

X(Twitter)のインプレッション収益はいくら稼げる?金額の目安とやり方を解説
「X(Twitter)のインプレッションで収益化ってどんな仕組み?」
「インプレッション収益で実際どれくらい稼げるの?」
X(Twitter)のインプレッション収益とは、投稿の閲覧数に応じて広告収益が分配される仕組み。一般人が稼げる金額は月数千〜1万円前後が目安です。
収益化には5つの条件があり、それらを満たせば誰でも報酬を得られます。
この記事ではX(Twitter)のインプレッションで報酬を得るための条件やポイント、注意点を具体的に解説。

X(Twitter)での収益化を考えている方はぜひ最後までご覧ください!
X(Twitter)のインプレッション収益とは?
X(Twitter)のインプレッション収益とは、投稿の閲覧数に応じて広告収益が分配される仕組みのこと。
収益化の対象になるのは通常の投稿のみで「1,000回表示当たりの単価」で計算されます。
- インプレッション収益の仕組み
- 収益化対象になる投稿の条件
- 収益の計算方法と単価の目安
インプレッション収益の仕組み
X(Twitter)の収益化は、「プレミアムユーザー(有料会員)」が、あなたの投稿の返信欄に表示された広告を見ることで、あなたに収益が入る仕組みです。無料ユーザーからの反応では、1円にもならないので注意しましょう。
以前は「広告収益配分」と呼ばれ、全てのユーザーからの表示回数(インプレッション)が重要でした。しかし、2024年11月に「クリエイター収益分配」という名前に変わり、ルールが大きく変更されたんです。
新しいルールで収益が発生するのは、「Xプレミアム」に加入しているユーザーからの「エンゲージメント(いいね!、リポスト、返信など)」になりました。
つまり、いくら投稿がバズってたくさんの無料ユーザーに見られても、それだけでは収益は発生しません。
このように、X(Twitter)の収益化で大切なのは、単なる表示回数ではなく、「質の高いプレミアムユーザーにいかに反応してもらうか」ということ。ユーザーとの「関係性の質」が、あなたの収益を直接左右する時代になった、と覚えておきましょう。
収益化対象になる投稿の条件
とはいえ、どのような投稿でも収益化の対象になるわけではありません。対象となるのはあなたが投稿した通常の投稿のみ。通常の投稿とはオーガニック投稿といわれる自分が発信したポストであり、他人の投稿のリポストやスペース内での投稿、DMやニュースレターは含まれません。
これは投稿の純粋な人気度を測るためで、X(Twitter)は投稿者自身の影響力を評価しています。シンプルに他のユーザーに役立つ投稿や共感を呼ぶ投稿に対して、X(Twitter)は収益を還元したいからです。
たとえばリポスト投稿の場合、他の人の影響力を利用してエンゲージメントを獲得しても、インプレッション収益の対象にはなりません。
対象外になるリポスト投稿の例
そのほかインプレッション収益を得るために、自分で広告を出す人が出てくる恐れも。このような不正利用や収益構造の複雑化を避けるためにも、通常の投稿のみを対象としているのです。
あなた自身の言葉で発信するオリジナルの投稿の量と質を上げて、インプレッションを伸ばしていかなくてはなりません。
新しい収益の計算方法と単価の目安
X(Twitter)のインプレッション収益は、「プレミアムユーザーからの反応(エンゲージメント)」を元に計算されます。単価の明確な基準はありませんが、100万回表示されても数千円程度と、「バズ=高収益」ではないことを知っておきましょう。
以前は、投稿の表示回数(インプレッション)全体が収益に関係していましたが、2024年の規約変更で仕組みが大きく変わりました。現在はプレミアムユーザーからの「エンゲージメント」が収益のカギを握ります。
つまり、プレミアムユーザーがあなたの投稿を見て、心を動かされ、何かしらのアクションを起こしてくれたかどうかが、あなたの収益に直接影響するのです。明確な単価は公開されていませんが、これまでの実績報告などから推測すると、100万インプレッション(表示)あたり数千円が、ひとつの現実的な収益額のようです。
X(Twitter)の収益化プログラムの規約は、今後も変更される可能性があります。「もっと詳しく、正確な情報を知りたい!」という方は、一度X(Twitter)の公式ヘルプセンターに目を通しておくことをお勧めします。
少し難しい言葉で書かれていますが、ルールを正しく理解しておくことは、あなたのアカウントを安全に運用するためにとても大切ですよ。
X(Twitter)のインプレッション収益はいくら稼げる?
実際にX(Twitter)のインプレッション収益ではどれくらい稼げるのでしょうか。著名人と一般人の事例をご紹介します。
- 著名人の場合の収益例
- 一般ユーザーの収益例
著名人の場合の収益例
著名人のアカウントはインプレッション数が桁違いのため、月数十万円以上の収益を得ているケースもあります。だからと言って同じように再現できるわけではありません。

