
インスタのタグ付けとは?メリットやタグ付けされるコツを徹底解説
「インスタのタグ付けってなに?」
「タグ付けの基本的な使い方がわからない……」
「タグ付けするとどうなるの?」
インスタのタグ付けは、写真や動画に関連するアカウントを結びつける機能です。
タグ付け機能を理解し、活用することで、あなたのアカウントの認知度向上やエンゲージメント増加につなげることができます。
この記事では、インスタのタグ付け機能の基本的な仕組みから効果的な活用方法、さらにほかのユーザーに自分をタグ付けしてもらうための具体的な施策まで詳しく解説します。
上手に活用して、より多くの方とのつながりを広げていきましょう。
インスタのタグ付けとは
インスタのタグ付けとは、投稿された写真や動画に関連するアカウントを紐づける機能のことです。
以下のように、投稿にアカウント名が表示されます。
投稿にタグを付けると、その投稿から相手のプロフィールに直接アクセスできます。
たとえばお気に入りの飲食店に訪れた際、その飲食店の公式アカウントをタグ付けしたとします。
あなたの投稿を見た人が飲食店のアカウントに興味をもった場合、タグをタップするだけでその店の公式プロフィールを見に行くことができるのです。
このタグ付け機能を活用することで、関連するアカウントを効果的に紹介でき、フォロワー以外の人にも投稿を見てもらえる機会が増えます。
また、タグ付けされたアカウント側にとっても、新しいユーザーからの認知拡大につながる重要な機能なのです。
タグ付けされると、相手のアカウントの「タグ付け」された投稿一覧(タグ付けタブ)にも表示され、そのアカウントのフォロワーにもあなたの投稿が届く可能性があります。
双方にとってメリットのある、win-winの関係を築ける機能といえます。
タグ付けはコミュニケーションツールのひとつなんです!
インスタのタグ付けとメンションの違い
タグ付けと似た機能に「メンション」があります。
インスタのタグ付けとメンションは、どちらもほかのアカウントを投稿に関連付ける機能ですが、実はそれぞれ役割が異なるもの。
その違いを解説します。
メンションとの違い
タグ付けとメンションはそれぞれ用途が異なるため使い分けが必要です。
多くの人が混同しがちなこの2つの機能について、用途や表示方法の違いを詳しく見ていきましょう。
タグ付け | メンション | |
主な用途 | 画像や動画に誰が写っているかを示す | 投稿内で触れたいアカウントの紹介 |
付け方 | 投稿作成画面 →「タグ付け」 | キャプションで@ユーザー名をつける |
表示のされ方 | 画像長押し/タップで吹き出し表示 | キャプション/コメント欄にテキストリンク |
「タグ付け」タブ | 掲載される | 掲載されない |
通知 | あり | あり |
たとえば、友人と一緒に撮った写真を投稿するときは写真に「タグ付け」、キャプションで特定のお店について紹介したいときは「@店名」というメンションを使います。
重要なのは、タグ付けした投稿だけが相手のプロフィールから確認できる「タグ付けされた投稿一覧」に表示されることです。
より多くの人に見てもらいたい投稿では、タグ付けを選ぶのが効果的です。
なんとなくで使っていた方も今日から使いわけしてみてください!
ストーリーズのタグ付けとメンションは同じ
ストーリーズでは、タグ付けとメンションの区別がなく、同じ機能として扱われています。
以下のように「@メンションスタンプ」を使うと、画像や動画に相手のアカウントを紐づけられます。
Instagram公式でも「公開済みのストーリーズに友達へのメンションを後から追加ができます」と、
ストーリーズでのタグ付けとメンションを同一の機能として説明しています。
そのため、フィード投稿やリールのように「投稿写真にタグ付け」し、「キャプションではメンションを付ける」というように掲載場所で機能を使いわける必要がありません。
たとえば、コラボライブの予告ストーリーズを投稿するときに、参加者のアカウントにメンションをつけることで、実質的なタグ付けと同じ効果が得られます。
ストーリーズでは「タグ付け=メンション」と覚えておきましょう。
複雑に考える必要はありませんね!
