

インスタのハンドメイド販売のコツと注意点!売れやすい商品の特徴も解説
「インスタでハンドメイド作品を販売するメリットって?」
「インスタで売上を伸ばすコツが知りたい」
「売れている作家はどんな投稿をしてるの?」
インスタでハンドメイド作品を販売するコツは、インスタを「集客の入り口」として活用することです。多くの作品に埋もれがちな販売サイトとは違って、インスタならあなたのファンを作ることができるんです。
この記事では、販売サイトとの役割の違いから売上を伸ばすための投稿のコツ、トラブルを避けるための注意点までを解説。
こもりん販売サイトで伸び悩んでいた方も、自信を持ってインスタで販売できるようになりますよ。
インスタでのハンドメイド販売と販売サイトの違い

ハンドメイド作品をオンラインで販売する場所として、「インスタ」と「専門の販売サイト」があります。以下のように役割や強みが異なるため、それぞれの違いをおさえましょう。
- インスタ:作品の世界観を伝えながらファンを集める集客の場
- 専門の販売サイト:購入手続きをスムーズに進めるお店
インスタは、写真や動画を使って作品の魅力や作り手の想いを自由に伝えられるのが特徴。ハッシュタグやリールを活用すれば、フォロワー以外の人に作品を見つけてもらえる可能性があります。
一方で販売サイトは、ハンドメイド作品を購入したい人が訪れる場所。決済や発送のシステムが整っているため、取引を安心して進められます。
こもりんそれぞれの違いを表にまとめたので、見ていきましょう。
| 比較項目 | インスタ | 販売サイト |
| 集客のしやすさ | ◎(拡散力が高く、新たな顧客に見つけてもらいやすい) | △(サイト内で見つけてもらう工夫が必要) |
| 購買意欲の高さ | △(情報収集目的のユーザーも多い) | ◎(購入意欲の高い顧客が集まっている) |
| 世界観の伝えやすさ | ◎(投稿の自由度が高く、作り手の個性を出しやすい) | 〇(サイトのフォーマット内で表現) |
| 販売の手間 | △(DMでの個別対応は手間がかかる) | ◎(決済や発送システムが整っている) |
| 競合の多さ | 〇(多いが発信次第で差別化しやすい) | △(非常に多く、作品が埋もれやすい) |
それぞれにメリットがあるため、はじめは両方を組み合わせるのがおすすめです。インスタであなたの作品や人柄に興味を持ってもらったうえで、購入できる販売サイトへ案内する。この流れを作ることがポイントです。
インスタでハンドメイド作品を販売するメリット
ここでは、インスタを活用して販売する4つのメリットを紹介します。
この章で解説すること
- 低コストで始められる
- 拡散力があり新規顧客を獲得しやすい
- 世界観を伝えてファンを作りやすい
- 販売と集客を同じ場所で完結できる
こもりん集客から販売までの流れをインスタ内で整える方法もわかるので、売上アップのヒントが見つかりますよ。
低コストで始められる
インスタ販売の大きなメリットは、費用をかけずに始められる手軽さです。ハンドメイド作品を専用サイトで販売する場合は、販売サイトへの登録料や販売手数料、月額利用料などが必要になります。
しかし、インスタのアカウント開設や投稿は無料。作品の写真を撮影して投稿するだけで、自分のお店をすぐに開けます。さらに、インスタのショッピング機能も無料で利用可能。これは投稿した写真に「商品タグ」をつけられるもので、タグをタップすれば商品の詳しい説明や価格を伝えられます。カタログのように作品の魅力を伝えられるんです。
インスタであれば少ない在庫から始めて、お客様の反応を見て規模を大きくしていく、という進め方ができますよ。これから始めたい方にとって、リスクを抑えて挑戦できるのは嬉しいポイントですね。
拡散力があり新規顧客を獲得しやすい
インスタは拡散力が高く、新しいお客様に見つけてもらいやすいツール。「#ハンドメイド作品」「#手作りアクセサリー」「#大人カジュアル」といったターゲットが検索しそうなハッシュタグを使えば、興味がある人に届きやすくなります。特に投稿の中でも拡散力があるリールを発信すれば、フォロワー以外の人にも作品を見てもらえるチャンスが広がりますよ。
販売サイトでは、販売実績やレビュー数が少ないうちは検索上位に表示されにくく、多くの作品に埋もれがち。その点インスタは、発見タブやおすすめから偶然あなたの作品に出会う流れが生まれやすいのが特徴です。無名の作家でも、投稿の工夫次第で多くの人に知ってもらえる可能性があるんです。
こもりんインスタは、無料の広告のようなもの。使わない手はないですよね!