次に挙げる事例は例外的なケースとして参考程度に考えてくださいね。
まず1人目は「2ちゃんねる」の創設者で、現在はAbemaTVやYouTubeなどで時事ニュースや社会問題に関するコメント・討論で注目を集めるひろゆき氏です。ご自身のXで収益を公開しています。
【ひろゆき氏の場合】
- フォロワー数:約255万人
- 2023年2月〜7月:約36万6,000円
- 別投稿で2週間:約15万7,000円
2人目は「ホリエモン」こと堀江貴文氏です。ライブドア社長として有名になり、現在は宇宙事業から教育分野まで多方面で活動中。堀江氏に関してもX(Twitter)上で収益を公開しています。
【堀江貴文氏の場合】
- フォロワー数:100万人以上
- 2023年2月〜7月:約20万6,770円
一般ユーザーの収益例
一般ユーザーでも条件を満たせばインプレッション収益を得ることは可能です。ただし現実的には月数千〜1万円前後が月収の目安で、思ったより少ないと感じる方も多いのではないでしょうか。

一般ユーザーの収益化の事例をご紹介します。
まず1人目はワーママでブロガーのゆきママさん。2023年12月に収益化に挑戦し、2週間後には3,000〜15,000円が定期的に入金されています。
2人目はママナースのみいさん。フォロワー数500人から2ヶ月で収益化に成功しています。
お2人のように一般人であっても、数千円〜2万円程度の収益化は現実的に可能だということがわかりました。
X(Twitter)のインプレッション収益を得るための5つの条件
X(Twitter)のインプレッション収益を得るためには次の5つの条件を満たさなくてはなりません。
必須条件 | 内容 | 注意点・補足 |
Xプレミアムに加入していること | 有料プラン「Xプレミアム」に登録する必要がある。 | ベーシック・プレミアム・プレミアムプラスの3種類のプランがあるが、プレミアムもしくはプレミアムプラスへの加入が条件。 |
フォロワーが500人以上いること | プレミアムに加入しているフォロワーが500人以上いる必要がある。 | 通常のフォロワーではなくプレミアム加入者に限る点に注意。 |
過去3ヶ月で500万回以上のインプレッションがあること | あなたの投稿が過去3ヶ月間で合計500万回以上表示されている必要がある。 | 広告を使わずに閲覧された数。 |
収益化プログラム対象国に居住していること | 収益化対象国に住んでいる必要がある。 | 2025年7月時点で日本は対象国に含まれている。 |
Xの利用契約を遵守していること | Xの利用規約やガイドラインを守って健全なアカウント運用をしている必要がある。 | 収益化対象外になるケース:差別的表現、暴力的なコンテンツ、虚偽情報、スパム、アダルト要素など |
Xプレミアムに加入していること
まずひとつ目の条件がX(Twitter)の有料プラン「Xプレミアム」(旧Twitter Blue)に加入していること。プランは以下の3つで、収益化するなら、プレミアムかプレミアムプラスを選択しましょう。
プレミアムプラスはプレミアムの機能に加えて、広告が完全に非表示になったり、表示が優遇されたり、検索機能が強化されるプラン。
ビジネスとして本格的に運用したい方向けです!
プラン名 | 月額 | 内容 | 収益化 |
ベーシック | 368円 | ・投稿の編集 ・長文投稿 ・長い動画のアップロード ・返信の表示を上位にする ・文字の書式設定 ・ブックマークフォルダ ・アプリアイコンがカスタムできる | × |
プレミアム | 980円 | ベーシックの機能に加えて以下が可能。 ・チェックマーク ・広告数を減らす ・広告収益配ブログラムへの申請が可能 ・クリエイターサブスクリプション ・返信の表示をさらに上位へ ・身分証明書の確認 ・Media Studio ・Grokの利用上限の引き上げ | ◯ |
プレミアムプラス | 6,080円 | プレミアムの機能に加えて以下が可能。 ・Grokの利用上限のさらなる引き上げ ・広告を非表示にする ・返信のブースト(3つのサブスクリプションレベルの中で最大) ・Radarサーチ ・「記事」機能 | ◯ |