インスタでタグ付けするメリット3選
インスタでタグ付けを活用することで、多くのメリットがあります。
単にほかのアカウントとつながるだけでなく、認知拡大やユーザーからの反応を増やすことにも効果的な機能です。
タグ付けの主なメリットを3つ詳しく見ていきましょう。
- タグ付けした相手の「タグ付け」タブに掲載
- 相互コミュニケーションが発生しやすい
- フォロワーにとって使いやすくなる
タグ付けした相手の「タグ付け」タブに掲載
タグ付けを使うことで、自分の投稿が相手のプロフィールの「タグ付け」タブに表示されます。
相手のフォロワーが、プロフィールを訪れた際に「タグ付け」タブをチェックすることで、あなたの投稿を見てもらえる可能性があります。
たとえば以下のようにタグ付けを活用すれば、自分のフォロワー以外の人にも届けられるのです。
例)
人気の旅行インフルエンサーをタグ付けしたホテルの投稿をする
↓
投稿がインフルエンサーのプロフィールの「タグ付け」タブにも表示
↓
インフルエンサーのフォロワーが投稿を発見し、ホテルのアカウントのプロフィールを見てくれる
このように、タグ付けをうまく使えば、自分のアカウントの認知拡大に大きな効果をもたらすことができるのです。
特に、フォロワー数の多いアカウントや影響力のあるアカウントをタグ付けすることで、その効果は大きくなるでしょう。
「誰の投稿?」と気になってプロフィールを見てもらえるきっかけになりますよ。
相互コミュニケーションが発生しやすい
タグ付けをすることで相手に通知が届き、いいねやコメント、リポストといったアクションをしてもらいやすくなります。
これは、タグ付けされた相手が投稿の存在を知ることで、自然にアクションを起こしやすい環境が整うためです。
通知により投稿に気づいてもらえるため、見落とされることなく相手からの反応を得られる可能性が高まります。
例)
ヘアサロンが来店したお客さんをタグ付けして施術後の写真を投稿
↓
お客さんに通知が届き、「ありがとうございました!」とコメント・返信
↓
サロン側が「こちらこそ、またお待ちしています!」と再返信
この「通知→反応→会話」の流れでコミュニケーションが活発になると、インスタのアルゴリズムからも評価され、おすすめ表示されやすくなる傾向があります。
エンゲージメントが高い投稿(いいねやコメント、リポストといったアクションが多い投稿)として認識されるため、より多くの人の目に触れる機会が増えるのです。
タグ付けを通じたコミュニケーションは、単なる宣伝ではなく、相手との関係性を深める重要なツールといえるでしょう。
通知で気づいてもらえるから、反応してもらいやすいですね!
フォロワーにとって使いやすくなる
タグ付けを活用することで、フォロワーにとってより使いやすく親切な投稿を作ることができます。
写真をタップするだけで関連アカウントに飛べるため、フォロワーは検索の手間なく欲しい情報を取得できます。
この使いやすさの向上は、フォロワーの離脱防止と滞在時間延長に直結する重要なポイントです。
例)
料理系のアカウントがレシピ投稿
使用している調味料やキッチンツールを販売しているショップのアカウントをタグ付け
↓
フォロワーは「この調味料どこで買えるんだろう?」と気になった際に、わざわざ検索することなく、写真をタップするだけでショップのアカウントにアクセス可能
これにより、フォロワーから「このアカウントは情報が整理されていて使いやすい」と認識されるように。
結果的に、フォロワーの満足度が向上し、アカウントへの信頼度アップやフォロー増加にもつながっていくのです。
タグ付けは自分のメリットだけでなく、フォロワーの使い勝手を考えた親切な機能とも言えますね。
インスタでタグ付けをするやり方
インスタのタグ付けは、投稿画面から簡単におこなうことができます。
投稿画面にタグ付けのメニューが用意されているため、迷わず設定できるので試してみてください。
タグが設定されると、写真上に小さな人型のアイコンが表示されます。
投稿を見た人がこのアイコンをタップすると、タグ付けされたアカウントのプロフィールに飛び、投稿を見ることができます。
タグ付けできるのは、ひとつの投稿に最大20人まで。
人数が多すぎると写真が見づらくなるため、関連性の高いアカウントに絞って使用することをおすすめします。
また、タグ付けは投稿時におこなうのが基本ですが、後からの追加や変更も可能です。
投稿済みの写真でも、編集画面からタグ付けを追加したり、不要になったタグを削除したりできるため、柔軟に対応できます。
