
  • 趣味・ライフスタイル など

需要があり、専門性が高いものほど単価も高い傾向があります。

こもりん

専門知識がある人なら、Webライター未経験であっても十分高単価な案件を狙いにいけるので、まずはチャレンジするのもよいでしょう。

ただ、そうした特化した知識がないという方も、諦める必要はありません。「好きなこと」「趣味」「1時間は語れるもの」などがあれば、それが専門ジャンルになりますよ。

テキストコミュニケーション力

Webライターに限らず、在宅フリーランス全体のクライアントや仲間とのやり取りは、大半がテキストコミュニケーションで完結します。そのため、相手にとって「わかりやすく誤解のない文章」を書けることは、ライティングスキルと同じくらい大切です。

Webライターとして、以下の考え方やコツを知っておくと、Web上でのコミュニケーションはもっとスムーズになりますよ。

  • クライアントは常に忙しいため、相手の時間を奪わないようにする
  • 修正依頼や提案・返答などは簡潔にまとめる
  • 相手が「イエス」or「ノー」で回答できる文章を心掛ける など

このように、相手に配慮したやりとりや、考え方を取り入れたコミュニケーションができると、クライアントに喜ばれるきっかけにもなりますよ。

こもりん

ちょっとしたことですが、これが信頼構築や継続依頼を受けやすくなる工夫なんです。

フリーランスのWebライターになるメリット・デメリット

どんな働き方にもよい面と大変な面があるように、フリーランスのWebライターにもメリットとデメリットがあります。

以下の表をもとに、まずは全体像を把握していきましょう。

メリット
デメリット
  • 時間や場所にとらわれず自由に働ける
  • 初期費用がほとんどかからず、始めやすい
  • 自分の得意や興味を仕事にできる
  • 書く力・伝える力など一生使えるスキルが身につく
  • 身につけたスキルを、ほかの仕事に応用しやすい
  • 収入が安定するまでに時間がかかる
  • 最初は低単価の案件が多い
  • 納期に追われて時間に余裕がないこともある
  • ひとりで作業する時間が多く孤独を感じやすい
  • 長時間の作業で身体に負担がかかることもある

メリットとなる部分は将来性を感じやすいものが並ぶ一方、デメリットの部分はお金や時間、環境によって十分改善できるものばかり。

こもりん

あなたが求める「自由な働き方」の価値と照らし合わせて、なにを大事にするのか考えましょう。

ただ、どんな選択をするにせよ、小さな一歩からはじめるのが大切。次の章では、その小さな一歩につながる方法を具体的に解説します。

未経験からWebライターの初案件を獲得するための5ステップ

「案ずるより産むが易し」。未知の経験は、何事もまずは実際に経験するのが大事です。

ということで、ここでは、未経験からWebライターで初案件を獲得するためのアクションを5つのステップで解説します。

STEP1|Webライターを始めるための環境を整える

未経験からWebライターを始めるなら、まずは安定したネット環境や必要最低限のスペックのパソコンを用意しましょう。

たとえば、煮込み料理をしたいのに具材も鍋もなければ、料理はつくれないですよね?それはWebライターも同じ。ツールや環境が整っていなければ書き出すことも仕事を始めることもできません。

こもりん

ツールやパソコンは最新のものや、デスクトップ型でなくても大丈夫です。

Webライターの仕事は、動画編集やWebデザインの仕事と違い文字を入力するだけ。つまりWordGoogleドキュメントさえ開いて書ければOKなんです。

新品では数万円から十数万円してしまうので、中古のノートパソコンなどで初期費用も抑えつつ始めるのがおすすめ。

では、未経験からWebライターを始める環境が整ったら次のステップに進みましょう。

STEP2|最低限の基礎知識をインプットする

Webライターの書く文章は「読まれる文章の型」を使っていたり、クライアントそれぞれの「文章ルール」に沿って執筆しています。そのため、単純な日本語力や国語力だけでは不十分。

こもりん

「日本人だしライティングならできる!」と思って大失敗した経験……私にもあります。

たとえば、メディアやコンテンツごとの文章ルールや、文章の型(PREP法、SDS法、QUEST法など)の理解も大事。未経験から始めるうえで、こうしたWebライターとしての基礎を身につけていると安心してスタートできますよ。

