【女性約1,000人に聞いたワーケーション実態調査】87.4%が未経験|「家族との調整」や「費用」など高いハードルが…

【女性約1,000人に聞いたワーケーション実態調査】87.4%が未経験|「家族との調整」や「費用」など高いハードルが…

「女性のキャリアをシームレスに」の実現に向けて、個人向けリモートワーク実践スクールリモラボ。

この度「リモラボ」のメンバーである女性約1,000人を対象に、

ワークスタイルの多様化が進む中で注目を集めている「ワーケーション」に関する実態調査を実施しました。

さらに調査結果を踏まえ、実際にワーケーションを経験しているリモラボスタッフにもインタビューを実施。

ワーケーションの魅力や、より充実した体験を得るためのポイントをご紹介します。 

Contents
小森優(こもりん)のプロフィール

調査目的と回答者データについて

ワーケーションは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。

自宅や職場を離れて、旅先や滞在先で仕事をしながらリフレッシュできる働き方を指します。

近年、このスタイルを導入する企業や、ワーケーション向けのプランを提供する施設が増えてきました。

しかし、新しい働き方として注目される一方、その実態についてはまだ十分に理解されていないのが現状です。

そこで今回は、リモートワーク実践スクール「リモラボ」の女性メンバーを対象としてワーケーションの実態調査をおこないました。

【調査概要】

  • 調査対象
    • リモラボメンバー920名(女性のみ)
    • 8〜9割がフリーランスとして働いている
  • 調査実施期間
    • 2025年1月9日〜2025年1月14日
  • 調査機関
    • 自社調査(インターネット)

ワーケーション経験者は全体の12.6%に留まる

女性のワーケーション経験割合は、あると答えた方が12.6%

ワーケーションをしたことがあると回答した人は全体の1割ほど。(図1)

約9割がワーケーション未経験という結果です。

フリーランスが大半であるリモラボメンバーの中でも、まだまだ経験者は少ない結果となりました。

興味はあるけれど経験したことがない人が多数を占め「家族の理解が必要」「メリットを知りたい」といった声も多く聞かれました。

ワーケーション経験者の8割以上がメリットを実感

ワーケーション経験者の満足度
8割以上が業務に良い影響があったと回答

ワーケーションを経験した人は12.6%と少ないものの、そのうちの8割以上が業務によい影響があると回答しています。(図2)

中でも「仕事量はいつもより減ったが、集中力や効率アップ、リフレッシュにつながった人が63.1%」と、経験者の満足度は高めの傾向です。

次いで「いつもより仕事がはかどった(19.7%)」「いつもと変わらず同じくらい仕事ができた(11.5%)」と回答した人も多く、

普段と違った環境でも集中して仕事に取り組める点が満足度の高さにつながっています。

ワーケーション未経験者が踏み切れない理由は「費用」「家族との調整」が上位

未経験者がワーケーションに感じている実施ハードル
費用面35.7%
家族/子どもとの調整31.4%
仕事の予定調整16.2%
旅行と仕事は分けたい8.7%
なんとなく5.7%
興味がない2.4%

ワーケーション経験者の8割以上が満足していると答える一方で、実際にワーケーションに踏み切る方は少数派です。(図3)

ワーケーション自体に興味がない人は1割以下であるのに、なぜワーケーションに踏み切れないのでしょうか?

今回のアンケートでは、「費用面に課題がある」が35.7%、「家族・子どもとの調整が難しい」が31.4%と上位の理由

実行に移したくても移せないという人が多数を占めることが分かりました。

特に女性の場合は、ワーケーションを取り入れたいと考えていても、家庭と仕事の両立が障壁となるケースも少なくありません。

柔軟な働き方が広がる一方で、家族のサポート体制や企業の制度整備の必要性が改めて浮き彫りとなっています。

ワーケーションに感じている課題も「費用」「家族との調整」がハードルに

ワーケーションに対して感じる課題
費用面25.1%
家族・子どもとの調整19.1%
旅行と仕事とのバランス14.6%
Wi-Fiや通信環境の不安13.5%
仕事の予定調整10%
作業スペースや設備面の不安7.8%
パソコンや周辺機器の持ち運び7.8%
特にない2.1%