一度覚えてしまえば30秒程度で設定できる簡単な機能なので、ぜひ積極的に活用してみてください。
インスタでタグ付けする際のコツ5選
タグ付け機能を効果的に活用するためには、いくつかのコツを押さえることが重要です。
それによりフォロワーにとって使いやすく、相手にも喜ばれるタグ付けができます。
ここでは、タグ付けの5つのポイントを詳しく解説します。
- タグは“被写体の近く”に置く
- ロケーションタグを併用
- 過度なタグ付けは避ける
- 投稿内容に関連のあるアカウントのみタグ付けする
- タグ付けした後のコミュニケーションを大切にする
タグは“被写体の近く”に置く
タグ付けをする際は、「なにに関連したタグか」をわかりやすくするため、タグは被写体の近くに置くようにしましょう。
人やものとタグ位置が離れてしまうと、なにを指しているのか意味が伝わらず、フォロワーを混乱させてしまう可能性があります。
タグの配置が曖昧だと、せっかくのアピールポイントも届かなくなります。
たとえば、モデルが腕時計をしている写真を投稿する場合、時計メーカーのタグは時計の近くに設置しましょう。
もしタグが顔の近くや足元にあったら、「この人がモデルなの?それとも時計のこと?」と混乱してしまいますよね。
配置が直感的で、わかりやすいタグ付けを心がけることで、見てもらった人の迷いを減らせるのです。
「このアカウントのタグ付けは見やすくて親切だな」と思ってもらえれば、継続的にフォローしてもらえる可能性も高くなります。
ちょっとした工夫ですが、相手への思いやりが感じられるタグ付けを意識してみてください。
ロケーションタグを併用
ロケーションタグを(位置情報)を付けると、地名で検索されたときや近くのお店を探している人の画面に、あなたの投稿が表示されやすくなります。
投稿がどの場所で撮影されたかがわかり、その地域に興味のあるユーザーに発見してもらいやすくなるのです。
特に、地域密着型のビジネスや観光地での投稿に大きな効果を発揮します。
お気に入りのレストランでの食事写真を投稿するとき、そのレストランのアカウントをタグ付けするだけでなく、店舗の位置情報も追加
↓
そのエリアで美味しいお店を探している人や、近くを訪れた人の目に留まる
ロケーションタグの付け方は以下の通りです。
検索した場所の投稿一覧にも表示されるため、同じ場所に興味がある人の目にとまりやすくなります。
店舗経営者や地域の情報を発信したいアカウントにとって、ロケーションタグは来店や問い合わせのきかっけを作る重要なツールといえるでしょう。
アカウントタグとロケーションタグを組み合わせることで、さまざまな場面で投稿を広められますよ。
過度なタグ付けは避ける
タグ付けの数は1枚あたり3〜5件程度に抑えることをおすすめします。
大量のタグを付けると画面が煩雑になり、ユーザーにとってかえってわかりにくくなるからです。
せっかく親切心でタグ付けをしても、情報が多すぎると逆にストレスを与えてしまいます。
たとえば、ひとつの写真に10件ものタグが付いていたらどうでしょうか。
画面上にたくさんの人型アイコンが表示され、どのタグがなにを指しているのかわからず、混乱しますよね。
結果的に、本当に伝えたい情報が埋もれてしまうことも……。
見やすさを考えると、タグ付けしすぎないのが適切です。
本当に重要で関連性の高いアカウントに絞ることで、フォロワーにとって価値のある情報提供ができます。
「量より質」を意識して、厳選したタグ付けを心がけましょう。
シンプルでわかりやすい投稿の方が、フォロワーからの反応がよくなりますよ。
投稿内容に関連のあるアカウントのみタグ付けする
投稿内容と関連性の高いアカウントをタグ付けすることで、クリックされやすくなります。
タグと内容の関連が薄いと、フォロワーはそのタグをクリックせずに離脱してしまい、最悪の場合はアカウントの信頼を損なう可能性があるためです。
無関係なタグ付けは「内容がよくわからない投稿」として認識され、フォロワーの信頼度を下げてしまうリスクがあります。
例)新しいスニーカーの写真を投稿
そのスポーツブランドの公式アカウントと、コーディネートを手がけたスタイリストのアカウントのみをタグ付け
↓
2つは投稿内容と直接関係があるため、フォロワーにとって価値のある情報に
一方で、スニーカーの写真に全く関係のない飲食店やコスメブランドをタグ付けしても、フォロワーは「なんでこのタグが?」と困惑してしまいます。
投稿の内容と一致するタグを選ぶことで、フォロワーにとっての使い勝手がよくなり、あなたのアカウントへの信頼度も高まります。
関連性も重視してタグ付けをするといいでしょう!