プレミアムプランへの加入は誰でもできる最初の必須設定です。注意点は、プレミアムプランに加入しても他の4つの条件を満たさなければ収益化はできません。
収益化にチャレンジしたいならまずはプレミアムに加入しましょう。
加入者の割合については以下の通りです。
Xの利用状況については、X有料プラン認知者における有料プランの利用者は17%であった。X認知・非認知含む全体における有料プラン利用率は8.3%であった。3つの有料プランのうち、最も利用者が多いのはベーシックプランだった。
参照元:X(旧Twitter)の有料プランに関する調査
フォロワーが500人以上いること
X(Twitter)のインプレッション収益を得るためには、プレミアムに加入しているフォロワーが500人以上必要です。
「なんでフォロワー数が必要なの?」と思いますよね。
それは、X(Twitter)がこの収益化プログラムを、X(Twitter)上で影響力を持ち、コミュニティを盛り上げてくれる「価値ある発信者」に届けたいと考えているからです。フォロワー500人という数字は、その「影響力」や「信頼性」を測るための一つの目安なんです。
フォロワーが500人以上いるということは、「あなたの発信に、少なくとも500人の人が興味を持っている」という証。つまり、あなたが継続的に価値ある発信をしてきた結果であり、X(Twitter)が「この人は信頼できる」と判断するための、分かりやすい基準なんです。
このように、フォロワー500人という条件は、あなたが「信頼できる発信者」であることをX(Twitter)に示すための最初のステップです。
過去3ヶ月で500万回以上のインプレッションがあること
収益化のハードルを上げているのが「直近3ヶ月で投稿が合計500万回以上表示されていること」という条件です。1ヶ月あたり約167万回、1日あたり約5.5万回のインプレッションが必要で、投稿の質・量ともに簡単に達成できる数値ではありません。
たとえば1投稿あたり平均5,000インプレッションを得ているアカウントでも、1日11投稿以上ポストしなければ達成できません。またこの閲覧数は「オーガニックインプレッション」といい、広告を使わずに自然に投稿を見た数で計算されます。
現実的にはいくつかの投稿がバズらなければ達成できない数値で、フォロワー数の少ない一般人が到達するにはかなり厳しい条件です。
収益化プログラム対象国に居住していること
現状収益化プログラムを利用できるのは対象国に住んでいるユーザーのみとなります。2025年7月時点で日本は対象国に含まれているので利用可能。もし海外に住んでいるのであれば自分の居住国が対象になっているかをよく確認してくださいね。
対象になる基準はX(Twitter)の収益支払いシステムStripeのサポート対象国かどうか。収益の受け取り方は現在支払いシステムStripeを通してユーザーの口座に振り込む方法しかありません。そのためStripeとの連携ができない国に居住していると収益化プログラム自体使用できないのです。
基本的に先進国であれば対象になっていますが、随時追加・変更されているため、利用前に最新情報を公式から確認すると安心です。

利用可能な国はこちらからご確認ください!
X(Twitter)の利用契約を遵守していること
最後の条件はXの利用規約やガイドラインを遵守していること。これらに違反しているアカウントは、収益化の対象外です。
X(Twitter)ユーザー契約にはX利用規約、Xプライバシーポリシー、Xルールおよびクリエイター収益化基準などがすべて含まれます。それぞれよく確認して違反しないように注意しましょう。
炎上狙いやスパム投稿などで短期的にバズっても、収益が無効化されるリスクがあります。目先の利益にとらわれずに、ルールに則った質の高い投稿への意識が重要です。以下に紹介するケースに当てはまる場合は投稿自体を見直しましょう。
【収益化対象外になるケース】
- 差別的表現
- 暴力的なコンテンツ
- 虚偽情報
- スパム
- アダルト要素
など
知らず知らずのうちにルール違反をしていることもあるので、定期的にガイドラインや最新情報をチェックしておくと安心です。