世界観を伝えてファンを作りやすい
作品だけでなく、作り手の世界観を伝えてファンが作れるのもインスタの強みです。完成した作品の写真や動画はもちろん、どのような思いで作っているのか、なににこだわっているのかも伝えられます。
たとえば制作している手元を動画にしたり、作品のアイデアが生まれたエピソードを添えたりするのがおすすめ。投稿を通じて作り手の思いや作品の雰囲気が伝わると、お客様は単なる「モノ」ではなく、特別な価値を感じてくれます。
こうして生まれた親近感や共感は、お客様があなたのファンになるきっかけに。「あなただから買いたい」と継続的に購入してくれる心強い存在になってくれるのです。作品の背景や作り手の日常など、人柄も含めて発信できるのがインスタならではの魅力です。
こもりん「その人らしさ」が伝わると、作品への愛着が強くなるものですよね!
販売と集客を同じ場所で完結できる
インスタの投稿で作品を知ってもらった後、そのまま購入につなげられるのも大きなメリットです。
たとえば投稿を見て「素敵だな」と感じたお客様が、写真に付いた商品タグをタップすれば、そのまま購入ページに進むことができます。わざわざ別のサイトを探す手間がないため、お客様の「ほしい」という気持ちが冷めないうちに購入まで進んでもらえます。このスムーズさが、購入のハードルをグッと下げてくれますよ。
インスタのプロフィール欄に販売サイトのリンクを載せれば、興味を持ったお客様がいつでも作品を購入できます。さらにストーリーズ投稿で、「今夜7時から新作販売!」とお知らせしながら販売ページに誘導することも可能です。
お客様に知ってもらう「集客」から購入してもらう「販売」までをスムーズに案内できる流れは、お客様を迷わせない仕組みといえます。
インスタでハンドメイド作品を販売する方法は3つ

ここからは、インスタで作品を販売する具体的な方法を解説します。それぞれメリット・デメリットがあるので、どれが合っているか確認していきましょう。
この章で解説すること
- インスタのショッピング機能を使う
- 販売サイトや自分のショップにリンクで誘導する
- DMでやり取りして個別販売する
こもりんどの方法で始めるか迷っている方は、参考にしてください。
インスタのショッピング機能を使う
「ショッピング機能」はインスタの公式機能で、投稿からBASEやminneなどの外部の販売サイトにお客様をスムーズに案内できるもの。投稿に「商品タグ」を付けることでインスタ内で作品の詳細が確認でき、販売サイトの購入ページに移動できる仕組みです。
プロフィール画面には「ショップタブ」が追加され、タップすると登録した作品がカタログのように一覧で表示されます。どんな作品を扱っているのかをわかりやすく見せられますよ。
ただし、ショッピング機能を利用するには、Meta社の審査を通過しなければなりません。そのためのFacebookページとの連携や作品の登録なども必須。準備や手間がかかることをおさえておきましょう。
以前はインスタ内で支払いまで完了する「チェックアウト機能」がありましたが、2025年9月に廃止され、現在は外部の販売サイトでの購入に統一されています。
販売サイトや自分のショップにリンクで誘導する
2つ目は、BASEやminneなどの外部の販売サイトや自分で作成したECサイトのURLをインスタのプロフィール欄に記載して案内する方法です。1番のメリットは、手軽さ。投稿を作ったり、プロフィールを編集したりするだけでいいので、先ほど紹介したショッピング機能のような複雑な設定は不要です。
販売サイトに誘導するには、以下のような案内がおすすめ。
- プロフィール欄:「購入はこちら」といった案内を添えて販売サイトのURLを掲載
- 投稿:「〇日まで販売中。プロフィールのリンクから購入できます」と記載し、販売サイトを案内
ストーリーズであれば、投稿に販売ページのリンクを載せることも可能です。
こもりん初心者でもすぐに販売を始められるのが魅力ですね!