未経験でもそうした「型」を覚えておくと、文章を書くのも楽になるのがよいところ。さらに「型」を使って文章をかけると、納品後の修正も減り、追加案件や継続案件をもらいやすくなります。

ただし「型」に頼りすぎるのはNG。経験を積みながら、少しずつステップアップしていきましょう。

STEP3|プロフィールと簡単なポートフォリオを作成する

未経験のうちから、Webライターとしてほかの同業者と差をつけるなら、少しの実績でもプロフィールやポートフォリオをつくって準備しましょう。

クライアントは、仕事する相手を先着順で選んでいるのではなく、プロフィールや実績を見て判断しています。そのため、過去の実績などをまとめたポートフォリオがあると、ほかの同業者との差別化につながりますよ。

過去の実績が少ない場合は、自分の得意分野で書いたサンプル記事などをつくって、載せておくだけでもOK。大事なのは誠実さが伝わるように書くことです。さらに自分の強みを伝えることでクライアントからの受注率も上がる可能性があります。

より詳しいポートフォリオのつくり方は、以下の記事を参考につくってみてください。

STEP4|クラウドソーシングで小さな案件に応募する

Webライターとして仕事を始めるベースが整ったら、クラウドソーシングなどの「単発・低単価案件」で仕事や納品の流れを知りましょう。

こもりん

ここは、少し割に合わないと思っても、実践経験を積むことを目的にするのが◎!

特に初めのうちは、条件を度外視しても経験を得ることを優先することで、次の案件につなげる土台がつくれます。1日数件は応募して、契約になった案件はどんどんチャレンジしましょう。

ただ、このとき気をつけたいのが「案件の選び方」。特にクラウドソーシングサイトの場合、案件数が多いのはよい点ですが、普通の案件を装って悪質な案件や危険な案件が潜んでいる場合もあります。

案件に応募する前に、以下の記事をチェックして、そうした案件を見極める目を養っておきましょう。

STEP5|初案件を受注して実績をつくる

小さな案件でもひとまず仕事の流れをつかめたら、それだけであなたは「実績あり」のWebライターです。あとは、ここからどんどん経験を重ねていくことでフリーランスの道が開けます。

こもりん

「実績あり」と「なし」では、クライアントに与える印象もかなり違います。

案件応募の通過率はグッとあがり、1件の案件を通じて得た学びやフィードバックは、すべて次の応募に活かせます。また、この時期は、1件1件の仕事を丁寧に仕上げ、クライアントに信頼される経験を積むことが最優先。納期を守り、修正依頼にも誠実に対応することで「次もお願いしたい」と声をかけてもらえる確率もアップしますよ。

ただし、どんなに納品しても疲弊するだけで、単価アップにつながらない案件もあります。そうした案件は早めに切り上げるのも大事。疲弊するだけの案件は挫折につながるので注意しましょう。

Webライターとして副業からフリーランスになる方法

未知の世界に飛び込んだら、あとはどんどんWebライターとしての経験値を増やしていきましょう!

おすすめなのが副業からのスタート。この経験を土台にして、少しずつ案件の質と数を広げていくことが、独立への現実的な道筋です。

ここでは、副業からフリーランスとして独立するための具体的な方法を解説していきます。

この章で解説すること

  • 既存案件に沿った専門知識を磨く
  • 既存案件でプラスαの提案して単価を上げる
  • クラウドソーシング以外で新規案件を増やす
  • SNSで活動を発信をする
  • 継続+新規を組み合わせて収入を安定させる

既存案件に沿った専門知識を磨く

Webライターとして未経験から小さな案件で経験を積んだら、これまで受けた案件のジャンルをより磨いていきましょう。ジャンルをさらに深掘りして、より専門性を高めることで、ほかの同業者に差をつけることができます。

たとえば、あなたがクライアント側だったとしましょう。そのとき、まったく知識のない人に専門記事をお願いしようとは思わないですよね?