利用契約を守りながら、収益化を目指しましょう。
X(Twitter)のインプレッション収益の条件達成のポイント
ご紹介した収益化の5つの条件のうち、特に難しいとされるのが「プレミアム加入者フォロワー500人」と「過去3ヶ月で500万インプレッション」の2つ。
ここをクリアするためのポイントをまとめました。
- フォロワー500人以上に増やす戦略を立てる
- 3ヶ月で500万回以上のインプレッションを作る戦略を立てる
フォロワー500人以上に増やす戦略を立てる
すでにご紹介した通り、通常フォロワーではなくプレミアムユーザーからフォローされるには、ジャンル選びや発信の質が重要です。課金しているユーザーは積極的にXを利用したいと考えているので、共感・信頼されやすいアカウント運用を意識すると反応を得やすくなります。

具体的な戦略を紹介します!
①発信ジャンルを絞る
プレミアムユーザーが多いジャンルを狙って投稿すると、プレミアムユーザーとの接点が得られ交流を生むことができます。
たとえば、ビジネス系や副業系、テック系。
②質の高い情報を提供する
プレミアムユーザーはビジネスとしてアカウントを運用していたり、個人アカウントでも積極的に情報交換や交流をしたい方が多いです。そのため有益性のある投稿が好まれます。たとえばニュースやトレンドに乗った投稿や、図解や動画を使ったわかりやすい投稿は「この人の投稿をチェックしたい」と思われフォローにつながりやすくなります。
X(Twitter)でフォロワーを増やす方法については、以下の記事でも詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
3ヶ月で500万回以上のインプレッションを作る戦略を立てる
3ヶ月で500万回以上のインプレッションを得るためには、1日約5.5万回以上のインプレッションを得る計算になります。この数値はなんとなく運用していては、達成できない数値。

収益化の条件の中でも1番ハードルが高いと言われているくらいです。
クリアするためには以下の3つの施策を戦略的に組み合わせるのがコツ。
- 高頻度投稿:毎日最低でも10回以上の投稿が必要。まとめて予約投稿すると楽。
- ジャンル設計:一貫したジャンル設計で信頼性のある情報を発信。
- 積極的な交流:いいね、リプライ、リポストなど積極的におこなう。
「発信ジャンルを決め、ネタをストックし毎日コンスタントに投稿しつつ交流を絶やさない」これを習慣化して3ヶ月続けることで500万インプレッションに近づきます。
インプレッションの伸ばし方については、以下の記事で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
X(Twitter)のインプレッション収益を受け取るまでの流れ
実際にインプレッション収益を受け取るまでの事務手続きについて、5つのステップに分けて解説します。
- ステップ1|Xプレミアムに加入する
- ステップ2|収益化条件をすべてクリアする
- ステップ3|収益化プログラムに申請する
- ステップ4|審査に通過する
- ステップ5|インプレッションに応じて報酬が支払われる
この通り設定すれば発生した収益を受け取ることができますよ。
ステップ1|Xプレミアムに加入する
まずはXプレミアム(旧Twitter Blue)の有料プランに加入しましょう。以下の手順に沿って登録を進めてください。
①ホーム画面左上の「アップグレード」をタップするか、②アイコンをタップしてサイドメニューを表示させます。
②アイコンをタップしたら「プレミアム」をタップしましょう。
左右にスクロールするとプランが選べます。「プレミアム」か「プレミアムプラス」を選んで金額が表示されているボタンをタップします。
1年一括支払いか月賦課金かを選択します。
登録自体はスマホでもWebでもでき、月賦支払いもできるのでとても簡単です。無事登録ができたら、めでたく収益化対象のアカウントになります。
Xプレミアムの料金は登録するデバイスによって変わるので、登録する前に確認をしましょう。2025年7月現在ではWebからの登録が1番安いです。
少しでもお得に始めたい方は、ぜひWebからの登録を試してみてくださいね。
ステップ2|収益化条件をすべてクリアする
Xプレミアムに加入したら、前の章でお伝えした5つの条件をすべて満たしていないと申請自体ができません。
- Xプレミアムに加入していること
- フォロワーが500人以上いること
- 過去3ヶ月で500万回以上のインプレッションがあること
- 収益化プログラム対象国に居住していること
- Xの利用契約を遵守していること
まずは自分のアカウント状況を確認し「足りていない項目」を早めに改善しましょう。
でも「過去3ヶ月で500万回以上のインプレッションがあること」など、自分で把握していないですよね。