タグ付けした後のコミュニケーションを大切にする
タグ付けは設定して終わりではなく、相手が反応したら即返信やリポスト依頼など、次のアクションにつなげることが重要です。
積極的にアクションをすることで、次々と反応が生まれ、投稿のエンゲージメントが向上するためです。
相手との継続的なやり取りは、インスタのアルゴリズムからも評価され、それにより多くの人に投稿が届きます。
例)
すぐにお礼のDMを送る
↓
そこから会話が発展し、相手からもDMの返信が来る
↓
関係性が深まる
このような双方向のコミュニケーションが生まれると、インスタは「活発なやり取りがある投稿」として認識します。
また、相手がストーリーズでリポストしてくれた場合、すぐにお礼のコメントやDMを送ることで、次回も協力してもらいやすくなるでしょう。
タグ付けした後の積極的なコミュニケーションを心がけることが成功の鍵といえます。
相手との関係も深まり、投稿も広がるなんて一石二鳥ですね!
インスタでタグ付けされるメリット3選
これまでタグ付けをする側のメリットについて解説してきましたが、ほかのユーザーに自分のアカウントをタグ付けしてもらう手段もあります。
タグ付けされることで得られる主なメリットを3つ見ていきましょう。
- フォロワー以外のユーザーに見てもらえる
- リアクションが増えやすい
- 信頼性がアップする
フォロワー以外のユーザーに見てもらえる
タグ付けされることで、自分のフォロワー以外のユーザーにもアカウントを見てもらえる機会が大幅に増えます。
タグ付けによって新しい導線ができるため、今まで接点のなかったフォロワーに出会えるからです。
以下のように、タグ付けしてくれた人のフォロワーにも見てもらえるチャンスが生まれます。
例)
飲食店を経営している場合
来店したお客さんが料理の写真と一緒にお店のアカウントをタグ付けして投稿
↓
そのお客さんのフォロワーが投稿を見て、タグ付けから直接お店のアカウントにアクセス
実際に来店したお客様からの投稿なので、信頼性も高く、見る人に「本当にいいお店なんだ」と感じてもらいやすくなります。
アカウントを知ってもらうためにとても有効な手段なので、タグ付けしてもらえるような取り組みを積極的におこなうことが重要です。
「ここをシェアしたい」と思ってもらえる工夫が大切ですね!
リアクションが増えやすい
タグ付けされることで、通常よりもいいねやコメントなどのリアクションが増えやすくなります。
タグ付けによって相手に通知が届くため、そこから返信やいいねをしてもらえる確率が高くなるからです。
通知により投稿の存在を確実に知ってもらえるため、見落とされることなく反応を得られる可能性が大幅に向上します。
アーティストのライブに参加したファンが、ライブ写真にアーティストの公式アカウントをタグ付けして投稿
↓
公式アカウントに通知が届き、「ありがとうございます!」とコメントが返ってくる
↓
このやり取りを見たファンのフォロワーもコメントに加わり、コメントが増える
このようにコミュニケーションが増えると、インスタのアルゴリズムからも「エンゲージメントの高い投稿」として評価され、ほかのユーザーにも投稿が表示されやすくなります。
結果的に、さらに多くの人に見てもらえる好循環が生まれるのです。
タグ付けは、アルゴリズム上の評価が高まる手段としても効果的といえるでしょう。
信頼性がアップする
タグ付けされることの3つ目のメリットは、アカウントの信頼性向上です。
「知り合いや信頼できる人が紹介しているアカウントは、きっと信頼できる」という心理が働くため、自分で宣伝するよりもはるかに説得力があるからです。
人は他人からの推薦や口コミを、自己アピールよりも信じる傾向があります。
たとえば、美容師が独立開業する際に、同僚の美容師から「〇〇さんが独立されました!技術力抜群でおすすめです」というお祝いの投稿でタグ付けしてもらったとします。
この投稿を見た人は、「業界の人が認める腕の確かな技術者なんだ」と認識してくれるでしょう。
特に、同じ業界の人や専門家からタグ付けしてもらえれば、それだけで実力を認められている証に。
誰かに紹介してもらえる関係性は、アカウント運用において非常に大切な財産になるのです。
口コミの影響力はやはり、とても大きいです。
インスタでタグ付けされる施策7選