複雑な設定でつまずくことなく、まずは「販売する」という経験を積むのにぴったりです。
DMでやり取りして個別販売する
DMを使ってお客様と直接やり取りし、商品を販売する方法もあります。お客様からの「作品を購入したい」という連絡をきっかけに、コミュニケーションを取りながら販売を進めます。
お客様一人ひとりの要望に丁寧に応えられるため満足度が高まりやすく、リピーターにつながりやすいのが魅力。作り手と購入者の距離が近く、信頼関係を築きやすいです。
一方で個人間の取引になるため、トラブルに発展しやすいのも事実。支払い方法やキャンセル規定、返品の条件などをあらかじめ決めておかないと、「費用が支払われない」「発送後にキャンセルしたいと言われた」といった事態になることも。DMで販売する場合は、プロフィールや投稿で取引に関するルールをしっかり記載しましょう。
ハンドメイド作品以外の販売方法は、以下の記事で紹介しています。

インスタでハンドメイド作品を販売するための4つのコツ
ハンドメイド作品の売上を伸ばすには、ただ作品の写真をインスタに投稿するだけでは不十分です。ここではお客様の目に留まり、購入につなげるための4つのコツを紹介します。
この章で解説すること
- プロフィールは「なにを売っている人か」を明確にする
- 写真や動画で「使うシーン」を想像させる
- 人気タグとニッチタグを組み合わせる
- 「作り手の人柄」を発信して共感を得る
こもりん初心者でもすぐに実践できる方法です!
プロフィールは「なにを売っている人か」を明確にする
インスタのプロフィールは、あなたのお店の「看板」です。投稿に興味を持ってプロフィールを訪れた人が、「この人はどんな作品を作っているんだろう?」とひと目でわかるように整えておくことが大切です。具体的には、以下の3つをわかりやすく載せましょう。
- 肩書き:どんなジャンルの作品を扱っているかを簡潔に
- 自己紹介:作品のコンセプトや素材へのこだわり、次の販売予定などを記載
- ショップリンク:販売サイトのURLを記載
これらの情報がきちんと書かれていると安心感につながり、フォローや購入の後押しに。逆にプロフィールがわかりにくいと、「どこで買えるの?」と迷わせてしまい、去られてしまうことも。初心者こそまずはプロフィールを整えて、あなたの作品にたどり着きやすい状態にしましょう。
写真や動画で「使うシーン」を想像させる
お客様に「この作品、素敵だな。使ってみたい!」と思ってもらうためには、写真や動画で具体的な使用シーンを想像させることが大切です。机に置いた作品の写真だけを載せるのではなく、実際に身につけるとどんな雰囲気なのか、どんな場面で活用できるかというイメージを伝えましょう。
こもりん作品別のおすすめの投稿はこちら。
- アクセサリー:着用してサイズ感や揺れる様子を伝える
- インテリア雑貨:棚のうえに置いて実際の使用例を見せる
- 子ども服:子どもの着用写真を使って、丈の長さや全体のシルエットを見せる
このように、実際に使う場面を見せるのがポイント。また、制作する様子を動画で紹介するのもおすすめです。手仕事の温かみが伝わり共感を得やすく、購入につながりますよ。
特に動画は、写真以上にリアルに作品のよさを伝えられます。実物を手にできないネット販売では、動画の活用が差別化になりますよ。
人気タグとニッチタグを組み合わせる
ハッシュタグは、あなたの作品をまだ知らないお客様に見つけてもらうための効果的な手段。投稿数の多い「人気タグ」だけでなく、作品の特徴を伝える「ニッチタグ」をバランスよく組み合わせましょう。
たとえば「#ハンドメイドアクセサリー販売」や「#手作り雑貨」のような人気タグは検索する人が多い反面、投稿数が10万件以上も。人気タグだけ付けても、ほかの投稿に埋もれてしまいます。
かといって、あまりにニッチすぎるタグだけでは、検索する人が少なく投稿が誰の目にも留まらない可能性も。だからこそ、人気タグとニッチタグの両方を組み合わせるのがおすすめです。
「#くすみカラーイヤリング」や「#天然石のブレスレット」といった、作品の特徴を具体的に表すニッチなグも使いましょう。「まさにこういうものを探していた!」という購入意欲の高いお客様に見つけてもらいやすくなりますよ。
「作り手の人柄」を発信して共感を得る
ハンドメイド作品の魅力は、作品そのものだけでなく「誰が作っているか」という点にもあります。作品に込めた思いや制作の裏側、ときには失敗談を発信することで作り手の人柄が伝わり、お客様は親近感を持ってくれるんです。
こもりんたとえば「このデザインは、旅行先で見た景色から思いつきました」といったエピソードを添えるだけで、作品にストーリーが生まれますよね!
また、購入を迷っている方からのコメントやDMに丁寧に対応する姿勢も、信頼関係を築くうえで大切です。誠実なコミュニケーションや人柄が伝わるからこそ「この人から買いたい」という気持ちが芽生えるのです。
ただ作品を見せるのではなく、あなたの考え方や日常も含めて発信することで共感が生まれるもの。それが長期的に応援してくれるファンやリピート購入に確実につながっていきますよ。
インスタ販売に向いているハンドメイド作品の特徴3選

SNSの特徴に合わせて作品を選ぶのが売れ行きを伸ばすコツ。ここでは、インスタで特に売れやすいハンドメイド作品を紹介します。
この章で解説すること
- SNS映えするデザインで写真映えするもの
- 実用性やプレゼント需要があるもの
- 小さくて発送しやすいサイズ感のもの
こもりんなにを作って売るべきか、商品選びのヒントが見つかりますよ!