収益化条件を満たしているかの確認方法はこちらです!
アイコンをタップしてサイドメニューを表示します。
メニューの中から「収益を得る」を選択しましょう。
収益化プログラムへ申請できる参加資格を確認。すべてにチェックがついていれば申請できます。
この確認方法で自分のアカウントの足りていない部分がわかります。まだ達成していない部分についてはこの記事を参考に改善してくださいね。
ステップ3|収益化プログラムに申請する
収益化の条件をすべてクリアしたら、いよいよ収益化プログラムに申請ができます。Xプレミアムに加入していれば、自動的に審査対象として表示されますよ。
先ほどの収益化条件を満たしているか確認する方法と同様にメニューの中から「収益を得る」を選択し収益化プログラムへ申請できる参加資格を確認。すべてにチェックがついていれば申請できます。
また申請には報酬の支払いを受けるために、決済サービスのStripeへの登録と口座の紐づけが必要です。
事前に設定を済ませておくとスムーズに申請を進められますよ。
ステップ4|審査に通過する
申請後はX運営による審査がおこなわれ、特に問題がなければ数日〜1週間ほどで承認されることが多いようです。
審査項目は投稿内容、ルール遵守、アカウントの健全性など。過去の投稿でガイドラインに違反しているものがあると、不承認になるケースもあります。
【具体的な事例】
- 過去に誹謗中傷や暴力的な表現をしている
- フォロワーの大量購入や虚偽の投稿内容
- 著作権の侵害、オリジナリティの欠如
申請前に過去の投稿も含めて、最新のルールやガイドラインに違反していないかを確認しましょう。またStripeとの連携で情報漏洩や登録ミスがある場合や、年齢確認や本人確認書類の不備で不承認になる可能性もあります。

審査状況を確認し、不備があれば即修正できる体制を整えておきましょう。
一度不承認になっても原因を見つけて改善し、再申請や申し立てをすることで承認される事例があるので不承認になっても焦らず対応しましょう。
ステップ5|インプレッションに応じて報酬が支払われる
晴れて収益化が承認されると、投稿のインプレッションに応じて毎月報酬が自動で計算されます。支払いは決済サービスのStripeを通して口座に送金され、現在は2週間ごとに決済されています。
ただし、最小入金額の10ドルに収益が満たない場合は翌月に繰り越されます。また、なんらかの理由によって収益が支払われなかった場合は、要件が満たされ次第過去90日まで遡って未払い額を受け取ることが可能です。
ついに、あなたのX(Twitter)での発信が「収益」という具体的な形になります。ここからが、あなたの可能性はさらに大きく広がっていきます。
楽しみながら、発信を続けていきましょう!
収益発生後、XからStripeに報酬反映、登録口座に振込という流れのため、報酬が振り込まれるのは平均して2週間程度。初回のみ承認された前月分まで集計されているケースもあり、支払いタイミングが1ヶ月後など遅くなる傾向があります。即日受け取りはできません。
X(Twitter)のインプレッション収益を狙う際の注意点
すべての申請と設定が終了したら、いよいよ収益化に向けて投稿をしていきましょう。ただしインプレッション数を稼ぎたいがために好き勝手に投稿すると、アカウントが凍結してしまったり収益停止になる可能性もあるので注意してください。
- 過度な広告投稿はしない
- Xの投稿ルールは守る
- 収益は課税対象になる
過度な広告投稿はしない
広告と捉えられるような投稿を大量にすると、Xのアルゴリズムから「広告スパム」と判断される恐れがあります。
たとえば自分の商品やアフィリエイトリンクばかりを投稿している場合です。PR投稿をしてはいけないわけではなく、フォロワーにとって価値のある情報や共感性のある投稿も織り交ぜながらバランスよく運用していくことが大切なんです。
PRだけになり発信者の信頼性や有益性が見えないと、そのアカウントを見る気が失せますよね。