つまり、専門性が高ければ高いほど、知識のある人に依頼が集中します。そのため、単価アップの交渉も有利になり、「あなたにお願いします」という依頼も増えるんです。

もともと専門知識がある人は、それを活かしてWebライターとして特化していくのがおすすめ。未経験の人でも、案件を重ねていく中でジャンルを深掘りしていくのでも、遅くはありませんよ。

こもりん

自分のやりたい分野や、興味のある分野にはどんどんチャレンジしていきましょう。

既存案件でプラスαの提案して単価を上げる

フリーランスになるには、依頼された業務をやり切るのはもちろん「提案」や「巻き取り力」も大事になります。

たとえば、今の仕事の改善提案をしたり、執筆以外の入稿作業や添削作業をさせてもらうなど。これら+αの提案をすることで単価アップを狙いにいけます。

さらに以下の提案も効果的です。

  • 執筆後、構成案もセットで納品
  • 関連するSEOキーワードの提案
  • タイトル改善、など

こうした行動を繰り返すことで、ひとつの依頼に対して本気で取り組む姿勢は相手に伝わるもの。また、こうした提案は、何度か提案するうちの1回は受け入れてくれたり、信頼構築にもつながります。

こもりん

「失礼かな?」と思うことはありません。むしろ人助けくらいに考え、タイミングを見てどんどん提案しましょう。

クラウドソーシング以外で新規案件を増やす

副業でWebライターとしての実績が増えたら、クラウドソーシングから卒業するフェーズに入りましょう。

これは、フリーランスとして活躍するために、非常に重要な行動なんです。

クラウドソーシングは、新規の案件探しや実績づくりとして便利ですが、手数料なども引かれるため長期契約には不向き。そのため、フリーランスとしてWebライターを長く続けるなら、直接契約や、よりよい条件の新規案件を増やすことが必要です。

案件を探す際は、以下を参考に探してみてください。

  • 求人サイト
  • 制作会社への直接応募
  • 知人からの紹介
  • SNSで検索、など

この中でも特にSNSは、リアルタイム性が高く、直接契約につながりやすい手段のひとつ。ハッシュタグや検索を使って随時案件をチェックするのもおすすめです。

よりよい案件を見つけるためにも、常にアンテナを張っておきましょう。

SNSで活動を発信する

フリーランスで活躍するWebライターの多くは、SNSで自分の活動を発信することで、案件獲得のチャンスを増やしています。また、SNSで自身の活動を「見える化」することで信頼性が生まれやすくなるので、直接依頼や単価交渉にも強くなります。

たとえば、SNSで発信を続けていると、以下のチャンスが訪れることも。

  • クラウドソーシングで納品した記事をSNSで紹介したら、別の個人事業主から依頼が来た
  • SNSの投稿をきっかけに、ライター仲間が増えた
  • 執筆記事がシェアされて取材依頼がきた、など

ただし、契約によっては納品物を「あなたが書いた」と発信するのがNGの場合もあります。SNSに掲載する際は必ず、クライアントに確認してから使うのが安心です。また、そうした確認を手間に感じる場合は、自身のブログや納品していないオリジナルの記事を使うのもよいですよ。

継続+新規を組み合わせて収入を安定させる

フリーランスのWebライターになるなら、継続案件で収入の土台を固め、新規案件でさらなる成長の機会をつくる動きが大事。

たとえば1本足の椅子と4本足の椅子では安定感が違うように、Webライターの収入も継続案件の1本では不安定ですよね。

そのため、継続案件と、新規の案件を組み合わせて収入を安定させるのがフリーランスのWebライターには不可欠になります。

ただし、案件を受けすぎても、自分では手が回らなくなり、結果的に相手に迷惑をかけることにもなりかねません。案件を受けるときは「ちょっときついけど、できる」くらいが目安。

こもりん

初めは少しきつくても、それがあなたのスタンダードになっていきますよ。

【Webライターアンケートによる「独立後に必要な収入と案件目安」】

案件の目安
継続1〜3社+新規1〜2社
■独立のための収入の目安
既婚:10万円前後
独身:25〜30万円前後
※あくまで独自アンケートに基づく目安です。状況や働き方によって前後する場合があります。