SNS映えするデザインで写真映えするもの
インスタ販売でまず重要なのが、写真や動画で見たときの「見栄えのよさ」です。インスタは視覚的な情報が中心のSNSなので、デザインや色味が華やかで、パッと見で魅力が伝わる作品は多くの人の目を引きます。
たとえば、光に当たるとキラキラするレジンアクセサリーや色鮮やかな刺繍小物、繊細なドライフラワーを使った雑貨などは写真映えしやすいのでおすすめです。
こもりんきれいな作品が出てきたら、思わず「いいね!」したり、ストーリーズでシェアしたくなったりしますよね。
シェアされると投稿が拡散され、新たなフォロワーが増える可能性も。そのためには、たくさんの投稿の中から、スクロールする指を止めてもらえるかが重要です。パッと見て「かわいい」「素敵」と感じてもらえる作品は、インスタ販売に向いているといえます。
実用性やプレゼント需要があるもの
見た目のデザイン性に加えて、「普段の生活で使える」という手軽さや、「誰かにプレゼントしたい」と思わせることも購入を後押しするポイントです。
たとえばポーチやエコバッグ、キーホルダーといった普段使いできるアイテムは自分用として選びやすいので安定した人気があります。
また、誕生日や母の日、クリスマスといったイベントに合わせてギフト向けの作品を販売するのもおすすめです。多くの人がプレゼントを探すタイミングは、あなたの作品を知ってもらう絶好のチャンス。一度ギフトに選んでもらえたら、「次のプレゼントもあのお店で探そう」と思い出してもらいやすくなりますよ。
「普段使いに便利」「プレゼントにちょうどいい」。このようにお客様が購入するきっかけがはっきりしている作品は、インスタで売れやすくなりますよ。
小さくて発送しやすいサイズ感のもの
意外と見落としがちなのが、作品のサイズ感です。特に初心者のうちは小さくて軽く、発送しやすい作品から始めるのがおすすめです。
小さい作品は、在庫を保管するスペースを取りません。また、専用の段ボールを用意する必要がなく、クッション封筒などで手軽に梱包できることも魅力。送料を安く抑えられるのもメリットで、数百円の違いが購入の決め手になることも少なくありません。送料が安いことは購入のハードルを下げてくれるのです。
こもりんおすすめの商品は、ピアスやイヤリング、スマホケース、軽量の布製小物などです。
さらに、小さく軽量な作品は配送中に壊れるリスクが低いというメリットも。お客様に無事に作品を届けられるのは、大きな安心材料になりますよね。管理や発送の手間、コストを考えると、コンパクトな作品はお互いにとってメリットが大きいといえるでしょう。
インスタ販売に向いていないハンドメイド作品の特徴3選
インスタで売れやすい商品を知るだけでなく、扱いにくいものを理解しておくことも大切です。
ここでは、注意が必要な作品の特徴を解説します。
この章で解説すること
- 大型・壊れやすく発送が難しいもの
- 高価格すぎて気軽に買いづらいもの
- オーダーメイドで手間がかかりやすいもの
こもりんトラブルや失敗のリスクを減らす参考にしてください。
大型・壊れやすく発送が難しいもの
サイズが大きく、配送中に壊れやすい作品はインスタ販売には向いていません。たとえば、大きなインテリア家具やガラスを使った作品、陶器などは梱包に手間とコストがかかります。大きな段ボールや大量の緩衝材が必要で費用がかさむだけでなく、梱包作業もひと苦労。サイズが大きいと送料が高くなるため、お客様にとっても負担になります。
特に注意したいのが、配送中の破損リスクです。どんなに丁寧に梱包しても、輸送中のトラブルで作品が壊れてしまう可能性はゼロではありません。万が一破損した場合、お客様への謝罪や返金、交換品の発送といった対応に追われます。時間だけでなく精神的にも大きな負担となり、お客様との信頼関係を損なうことにもなりかねません。まずはコンパクトで壊れにくいものから出品するのが安心です。
高価格すぎて気軽に買いづらいもの
インスタは、すきま時間にチェックして気軽に購入するという衝動買いに向いているSNSです。そのため、1万円を超える高価格の作品は、売れにくい傾向があります。
特にまだあなたのことをよく知らないお客様にとっては、高価な作品を写真と文章だけで判断して購入するのは勇気がいります。販売実績が少ないうちは、お客様との信頼関係が築けておらず、「本当に写真通りの商品がが届くのか?」という不安が先にくるもの。心理的なハードルはさらに高くなります。
まずは数千円程度の気軽に買える価格帯の作品を販売し、品質のよさや対応の丁寧さを知ってもらうことが大切です。ファンが増え、作家としての信頼が高まれば、高価格な作品にも興味を持ってもらえるようになりますよ。
こもりん焦らず、段階を踏んで出品していきましょう!