フォロワーの目線に立ち「読みたい」と思えるようなポストを意識しましょう!
広告色が強くなって投稿の質が落ちると、収益対象からも外されるリスクがあります。最悪の場合、収益化プログラムの停止もあり得るので、発信バランスをしっかり意識しましょう。
X(Twitter)の投稿ルールは守る
投稿のインプレッションを伸ばそうと虚偽情報や過激な発言をしてバズを狙うのはやめましょう。
一時的にバズってインプレッションが伸びたとしても、その投稿がルールに反していれば収益は無効になります。それだけでなく、収益化プログラムの停止やアカウント停止の対象になる可能性があります。
特に以下に関する発言は厳しく制限されているので、ルールをしっかり確認しましょう。
【Xルールで制限されている行為】
- 暴力的な発言
- 暴力行為やヘイト行為の主体への加入や活動の奨励
- 児童の性的搾取
- 攻撃的な行為/嫌がらせ
- ヘイト行為
- 人種、民族、出身地、社会的地位、性的指向、性別、性同一性、宗教、年齢、障碍、深刻な疾患を理由とした攻撃行為
- 暴力行為の加害者
- 自殺
- センシティブなメディア
- グロテスク、暴力的、成人向けコンテンツを含む画像や動画
- 違法または特定の規制対象商品・サービス
参照元:Xヘルプセンター:安全性

インプレッションが伸びるからと言ってバズを狙いすぎてルール違反をしないように気をつけましょう。
インプレッション収益は、X(Twitter)というプラットフォームのルールのうえで初めて成り立つものです。目先のバズにとらわれず、常にルールを守り、誠実で健全な発信を心がけることが大切です。
収益は課税対象になる
最後にインプレッション収益で得た報酬の税制上の取り扱いについての注意点です。
Xで得た収益は課税対象であり、確定申告が必要になるケースもあります。現在会社員の方は、Xで得た副業収入が年間20万円を超える場合に申告義務が生じるので注意してください。申告をしないと脱税扱いになります。
Xで得た収入が年間20万円を超えない場合は確定申告の義務はありません。ただし住民税の申告は必要なので、忘れないようにしましょう。
一方で個人事業主やフリーランスの方は収入額に関係なく確定申告が必要です。副収入で所得額が増えると住民税も増えるため、Xのインプレッション収益は申告対象だという認識を持っておきましょう。
申告をしなかった場合、支払い調書やマイナンバー連携でバレる恐れがあります。
その場合、以下のようなペナルティが科されるケースがあるので要注意です。
ペナルティ | 内容 |
延滞税 | 納期限から支払うまでの日数分に年利約2.4~9%の利息上乗せ |
無申告加算税 | 自主申告5%、原則15%、悪質だと20%加算 |
重加算税 | 意図的に隠した場合。35~40%加算 |
青色申告取り消し | 個人事業主の場合、青色申告ができなくなる |
まとめ
今回はX(Twitter)のインプレッション収益はいくら稼げるのか?その金額の目安とやり方を解説しました。
一般人が稼げるのは月数千〜1万円程度が目安です。
収益化するにはまず5つの前提条件をクリアすることが必須。一般人でもこの条件を着実にクリアできれば収益化することはできます。
1.Xプレミアムに加入していること
2.フォロワーが500人以上いること
3.過去3ヶ月で500万回以上のインプレッションがあること
4.収益化プログラム対象国に居住していること
5.Xの利用契約を遵守していること
著名人のような大きな額の収入はハードルが高いですが、これからXの運用を本格的にやっていきたいという方にとってはひとつの収入源としてやってみる価値はあります。
前提条件であるプレミアム加入料金は1,000円前後なので、数千円でも収益があれば元は取れます。
ルールを守りながらインプレッションを増やすことでアカウントの価値自体も高まり、認知度や信頼度も向上。同時にインプレッションから収益も獲得できるなんてラッキーですよね。
Xのインプレッション収益に挑戦したい方の参考になれば嬉しいです。