フリーランスのWebライターが新規案件を獲得する方法

フリーランスのWebライターが新規案件を獲得する方法

フリーランスのWebライターは、新規案件の獲得が必須。中でも、より質の高いものや高単価な案件は、その後のフリーランス生命を左右するほど大事なものになります。

ここでは、そんな質の高い新規案件と出会うための方法を解説します。

この章で解説すること

  • 専門ジャンルを絞り込む
  • できる業務範囲を広げる
  • ポートフォリオで実績を発信

専門ジャンルを絞り込む

フリーランスのWebライターが新規案件を獲得するなら、自分の得意分野や専門ジャンルがあると成果にもつながりやすく、高単価な案件を受けられます。

自分の興味のない分野でも、競合調査などをおこないながら執筆はできますが、「こなすだけ」になりがち。一方、自分の得意分野や興味のある分野は、自分の知識をそのまま活かせるので、よりよい記事になることが多いです。

また、自分の専門ジャンルを絞ることで、さらに知識が深まり「〇〇なら、この人」というポジションをつくることもできます。

こもりん

ポジションができると、新規案件でも高単価な案件や、直接依頼をもらえる確率がグッと高まるので、継続にもつながりますよ。

得意分野がないという方は、金融や医療、不動産など、専門知識が必要なジャンルに絞って身につけていくのもおすすめです。

できる業務範囲を広げる

フリーランスのWebライターなら、ただ「記事を書く」だけではなく、構成作成や編集、取材などもできるとさらに単価の高い案件を狙いにいけます。

また、構成作成や編集といった業務ができると、既存の案件でも+αで報酬をもらえる確率がグッと上がります。

ただし、このとき大事なのが、前章で紹介した提案力根拠や数字をもとに、自分から1歩踏み込んでクライアントにできることを伝えるのが大切です。

こうした提案をすることで、「お願いされた仕事をこなす人」から、「一緒に成果を出すパートナー」へと、クライアントとの関係も変わります。

こもりん

意識の変化が、継続案件やさらなる単価アップに発展することもあるので、クライアントとは日頃から丁寧なやりとりを心がけたいですね。

ポートフォリオで実績を発信

Webライターの初案件用につくったポートフォリオは、フリーランスになっても定期的に更新しましょう。副業時代からフリーランスまでの案件や実績は、さらなる高単価につなげるための「種」のようなもの。

こもりん

そのため、ポートフォリオには、その「種」を撒いておくのが大切なんです。

また、フリーランスになる頃には、クライアントからの嬉しい声をいただく機会も増えているはず。今までの執筆実績を載せるのと同時に、自分に対するレビューも新しいクライアントの安心材料になるので、しっかりと整えて載せておきましょう。

とはいえ、単純にポートフォリオを整えるのでは誰にも見てもらえずもったいないことに……。そこで、ポートフォリオを更新したら発信もセットにするのがおすすめ!必ず、自分のSNSやブログ、各プロフィールにリンクを貼るなど、しっかりと宣伝しましょう。

フリーランスのWebライターが収入を安定させるコツ

フリーランスのWebライターとして活動するなら、最低でも3つの収入の柱があると安心です。そのためには、継続案件に加えて新規案件の獲得方法を知っておくことが、より重要になります。

ここでは、Webライターがフリーランスとして、より収入を安定させるための方法について解説します。

この章で解説すること

  • 基本的な対応を徹底する
  • 複数クライアントで収入源を分散する
  • 既存の仕事で役割を広げる
  • 案件の獲得ルートを増やす

基本的な対応を徹底する

Webライターは、フリーランスになっても初心が大事。記事の質が高くても、納期に毎回遅れたり返信があまりにも遅いと、クライアントに「この人とは仕事がしづらい」と感じさせてしまいます。

たとえば、以下の3つのポイントを意識するだけでも、印象はぐっと変わります。

  • 納期より少し早めの納品を心がける
  • メッセージには24時間以内に返信する
  • 修正依頼には、丁寧かつ前向きに対応する

これらはフリーランスの中でも、意外と“できているつもり”で抜けている人も多い部分。信頼は、一度築けば大きな財産になります。特にフリーランスは、紹介や継続依頼が多いため、誠実な対応が鍵。またこうした対応こそ安定収入の要です。