「実際にどうやったらタグ付けしてもらえるの?」と疑問に思う方に、タグ付けを促すための具体的な手法を7つ紹介します。
- キャンペーンやンテストでタグ付けを促す
- フォロー&タグ付けを促すフレーズを活用
- タグ付け投稿の紹介とコメント
- イベントやオフラインと連動させる
- 同業者とコラボする
- 顧客参加型ストーリーズ企画
- タグ付け方法を案内する
より多くのユーザーにタグ付けしてもらえるようなアカウントに近づいていきますよ。
キャンペーンやコンテストでタグ付けを促す
イベントの際の応募ルールに公式アカウントのタグ付けを入れてもらうことで、自然な形でタグ付け投稿を集めることができます。
プレゼントや特典があると、ユーザーにとって投稿する動機が明確になるからです。
単純に「タグ付けしてください」とお願いするよりも、明確なメリットを提示することで、多くの人が積極的に参加してくれます。
たとえば、「夏の思い出フォトコンテスト」を開催し、参加ルールとして「夏の写真に公式アカウントをタグ付けして投稿」することを条件にします。
優秀作品には商品券やブランドアイテムをプレゼントすることで、多くのユーザーが喜んで参加してくれるでしょう。
参加者は楽しみながら投稿でき、あなたのアカウントは多くのタグ付け投稿を獲得できるという、双方にメリットのある施策となります。
キャンペーンを成功させるコツは、参加しやすいルール設定と魅力的な報酬を用意することです。
プレゼントがあるとついつい参加してしまいますよね!
フォロー&タグ付けを促すフレーズを活用
投稿の文章終わりに「タグ付けして投稿してね」など、やってほしいことを具体的に書くことで、タグ付けを促すことができます。
明確な指示があると、ユーザーは行動に移しやすくなるからです。
「なんとなくタグ付けしてもらえたらいいな」と思っているだけでは、相手に伝わりません。
具体的にお願いすることで、「そうか、タグ付けすればいいのか」と気づいてもらえます。
たとえば、アパレルブランドが新商品を紹介する投稿で「着用写真は @公式アカウント をタグ付けしてね」と呼びかけます。
こうした明確な指示により、商品を購入したお客様が着用写真を投稿するときに、自然にタグ付けを思い出してくれるでしょう。
また、毎回同じ表現で呼びかけることで、フォロワーのあいだで「このブランドの商品を投稿するときはタグ付けが当たり前」という意識が定着しやすくなります。
継続的な呼びかけにより、習慣化させることが重要です。
ポイントは、押し付けがましくならないよう、親しみやすい口調でお願いすることです。
タグ付け投稿の紹介とコメント
タグ付けされた投稿を積極的に紹介することで、「自分も紹介されるかもしれない」という期待が生まれ、ユーザーの投稿意欲を高める効果があります。
自分の投稿が公式アカウントで紹介されることは、多くの人にとって「自分の投稿を見てもらえた」という実感が得られる、嬉しい体験に。
たとえば、飲食店を経営している場合、来店してタグ付けしてくれたお客様の投稿をストーリーズでシェア。
「素敵な写真をありがとうございます!またお待ちしています♪」というお礼コメントを添えて紹介します。
すると、その投稿者は「またお店に行ったらタグ付けして投稿しよう」と思ってくれるでしょう。
また、この様子を見ているほかのフォロワーも「私も投稿したら紹介してもらえるかな」と期待して、積極的にタグ付け投稿をしてくれます。
投稿を紹介することで投稿者のモチベーションが上がり、次のタグ付けにつながるよい流れが生まれるのです。
イベントやオフラインと連動させる
店頭のポップや会場で「タグ付けで参加してね」と案内することで、リアルな場でのタグ付けを促すことができます。
その場のワクワク感や特別感が、ユーザーの「投稿しよう」という気持ちを後押しするためです。
オンライン上での呼びかけとは異なり、実際に体験している最中での案内は、より自然で積極的な行動につながりやすくなります。
たとえば、新商品の試食会を開催する際に、テーブルに「美味しい瞬間を @公式アカウント でシェアしてね!」というタグ付け案内のカードを置きます。
参加者は実際に商品を味わいながら、その感動をすぐに投稿したくなるでしょう。
このようなリアル体験から生まれた投稿は、信頼性と熱量が高く、ネット上だけの企画よりも拡散されやすい特徴があります。