次にワーケーションに対してどんな課題があるか、経験者・未経験者両方に聞いてみました。

やはりこちらでも最も多いのが「費用面(25.1%)」です。

ワーケーションではどうしても旅費や宿泊費が発生してしまうため、金銭的に余裕がなければ難しいと感じる人が多い結果となりました。

そのほか「家族の調整(19.1%)」や「仕事とプライベートのバランス(14.6%)」などが上位を占めており、以下のような声があります。

ワーケーションに対して感じる課題(自由回答)
子供が小さいうちにいきたい気持ちはあるが、自分が仕事をしている間に夫や家族に子どもを預けるのは心苦しく、頼みづらい

誰かと行く場合、その人の協力や理解が必要

仕事と旅行のバランスに毎度悩む

一人であれば時間の融通は利くが、家族など誰かと一緒の場合は集中できる環境をつくりにくいという結果に。

仕事をするのであれば、周りの協力や理解が必須と感じている人は多いようです。

また「Wi-Fiや通信環境などへの不安(13.5%)」「作業スペースの確保や設備面での不安、

パソコンや周辺機器の持ち運び(同率7.8%)」など仕事ならではの課題も多く挙げられています。

実際行ってみてから「ネット環境が確保できない」「普段使っているツールが使えない」などのトラブルが発生するのは不安ですよね。

実際にワーケーションをする際は、宿泊施設が働きやすい環境かどうかも重要なポイントです。

そのほか、どんなメリットがあるか分からない、実際にやっている人のスケジュールを見てみたいといった声も上がりました。

ワーケーション経験者がまだあまり多くないため、情報不足が障壁のひとつになっている可能性もうかがえます。

ワーケーション先に求めるものは「良好なWi-Fi環境」が1位

ワーケーション先に求めるもの(複数回答)
・良好なWi-Fi完了18.6%
・作業に快適なデスク、椅子、コンセントなどの設備14.7%
・ミーティングができるスペース12.1%
・仕事ができるカフェ、レストラン11.3%
・その土地ならではの食事9.5%
・子どもを預ける、子どもが楽しめる場所8.9%
・充電器、延長コードなどの貸出備品8.5%
・ホテルからアクセスしやすい観光地7.8%

ワーケーションを充実させるためには、仕事とプライベートがいかに両立できているかが重要なポイント。

求める環境として特に重視されているのが「良好なWi-Fi環境(18.6%)」「作業しやすいデスクや椅子、コンセントなどの設備(14.7%)」

「ミーティングで声を発しても問題ないワーキングスペース(12.1%)」などの、快適な作業環境の充実度です。

これらの整備が整っていれば、普段と変わらずに仕事に集中でき、ワーケーション先でも生産性を維持しやすくなります。

一方で「その土地ならではの美味しい食事(9.5%)」「子どもを預けたり、子どもも楽しめる場所がある(8.9%)」といった要素も求められており、

せっかくのワーケーションならではの楽しみや家族時間を大切にしたい人も多いことがわかります。

また「ホテルからアクセスしやすい観光地(8.3%)」や

「ホテル内で楽しめるアクティビティや店舗(7.8%)」など、仕事の合間や作業後に気軽にリフレッシュできる環境も求められています。

このような結果から、ワーケーションの場として、働きやすさとリラックスの両立が最重視されていることが明らかになりました。

ワーケーションをより有意義にするためには、仕事に集中できる設備が整っており、

その土地ならでは魅力とプライベートの時間も楽しめる環境が外せないポイントといえます。

ワーケーション経験者に聞く!メリットと楽しむヒント

今回の調査結果から、多くの人がまだワーケーションを経験しておらず

「実際にワーケーションをしたらどうなのか?」という具体的なイメージを持ちにくいことが分かりました。

そこで、ワーケーションを積極的に取り入れているリモラボスタッフにもアンケートを実施。

その魅力や実際にどのように過ごしているのかを語ってもらいました。

「ワーケーションには興味があるけど、どんなメリットがあるのか知りたい!」

「どう過ごせば仕事もプライベートも充実するの?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Q.ワーケーションをして感じたメリットを教えてください

①やりたいことを諦めなくていい!

自分のやりたいことも、家族のやりたいことも両立しながら仕事ができるのが魅力。

さらに、収入も得られるため「仕事かプライベート、どちらかを選択しなければならない」という制約もありません。

②環境の変化で作業効率がアップ!

いつもと違う場所で仕事をすることで、新鮮な気持ちになり、時間の使い方を意識できるようになります。

結果として作業効率アップにつながり仕事にもよい影響が!

③長期旅行のハードルが下がる!

旅行中にも仕事をする前提なので、比較的長期間の旅行もハードルが下がります。

有給休暇の調整や業務のスケジュール調整に悩まずに気軽に長期旅行が楽しめるのは大きなメリットです。

④家事から解放されて仕事に集中できる!

滞在先では家事をしなきゃと気にする必要がありません。

毎日朝から家事や育児に追われているママもワーケーション先では心の余裕が。

仕事にもしっかりと向き合えるので集中できます。

⑤家族との時間が充実!

ワーケーションと家族旅行を一緒にすると、仕事をしながら家族との貴重な時間も大切にできます。

旅行先で楽しい時間を過ごすと、家族の喜ぶ顔を見られるので、そこもまた大きな魅力のひとつです。

Q.ワーケーションを最大限に楽しむコツは何ですか?