スキルアップも大切ですが「基本的な対応をおろそかにしない」意識を持って、クライアントとの信頼をしっかり積み上げましょう。

複数クライアントで収入源を分散する

副業時代以上に、フリーランスのWebライターは常に複数のクライアントを持つことが重要です。

副業時代は本業という「保険」がありましたが、フリーランスはそうはいきません。1社だけに依存していると、契約終了と同時に収入もゼロになってしまいます。そのため、継続案件も大事にしつつ、新規も並行して確保していく必要があるんです。

理想は、継続案件1〜3社、新規1〜2社を常に保っている状態。これらはフリーランスとして安定収入を得るために、最も重要な考え方です。

こもりん

これなら、仮に1社との契約が終了しても、ほかの2社からの収入で生活は維持できますし、焦らずに次の案件探しに進めますよね。

さらに、案件を複数持っておけば、低単価な案件を無理に増やすこともなくなりますよ。

既存の仕事で役割を広げる

Webライターはフリーランスといえど、ただ執筆をしているだけではNG。構成やリサーチ・簡単な編集など仕事の幅を広げると単価アップにつながります。

このときに意識したいのは、既存クライアントから追加依頼をもらえるように交渉すること。新規の案件では、関係構築がまだ未熟なことも。そのため、提案したとしても、受け入れてもらえない可能性が高いんです。一方、既存のクライアントならある程度、信頼関係もあるので安心して交渉できますよ。

こもりん

たとえば、納品記事と一緒に、次のキーワードの構成作成を一緒に提案したり、入稿業務などもできるなら、そのことを伝えるのも◎。

こうした声かけは、クライアント側にとって依頼先を1本化できるので、手間が減り非常に喜ばれることが多いんです。

既存案件の仕事を巻き取ることも、フリーランスとしてさらなる安定収入につながる一歩になりますよ。

案件の獲得ルートを増やす

フリーランスのWebライターは、SNSやブログ、紹介など複数の案件獲得ルートを持つことが必要。

クライアントに気づいてもらえる場所が増えれば、直接依頼をもらえる流れもつくれるため、その分、安定収入につながります。

たとえばSNSで日々の執筆内容や実績を発信していると、DMで直接、執筆依頼の声がかかることもあります。さらに、特定のジャンルで発信を続けていると「この分野だからあなたにお願いしたい」という依頼がくることも。また、こうした直接依頼は単価交渉もしやすく、高単価になりやすいのでおすすめです。

こもりん

このように、複数のクライアントから直接依頼がくる状態こそ、フリーランスとして最も理想的な安定した状態といえます。

まずは、自分のブログやSNSをつくって、ぜひあなたも実績や経験を発信しましょう。

実際にWebライターでフリーランスになった3人の体験談

自分と同じように、未経験から始めた人が「どういう経緯でフリーランスになれたのか」って気になりますよね?

ここでは、そんなリアルなサクセスストーリーを持つ3人の女性をご紹介します。

この章で解説すること

  • 諦める選択肢を捨て前進!覚悟ある行動を続け収入5倍を達成
  • 専業主婦歴10年から低単価の壁を乗り越えフリーランスへ!
  • もっと顧客に寄り添いたい!ライターからSNS運用まで仕事の幅も拡大

諦める選択肢を捨て前進!覚悟ある行動を続け収入5倍を達成

諦める選択肢を捨て前進!覚悟ある行動を続け収入5倍を達成

1人目は、病院勤めから、Webライターになり収入を5倍に増やしたたむたむさんの話です。

たむたむさんは、もともと臨床工学技士として15年病院勤めをしていました。ただ、ずっと「旅暮らし」に憧れを抱いていたものの、年齢的になかなか踏み出せずにいたといいます。

そんな彼女に突然転機が起こったんです。それは自然災害で実家が全壊し、さらに自分の大切な人までも亡くすという経験をしたこと……。そこから一念発起し、Webライターの道へ。初めは案件に応募しても返信がない日々が続き、心が折れそうになることもあったたむたむさん。

それでも、クライアントからのフィードバックをひとつ残らず改善するなどの行動を継続。現在はディレクションの仕事もおこない、フリーランスのWebライターとして収入5倍を達成されていますよ。

たむたむさんの実際のストーリーは以下をチェックしてみてください。    

専業主婦歴10年から低単価の壁を乗り越えフリーランスへ!

