インスタとTikTokはどっちが稼げる?強み・弱みを徹底比較

小森優(こもりん)のプロフィール

さまざまなSNSが流行する中、利用数が伸び続けており収益化しやすいといわれているのがインスタとTikTok。

「どっちが自分に合っているかわからない」

「どっちが稼ぎやすい?」

SNSで収益化をしたいけど、インスタとTikTok、どちらが稼げるかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、インスタとTikTokそれぞれのプラットフォームの特徴を比較して解説しています。

さらに具体的な稼ぎ方と、目的別にどっちを使った方が稼ぎやすいかについてもご紹介しているので、ブックマークしていつでも見返せるようにしておきましょう。

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目次

どっちが稼げる?インスタとTikTokの強み・弱み

近年SNSで収益を得る人が増えています。特に、インスタとTikTokは若者を中心に利用者が多く、収益化しやすいプラットフォームとして注目されています。

どちらがより稼げるのか、インスタとTikTokそれぞれの強み・弱みを比較してみましょう。

インスタ

まずは、インスタの強みです。

インスタの強み4つ

インスタは商品やサービスを購入したり、セミナーなどサービスの申し込みのハードルが低い傾向にあります。

インスタで調べものをするユーザーも多く、商品やサービスを調べ、そのまま購入につながる機会の多いプラットフォームです。

株式会社ホットリンクが2024年におこなった「Instagramの利用動向に関する調査結果」をみてみましょう。

インスタがきっかけで商品を購入した経験があるかの調査では、「フィード投稿」からが75.3%、「ストーリーズ」からが55.2%でした。

インスタは新しいものを発見するために利用され、購入経路は後日ECサイトで購入する人がもっとも多いことがわかります。

インスタで商品やサービスを販売する場合、通常のフィード投稿以外にもライブ配信やリール、ショッピング機能などさまざまな機能を使ってユーザーに訴求することができるんです。

さらに写真や動画、最近は漫画やイラストなどの多様なコンテンツが増え、ブランドの世界観を表現しやすいのが特徴です。

インスタの弱み1つ

インスタの弱みは、アカウントが育つのに時間がかかることです。

最初は毎日投稿をしたり、いいねやコメント周りをおこなうなど手間がかかりますが、なかなかアカウントが伸びない期間が長く、途中でリタイアしてしまう人も。

しかし継続することで必ず成果が出てくるので、まずは無理せず運用し続けることが大切です。

TikTok

次に、TikTokの強みはこちら。

TikTokの強み3つ

TikTokの大きな特徴として、利用者が若いという点です。

以下は、総務省情報通信政策研究所が2023年におこなった調査結果です。

メディアの利用時間に関する表
引用:総務省情報通信政策研究所「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

TikTokは10代、20代の利用者が他の年代よりも特に多いことがわかります。

さらにTikTokは投稿の量より質を重視しているので、投稿数が少なくてもコンテンツごとに評価され、拡散されやすいのが特徴です。

そして静止画が動くエフェクトや表情を崩したり目の色を変えたりとユニークなエフェクトが多く、また同じエフェクトを使っているユーザーの検索が可能です。

インスタにもフィルター機能はありますが、TikTokの方がより多彩なフィルターを使って撮影できます。

TikTokの弱みについては以下の通りです。

TikTokの弱み5つ

弱みはインスタと違って流し見の傾向が強いこと、そして商品を購入したりサービスを申し込む習慣が根付いていないことです。

調べものをするユーザーが少ないので、新しいものを発見する用途での利用はインスタより少ないでしょう。

ユーザーの年齢層が限定的でそもそもPR案件の種類がインスタより少ないので、収益化の機会が限られる側面もあります。

また、コンテンツをシェアしやすいので、安易に転用されたり、場合によっては悪用される危険性もあるので運用には注意が必要です。

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インスタとTikTokで稼ぎ方はどう違う?

パソコンの前で考え込んでいる女性

ここまでインスタとTikTokそれぞれの強みと弱みをご紹介しました。

次は実際にインスタとTikTokで稼ぐ手段について、特徴やどれくらい稼げるかの目安を見ていきましょう。

インスタ・TikTokに共通する稼ぎ方

稼ぎ方詳細目安の金額(月収)
運用代行個人事業主や企業のアカウント運用を代理でおこない報酬を得る方法5万〜30万円
コンサル自分のインスタ運用を通じて得た成功やノウハウをもとに、他人のアカウントにアドバイスや指導を行って報酬を得る方法10万〜50万円
広告収入企業から依頼を受け、投稿や動画に広告を掲載する1投稿あたり1万〜10万円
アフィリエイト商品・サービスのリンクを貼って紹介し、売上に応じて報酬を得る数千〜20万円
ライブ配信ファンから投げ銭をもらう数千〜15万円
サブスクリプションサービス月額料金を設定して、会員限定コンテンツを提供する数万〜30万円
商品販売自分のブランドの商品を販売する数万〜50万円
Webセミナー・オンラインワークショップ特定のスキルや知識を教えるためのコースやワークショップを提供する5万〜50万円
パートナーシップ他のインフルエンサーやブランドと提携して、コラボレーション投稿で報酬を得る10万〜50万円