仕事とプライベートを両立してワーケーションを楽しみ尽くすには、どちらのニーズも満たす環境とスケジュール管理が重要。

経験者からは事前の準備も大切という声が上がりました。

①事前にスケジュールを共有する

同行者へのスケジュールは事前にしっかり伝えておきましょう。

旅先で仕事もする、といういつもと違う環境なので「◯時〜◯時までは仕事の時間」など明確なスケジュールが大切。

②関係者と連携し、仕事の調整を行う

同行者だけでなく仕事で関わる人にも情報共有は大切です。

「連絡が取りづらい時間帯」「いつなら対応できるのか」など、必要な情報は早めに共有し、

スムーズに業務を進められるよう調整しておきましょう。

③長時間仕事に追われないよう事前準備をする

せっかくのワーケーションなので、定期的な業務(もしくは通常の業務)に絞り、

ミーティング日程の調整や、早め早めのタスク完了を徹底しましょう。

余裕があるとワーケーション先でも慌てずにすみますね。

④仕事とプライベートのメリハリをつける

仕事に集中する時間は決めてメリハリをつけましょう。

家族との時間にダラダラ仕事をするのではなく、意識的に切り替えができるとよいです。

⑤先回りしてタスクを完了させる

ワーケーション中にやりとりが発生しそうな業務については事前に対応。

不要なタスクが発生するのを防ぐとよりワーケーションを楽しめます。

Q.ワーケーションをした日のスケジュールを教えてください!

ワーケーションのイメージがまだいまいちな方へ。

実際のワーケーションでのリアルな過ごし方を聞いてみました。

ぜひ次でご紹介する星野リゾートトマムでのワーケーション動画と合わせてご覧ください。

<Aさんの場合>

8:00-11:00 ホテルやカフェで集中して仕事

11:00-12:00 家族とランチ&観光

12:00-14:00 コワーキングスペースでクライアントとのミーティング

14:00-18:00 半休を取得し、ワークアウトや観光でリフレッシュ

18:00-21:00 家族とのディナー&観光

21:00-22:00 ホテルで副業の作業・翌日の準備

<Bさんの場合>

6:00-7:00     仕事

7:00-14:00   家族と観光や食事

14:00-16:00 家族が休憩しているタイミングで仕事

16:00-20:00 家族と観光や食事

22:00-24:00 仕事

リモラボスタッフが「星野リゾート トマム」でワーケーションの魅力を体感

日頃からワーケーションを積極的に取り入れているリモラボスタッフが、

北海道の大自然に囲まれた「星野リゾート トマム」でワーケーションを実施。

ワーケーションの本質は「非日常空間を意図的に作ること」 にあり、その環境だからこそ、

現地の文化や人々との交流、自然との触れ合いが生まれ、新しい刺激を受ける機会が増えることが分かりました。

このような環境の変化は、心理的・精神的なリフレッシュ をもたらし、幸福度の向上、創造的思考の促進、生産性の向上へとつながります。

実際に、今回のワーケーションを通じて、業務の効率やアイデア創出に良い影響があったことを実感しました。

今回のワーケーションの様子を動画にまとめています。ぜひご覧ください!

まとめ

今回の調査から、多くの人がワーケーション未経験であり、実際にどのように過ごせるのかイメージが湧きにくいことが分かりました。

ワーケーションを実際に経験した人からは、作業効率の向上や家族との時間が充実するなど、

多くのメリットが挙げられる一方で、やはり未経験では不安が多いものです。

ワーケーションに求めることとして、「仕事」「旅行」それぞれ重視するポイントがあります。

  • 快適なWi-Fi環境など作業環境の充実
  • その土地ならではの食事、観光など、旅もしっかりと楽しめること

ワーケーションとは単なる「旅先での仕事」ではなく、仕事の生産性を高めながら自分や家族の時間も大切にできる柔軟な働き方です。

これからのワークスタイルの選択肢として取り入れてみてくださいね。

今後もリモラボは女性の自由な働き方の実現をサポートしていきます。

またリモートワークの先導者として、ワーケーションの情報・体験も積極的に発信していきますのでぜひご注目ください。

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こもりん

こんにちは、小森優(こもりゆう)です。

私たちは、「女性の働くをもっと自由にしたい」という熱い想いあります。

その想いを形にするために、女性専門のリモートワーク実践スクール『リモラボ』を運営しています。

今では、この熱い想いに共感してくれた方々が集まってくださって、たった創業2年で3800名以上の女性(受講生)がリモートワークを実現できています。

なぜ、3800名以上の女性がリモートワークを実現できたのでしょうか。

今は、生成AIの出現もあり、スキルを身に付けても収入に繋がらない問題がいくつもあります。

私たちは、この問題を解決できるおかげで、3800名以上のリモートワークで自由に働く女性たちを輩出し続けています。

  • 「在宅で仕事をしたいけど、何から始めれば良いか分からない」
  • 「子育てしつつも、キャリアも諦めたくない」
  • 「今後のライフイベントに備えて、場所にとらわれない働き方を手に入れたい」

など、そのような想いがありましたら、

まずは、在宅ワークで収入に繋がらない問題を解決する『女性限定の無料セミナー』に参加してみてはいかがでしょうか?

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