専業主婦歴10年から低単価の壁を乗り越えフリーランスへ!

2人目は、専業主婦歴10年。リモラボに参加される前からフリーランスのライターだった、りんまさんです。

ライターとして自由な働き方を実現していたものの、コロナ禍で契約を打ち切られ、低単価案件の消耗戦に直面。時給数百円の現実に「このままではいけない」と強い焦りを感じていました。

この状況を打破するため、りんまさんはSNS運用など異分野にも果敢にチャレンジ!しかし、自己流の限界を感じ、リモラボへの参加を決意しました。

リモラボでは、マーケティングやデザインを体系的に学び、クライアントの「その先の成果」まで考えるようになったそう。この努力が自信に変わり、ライター業以外でも安定収入を得られるようになったといいます。

現在は、継続案件も増え、より安定した収入を得るために邁進中。

りんまさんの体験は、コツコツと積み上げれば、どんな壁も乗り越えられるというのが伝わってきます。

もっと顧客に寄り添いたい!ライターからSNS運用まで仕事の幅も拡大

もっと顧客に寄り添いたい!ライターからSNS運用まで仕事の幅も拡大

3人目は、Webライターから、仕事の幅を広げることに成功したゆきさんの話です。

ゆきさんはもともと、Webライターになるため、ビジネススクールでライティングを学ばれました。卒業後は、Webライターとして少しずつ信頼を積み上げ、ある日、クライアントから「SNS運用もお願いしたい」と言われたそう。

それをきっかけに、独学でSNS運用をしていたもののすぐに限界が……。そんな中、リモラボを知り参加を決意。

参加後は、SNS運用の仕事に役立つスキルや、自分の得意なことを中心に学び、案件も増えたそう。ただその最大の理由は、ゆきさんが常にクライアントの記事の成果をチェックし、相手の成果を一緒に考えたからこそ。

現在はInstagramやX(Twitter)、公式LINEの運用代行、オウンドメディアディレクターなど、さまざまな仕事をされていますよ。

Webライターがフリーランスになるときの注意点 

Webライターの活動をしていると「文字単価0.1円」のような低単価案件に出会ったり、「報酬範囲外の作業追加」などのトラブルが発生することもしばしば。

ここからは、実際にあったWebライターのトラブル事例を紹介しながら、フリーランスになる際に知っておきたい注意点について解説します。

この章で解説すること

  • 最初は収入が不安定で低単価になりやすい
  • 契約や著作権トラブルのリスクがある
  • 税金や確定申告などすべて自己責任になる

最初は収入が不安定で低単価になりやすい

Webライターは始めるハードルが低い分、競合も多いんです。そのため、はじめたてはどうしても、低単価案件ばかりで、収入が不安定になりやすいので注意しましょう。

冒頭でもお伝えしましたが、Webライターは、いきなりフリーランスとして独立するのは危険です。フリーランスになるときは、収入が安定した状態で始めるのが一般的。

こもりん

ひとまず副業から始めるのが安心ですよ。

本業で収入をしっかり確保しながら、副業で夜や週末に少しずつライティング案件を受けることで、精神的な負担も減らせます。

また、リモラボ独自のライターアンケートでも、以下の回答が目立ちました。

  • 収入が安定するまで半年はかかった
  • 1年がかりでやっとフリーランスになれた、など

この回答を見てもわかるように、「安定したフリーランス」になるには時間がかかるということを、しっかり理解しましょう。

契約や著作権トラブルのリスクがある

Webライターとしてフリーランスになると、直接契約が増えていきます。その際、契約内容によってはトラブルにつながる場合があるので注意しましょう。

実際以下のようなケースも。

  • 納品したのに報酬が振り込まれない
  • 最初の契約時には詳しく説明されていなかった修正依頼があり、負担が大きかった

このようなトラブルに遭わないためにも、自分で自分を守る意識が大事。

契約を結ぶときは、最低でも以下の3つを確認しましょう。

  • 報酬金額と支払い時期
  • 納品範囲(どこまで対応するのか)
  • 制作物の著作権の扱い(譲渡 or ライターに残るのか)