収益方法で主流となっているのはアカウントの運用代行です。

オーダー通りの投稿作成やいいね周りなどの単純作業から戦略的な運用まで仕事内容の幅が広く、経験やスキルによって収入が変動します。

インスタ投げ銭機能であるバッジは70円~860円ほどのスターを購入して応援してもらうシステムです。

インスタギフト機能の概要や詳しい設定方法を知りたい方は「インスタの収益化で使える初期設定とは?知らなきゃ損する注意点も解説」もチェックしてみてくださいね。

TikTokの 企業案件の平均単価は、フォロワー1人につき2円〜6円ほどです。 たとえば、フォロワーが10,000人いれば報酬は20,000円〜60,000円となります。

商品販売やサブスクサービス、Webセミナーなどは、販売するサービス内容やターゲット層によって価格設定に幅があります。

収入額はあくまで目安になりますが、インスタとTikTokには収益化の方法がたくさんあることがわかりますね。

インスタ独自の稼ぎ方

稼ぎ方詳細目安の金額(月収)
Instagramショッピング投稿した画像と商品ページを紐付け、自分のネットショップの販売ページに誘導する方法5万〜50万円
Instagramボーナス特定の条件を満たしたユーザーに対して、インスタグラムからボーナスが支払われる制度5万〜30万円

インスタにはInstagramショッピングという機能があります。投稿した画像と商品ページを紐付けることで、自分のネットショップの販売ページに誘導することができます。

ショッピング機能はとくに物販をしている人にはおすすめです。

Instagramボーナスの詳しい条件は明示されていませんが、1ヶ月で25ドル以上の報酬を得ているアカウントに対して、再生数に応じて報酬が支払われる仕組みです。

運用するアカウントのプロフェッショナルダッシュボードに[招待]が表示されている場合、[ボーナスを有効にする]を設定するだけでプログラムへの参加が可能です。

インスタは発信しているコンテンツの質で評価される傾向にあり、投稿を見つけて気に入ってくれた人がファンになってくれやすいSNSです。

TikTokよりアカウントが育つのに時間はかかりますが、商品やサービスの販売などのビジネスからクリエイターまで、幅広く稼ぎやすいプラットフォームです。

TikTok独自の稼ぎ方

稼ぎ方詳細目安の金額(月収)
クリエイター基金一定条件を満たしたユーザーに視聴回数に応じて報酬を支払う制度1万円〜20万円
Creativity Program BetaTikTokのクリエイター向けの新しい収益プログラムで、一定の基準を満たすと参加可能3万〜30万円
TikTokギフトライブ配信中に視聴者からギフトを受け取り、それを収益化する1万〜15万円

クリエイター基金とは、一定条件を満たしたユーザーに視聴回数に応じて報酬が支払われる制度です。おすすめフィードでの有効視聴数が1,000回に達すると報酬が発生します。

報酬はCreator Rewards Programダッシュボードから、推定報酬額と、その他インサイトを確認できます。

Creativity Program Betaは、18歳以上で、フォロワー数と動画視聴数の要件を満たしており、クリエイティブなコンテンツを継続して投稿している方、と定義されています。

条件を満たす場合は公式ページからプログラムに申し込むことができます。

TikTokはライブ配信などで収益化が目指せるので、クリエイターの方におすすめです。


インスタとTikTokでは、共通する稼ぎ方も多いですが、それぞれのプラットフォームに特有の稼ぎ方も存在します。

どちらのプラットフォームでも、自分の得意分野や興味に合わせて、最適な稼ぎ方を探すことが重要です。

それぞれのSNSの特徴を理解し、自分に合った方法で収益を上げていきましょう。

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インスタやTikTokで稼げる人の傾向

インスタやTikTokで収益化するためには、各SNSプラットフォームの特徴を理解し、それに合った戦略を取ることが重要です。

ここでは、どっちを使った方が稼ぎやすいか、インスタとTikTokそれぞれの傾向について解説します。

インスタを使った方が稼げる人

インスタを使った方が稼げるのは、以下のような人です。

インスタを使ったほうが稼げる人の特徴4つ

インスタは同じ趣味やライフスタイルが似ているユーザーに周知しやすいので、自身のファンや共感からつながるコミュニティを作りたい人におすすめです。

本当にいいと思ってくれるファンが増えるので、商品やサービスを買ってもらいやすくなります。

150文字しかキャプションを入力できないTikTokに対して、インスタは2,200文字まで入力できるので、文章で伝えるのが効果的な場合はインスタとの相性がいいです。