オーダーメイドで手間がかかりやすいもの
お客様の要望に合わせて作るオーダーメイド作品は、満足度が高まりファンにつながりやすい反面、初心者にとっては注意が必要です。オーダーメイドはお客様へのヒアリングやデザインの提案、制作途中の確認など、完成品の販売に比べてやり取りの回数が大幅に増えます。このやり取りにかかる時間や労力を価格に反映させるのが難しく、結果的に負担を感じる原因になるのです。
たとえばサイズ調整が多いフルオーダーのアクセサリーや、細かな仕様を1から決めていく布小物などは多くの手間がかかるので注意しましょう。
また、複数の注文を同時に進めると納期管理が複雑になり、お客様を待たせてしまうトラブルにもつながりやすいです。まずは完成品をスムーズに販売できるよう慣れていきましょう。
こもりんやり取りにかかる時間も、制作時間の一部と捉えることが大切です!
インスタでハンドメイド作品を販売するときに注意すべきこと

ハンドメイド作品の販売を安全に楽しむために、知っておきたい注意点があります。
ここでは、インスタならではの気をつけるべき点を解説します。
この章で解説すること
- 違法・禁止されている商品は販売しない
- DM取引はトラブルになりやすい
こもりん事前にリスクや対策を知っておけば、安心して販売に挑戦できますよ。
違法・禁止されている商品は販売しない
インスタのガイドラインで販売が禁止されているものは、扱ってはいけません。手軽に始められるからといってルールを守らなければ作家としての信頼を失い、アカウントが停止されることも……。
インスタで販売が禁止されている商品は次の通りです。
- リスクが高い薬物、処方薬
- 弾薬、爆発物
- タバコ、アルコール
- 絶滅危惧種や保護種の生物・植物
- 歴史的遺物
- 危険物および有害物質
- 体の一部や体液
また、ハンドメイド作家が特に注意したいのが「著作権」や「商標権」です。人気キャラクターがプリントされた生地を使った作品や、有名ブランドのデザインを真似したものを販売することは、権利侵害にあたる可能性があります。
「知らなかった」では済まされない事態に発展することもあるため、自分の作品が規約や法律に違反していないか、しっかり確認しましょう。
DM取引はトラブルになりやすい
DMでの取引は、お客様と気軽にやり取りできる反面、トラブルに発展しやすいリスクがあります。BASEなどの販売サイトと異なり、公式の決済システムやトラブル時の補償がないため、すべて自己責任で対応しなければなりません。
よくあるトラブルは、次の通りです。
- 商品を発送したのに代金が支払われない
- オーダーメイドの制作を進めていたのに、途中で連絡が取れなくなった
- 商品到着後に「イメージと違う」と返金を求められる
もしDMで販売をおこなう場合は、支払い方法やキャンセル・返品の条件をまとめたルールをハイライトや投稿に記載し、相手の同意を得たうえで進めましょう。
しかし、そのルールを伝えても、相手に「読んでいなかった」と言われる可能性はゼロではありません。トラブルを避けるためにも、できれば販売サイトを活用するのがおすすめです。
まとめ
今回は、インスタのハンドメイド販売のコツと注意点、売れやすい商品の特徴をご紹介しました。
- インスタは「集客」、販売サイトは「お店」と役割をわけて併用する
- SNS映え・実用性・発送しやすさを意識して作品を選ぶ
- 大きい作品や高価格商品、オーダーメイド作品の販売は避ける
- インスタのプロフィールを整え、使うシーンや人柄を投稿で見せてファンを作る
- インスタのルールを守り、DMでの直接取引などのトラブルを避ける
インスタはただ作品を見せる場所ではなく、「誰が、どんな思いで作っているのか」という背景まで伝えられるツールです。作り手の人柄や世界観への共感が、「あなただから買いたい」という特別な価値を生み出すのです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、まずはプロフィールを整えたり、ハッシュタグを変えてみたりとできることから試してみてくださいね。
もし、「インスタ発信に力を入れていきたい」「購入してもらえるアカウントを作りたい」と思っている方は、以下をチェックしてください!