※著作権は、原則として“書いた人=ライター”にありますが、契約内容で「著作権を譲渡する」と明記されると、クライアント側に移ることもあるので注意

2023年には「フリーランス法」も施行され、報酬の支払期日や契約内容の明示が企業に義務付けられています。ですが、制度に頼りきるのではなくしっかりと自分で条件を確認するのが大切ですよ。

【フリーランス法とは?】

フリーランス法(正式名称:特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)は、2024年11月1日に施行された、フリーランスを守るための新しい法律のこと。
主な特徴は、発注者(クライアント)に以下を義務化している点にあります。

①契約内容を必ず書面で交付する義務
②報酬の支払いは原則60日以内
③一方的な契約打ち切りや不当な修正要求を禁止
④育児や介護で働き方に制約がある人への配慮、など

主に、フリーランスが安心して働ける環境の整備が目的となっています。
引用元:2024年公正取引委員会フリーランス法特設サイト | 公正取引委員会

税金や確定申告などすべて自己責任になる

Webライターは、複数のクライアントから報酬を受け取ることが多いため、収入をまとめて管理する手間がかかります。

また、「まだそこまで収入を得ていないし大丈夫」と思って放っておくと、あとで慌てるのが確定申告の時期

帳簿を整理していなかったり、レシートをなくしていたりすると、思った以上に時間を取られてしまうことも。こうした面倒になる前に、最初のうちからお金の管理を習慣化するのが大切です。
たとえば

  • 報酬の入金日と金額をスプレッドシートに記録する
  • 経費になりそうな領収書を月ごとにまとめる
  • 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」をチェックして流れをつかむ

これらを意識して実践するだけで、確定申告のハードルはグッと下がります。

また、Money Forwardなどのアプリを活用するのも便利なので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

今回は、「フリーランスのWebライターになるには?未経験から月30万円を目指す方法」について解説しました。

調べるほど情報が多くて「結局、なにから始めればいいの?」と混乱していませんか?そんな方に向けて、最後に押さえておきたいポイントをまとめます。

  • いきなり独立ではなく、副業から始めて実績を積むのが現実的
  • 初案件はクラウドソーシングなどで「小さく始める」がコツ
  • 案件が増えたら、SNS発信や専門分野への特化で仕事を広げる
  • 営業力・提案力も身につけると収入の安定につながる
  • 最初の壁は低単価や収入の波。だからこそ複数の収入源を持つ意識が大切

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こもりん

こんにちは、小森優(こもりゆう)です。

私たちは、「女性の働くをもっと自由にしたい」という熱い想いあります。

その想いを形にするために、女性専門のリモートワーク実践スクール『リモラボ』を運営しています。

今では、この熱い想いに共感してくれた方々が集まってくださって、たった創業2年で3800名以上の女性(受講生)がリモートワークを実現できています。

なぜ、3800名以上の女性がリモートワークを実現できたのでしょうか。

今は、生成AIの出現もあり、スキルを身に付けても収入に繋がらない問題がいくつもあります。

私たちは、この問題を解決できるおかげで、3800名以上のリモートワークで自由に働く女性たちを輩出し続けています。

  • 「在宅で仕事をしたいけど、何から始めれば良いか分からない」
  • 「子育てしつつも、キャリアも諦めたくない」
  • 「今後のライフイベントに備えて、場所にとらわれない働き方を手に入れたい」

など、そのような想いがありましたら、

まずは、在宅ワークで収入に繋がらない問題を解決する『女性限定の無料セミナー』に参加してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

スキル0の保育士から独立をきっかけに、在宅や好きな場所で働けるSNSマーケティングの可能性を知る。事業責任者を務める、女性のための実践型オンラインスクール『リモラボ』は累計6,500名以上に選ばれている。

【実績】
▶2年半で自身のInstagram6.2万フォロワー
▶X(Twitter)3.7万フォロワー
▶月間LINE友だち追加数26,000人超
▶それぞれのSNS集客年間累計3万人以上
▶Canva Japan総合SNSマーケティング監修
▶5,000件以上のSNSをプロデュース

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