また、企業とのタイアップを考えたとき、インスタはすでに全世代で利用されているため、オールジャンルの案件に対応可能です。

プロフィール欄にURLを貼ってサイトに誘引できるので、ECサイトと連携させたい方にもおすすめです。

TikTokを使った方が稼げる人

一方でTikTokを使った方が稼げる人は、以下のような人です。

TikTokを使ったほうが稼げる人の特徴2つ

ショート動画でより多くのユーザーにコンテンツを届けられるTikTokは、投稿数やフォロワー数が少なくても、短期間で広く拡散させることが可能です。

最初にご紹介したように、TikTokは投稿数より質を重視しているので、コンテンツを充実させることで、見てもらえるチャンスを増やすことができます。

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インスタとTikTokを組み合わせた稼ぎ方

スマホを持って笑顔の女性

インスタとTikTokを組み合わせることでより収益化を促進させることも可能です。
インスタに投稿したリール動画は、TikTokでも再利用できます。

TikTokは初期段階でのフォロワーも集めやすいため、インスタのフォロワーを伸ばすのに一役買ってくれます。

インスタで再度同じコンテンツをアップロードすると評価されず伸びにくいですが、TikTokとインスタでの再投稿は現状問題ありません。

インスタで反応がよかったコンテンツをTikTokにもアップすることで、フォロワーや収益を伸ばすことにつながります。

コンテンツをうまく有効活用して、無理のない運用をしていきましょう。

運用代行で稼ぐならインスタ

運用代行を検討している方にとって、インスタとTikTokのどっちがより稼げるのか気になりますよね。
データをもとに、インスタグラムとTikTokのどちらが運用代行で稼ぎやすいかを解説します。

まずは、インスタとTikTokの日本での利用率を比較してみましょう。

ソーシャルメディアサービスの利用率
引用:総務省情報通信政策研究所「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

日本でのインスタの利用率は56.1%と、TikTokの32.5%に比べて圧倒的に高いです。

なので多くのユーザーがいるインスタの方が、運用代行の需要も高いことがわかります。

また、株式会社ユーザーローカルはインスタを活用している企業は2016年時点で1万社を突破していると発表。ビジネスシーンでも多く活用されています。

国内企業のインスタアカウント開設企業数のグラフ
引用:株式会社ユーザーローカル「国内企業Instagramアカウント開設企業数」

SNSマーケティングでインスタを取り入れる企業が多いことからも、運用代行の需要がますます増加していることがわかります。

TikTokも急速に成長していますが、現時点ではインスタの方が、より多くの運用代行の需要があります。

運用代行で収入を得たいと考えている方は、インスタの運用代行方法を学ぶといいでしょう。

インスタノウハウばかり見て、収益化できない方へ】

まず、最初の月3万円を達成した超具体的な方法を1つの動画にまとめました。

まとめ

今回は、インスタとTikTok、どちらが稼げるかについて、各プラットフォームの特徴や収益方法を比較しながら解説しました。

インスタとTikTokの強みは以下の通りでした。

インスタ・インスタで何かを買ったり、申し込む習慣が根付いている
・調べものをするユーザーが多い
・興味喚起から購入までさまざまなインスタ機能で訴求できる
・ブランドの世界観を表現しやすい
・インスタ参入企業が増え続けている
TikTok・最初からフォロワーが集まりやすい
・撮影時のフィルターやエフェクトがインスタより豊富
・フォロワー数や投稿数が少なくてもコンテンツを拡散しやすい

インスタはコアなファンが作りやすく、かつ購入や申し込みにつなげやすいことから、個人のビジネスユーザーや企業の参入率も伸び続けています。

インスタの日本での利用率もTikTokより圧倒的に高いことからも、今SNS運用代行を始めるならインスタを学んでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

スキル0の保育士から独立をきっかけに、在宅や好きな場所で働けるSNSマーケティングの可能性を知る。事業責任者を務める女性のための実践型オンラインスクール『リモラボ』は4,000名以上に選ばれている。

【実績】
▶2年半で自身のInstagram6.2万フォロワー
▶X(Twitter)3.3万フォロワー
▶月間LINE友だち追加数26,000人超
▶それぞれのSNS集客年間累計3万人以上
▶Canva Japan総合SNSマーケティング監修
▶5,000件以上のSNSをプロデュース

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