実際に体験した人の生の声は、見ている人にとって非常に説得力があるからです。
イベント会場での案内は、参加者が投稿する絶好のタイミングを逃さずに活用できるため、高い効果が期待できる施策といえるでしょう。
同業者とコラボする
同業者とお互いにタグ付けし合い、共同で投稿することで、自然なタグ付けの機会を増やすことができます。
お互いのフォロワーに紹介し合うことで、それぞれの認知拡大につながるからです。
ひとりでは届けられない層にアプローチできるため、効率的にフォロワーを増やすことができます。
たとえば、ヨガインストラクターと健康志向のカフェオーナーが一緒にライブ配信をおこない、「今日は @ヨガ先生と@健康カフェのコラボ配信です!」と双方をタグ付けして投稿します。
ヨガに興味があり、健康的な食事にも関心がある人にとって相性のいいコラボレーションになるでしょう。
重要なのは、競争相手ではなく、お互いに助け合える関係性の相手を選ぶことです。
価値観や顧客層が似ている同業者であれば、双方のフォロワーにとって価値のある情報交換ができ、自然なタグ付けがしやすくなります。
定期的にコラボすることで、お互いのフォロワーが相手のアカウントに慣れ親しみ、継続的なタグ付けにつながっていきます。
顧客参加型ストーリーズ企画
ストーリーズを活用した参加型企画も、タグ付けを促すのに効果的な方法です。
多くのユーザーにとって、公式アカウントで自分の投稿を紹介してもらえることは嬉しい体験になります。
ストーリーズはフィードやリールよりも気軽に投稿できるため、参加につながりやすいのが特徴です。
ファッションブランドが「今日のコーデをタグ付けして投稿してくれたら、公式が24時間以内にストーリーズで返信します!」という企画を実施
↓
「24時間以内に返信」という具体的な期限を示す
↓
ユーザは投稿すれば確実に反応してもらえる」とわかり、積極的に参加
また、「今日の朝ごはん」「お気に入りのアイテム」など、日常的で投稿しやすいテーマを設定することで、より多くの人が気軽に参加できます。
このようにフォロワーからタグ付けを募り、それを紹介するという流れを作ることで、継続的にタグ付け投稿が集まっていきますよ。
タグ付け方法を案内する
購入後のメールや短い説明動画で、タグ付けのやり方を丁寧に伝えることも効果的な施策です。
「やり方がわからない」「面倒そう」と思っているユーザーも、具体的な手順を知ることで投稿しやすくなるためです。
タグ付けをしたい気持ちはあっても、方法がわからずに諦めてしまう人は意外と多いもの。
たとえば、オンラインショップで商品を購入してくれたお客様に送るサンクスメールに、「商品写真のタグ付け方法を30秒で解説した動画」を送りましょう。
①投稿画面で写真を選択
↓
②タグ付けをタップ
↓
③店舗のアカウント名で検索
こうした簡単な手順を視覚的に説明することで、誰でも迷わずにタグ付けできます。
このように投稿のハードルを下げる情報を用意することで、これまでタグ付けにためらっていたユーザーも気軽に参加してくれます。
親切な案内は顧客満足度の向上にもつながり、「このお店は丁寧で親切だな」という印象を与えることで、リピーターの獲得にもつながるでしょう。
まとめ
今回はインスタのタグ付けとはなにか、メリットやタグ付けされるコツについて徹底解説しました。
- タグ付けは投稿と関連アカウントを紐づける機能で、メンションとは用途が異なる
- タグ付けにより認知拡大やコミュニケーション促進、信頼性を向上できる
- タグ付けされることでフォロワー外へのリーチ、エンゲージメント増加が期待できる
- キャンペーン実施やタグ付けを促す声かけなど、ユーザーがタグ付けしたくなる工夫が必要
タグ付けは多くの人が「なんとなく」使っている機能ですが、実は認知拡大と信頼構築において非常に強力なツールです。
重要なのは一方通行ではなく、双方向でのタグ付けを意識することです。
自分からタグ付けするだけでなく、相手に「タグ付けしたい」と思わせる環境づくりが、インスタ運用成功のわかれ道になります。
今回紹介した施策を組み合わせることで、あなたのアカウントにも継続的なタグ付けが生まれるはずです。
まずは関連するアカウントへのタグ付けから始めてみてください。