

インスタ投げ銭機能とは?ライブ動画やリール動画の各攻略法を解説
「インスタの投げ銭で収益をあげる方法って?」
「インスタで投げ銭する方法がわからない」
インスタの投げ銭機能は、ライブ配信やリール動画から直接収益を得られる大きなチャンスです。
しかし条件やコツを知らないまま始めると、せっかくの機能を上手に使えず収益化の機会を逃してしまう恐れも。
この記事では「バッジ」と「ギフト」2種類の仕組みや利用条件、投げ銭を増やすコツまで詳しく解説します。
副業や発信活動を収益につなげたい方は、今すぐチェックして収益化の一歩を踏み出しましょう。

投げ銭機能は 条件や設定が細かく忘れやすいポイントが多い ので、実践時に迷わないようにブックマークしておくのがおすすめです。
インスタの投げ銭機能とは
副業でインスタ運用をしている方の中には、インスタで収入を得る手段として投げ銭の活用を考えている方もいるでしょう。
投げ銭とは、ライブを視聴しているユーザーやファンが配信者にチップとして送金する機能で、この仕組みを利用するとインスタで直接収益を得ることができます。
この機能は2020年からインスタに追加され、現在は主に次の2つの方法で投げ銭が可能です。
インスタライブではユーザーが「バッジ」を購入し、配信者を応援することができます。
「バッジ」はインスタ内で投げ銭として機能し、配信者の収入になるという仕組みです。
インスタリール動画では、ユーザーが特定の動画に対して「ギフト」を送ることができます。
「ギフト」はユーザーが特定のリール動画に対して応援する方法で、条件を満たせば直接的な収入にもなります。
2つの投げ銭の利用条件と設定方法について詳しい手順を見ていきましょう。
バッジ機能は2020年に米国から提供開始され、当初はコロナ禍で打撃を受けたクリエイター支援が目的でした。一方、ギフト機能は2023年11月に日本でも正式提供が開始され、世界各国へ拡大中です。
どちらも、Meta社が「クリエイター支援」を明言している中で展開されている収益化機能であり、プラットフォームとしてクリエイター経済を重視している姿勢がうかがえます。
参照元:Instaglam公式ブログ「Instagramのクリエイター支援をさらに強化」(英語)
インスタライブの投げ銭「バッジ機能」の利用方法
インスタライブの「バッジ機能」とは、
インスタライブを視聴中にユーザーにバッジを購入してもらうことで、配信者自身やビジネスを応援してもらえる機能です。
まず、「認証バッジ」と、ここでご紹介している「バッジ機能」を混同してしまっている方もいるのではないでしょうか。
「認証バッジ」とは、プロフィールのユーザー名の右側についている、青いチェックマークのことです。
「認証バッジ」のマークが公式アカウントであることを証明し、なりすましを防ぐことができるため、著名人や企業、ブランドなどが多く利用しています。
2023年以降、Metaは「Meta Verified(有料の認証バッジ)」を開始し、誰でも月額制で取得できるようになりました。
インスタライブで投げ銭として使われる「バッジ機能」とは全く別のものなので注意しましょう。
- インスタライブ「バッジ機能」の条件
- インスタライブ「バッジ機能」をオンにする方法
- インスタライブ「バッジ機能」の金額や支払い制限
インスタライブ「バッジ機能」の条件
バッジ機能で応援してもらえるアカウントには条件があります。
これらを満たすと、バッジ機能が利用可能です。
インスタが定めたガイドラインに違反した投稿をすると、将来的に収益停止になることもあるので注意が必要です。
バッジ機能の利用資格を満たしているかどうかは、自身のアカウントのプロフェッショナルダッシュボードから確認できます。
[バッジを設定]の表示があればバッジ機能の利用条件を満たしているということです。

条件を満たしていないアカウントには「バッジ」の表示はされません。
バッジ機能を利用するには、まずはフォロワー数を1万人以上にする必要があります。
フォロワーの増やし方のコツについては「インスタで投げ銭が利用できるフォロワー5,000人以上を達成させる手順」で解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
インスタライブ「バッジ機能」をオンにする方法
バッジ機能を使ってインスタで収益化をはじめたい方は、まずはバッチ機能を有効にする設定をしましょう。
インスタバッジ機能をオンにするには、以下の手順でおこないます。
「ライブ配信で収益を獲得」をクリックすると、「ライブ配信で収益を獲得」と表示されるので、[利用を開始]をタップし支払い方法を設定します。
[ライブ配信バッジを利用できるようになりました]という表示が出たら完了です。

設定が済んだら、いよいよ収益化デビューの一歩です!
インスタライブ「バッジ機能」の金額や支払い制限
上記の手順でバッジ機能をオンにしたら、バッジ機能が利用できるようになります。
バッジを購入する際にはハートの数によって金額が異なり、以下の3つのレベルがあります。
ライブの視聴者は、ライブ配信中にバッジを複数購入でき、送信することができます。
ユーザーがバッジを購入すると、その人のユーザーネームの横にハートが表示されるようになっています。
バッジの合計数は、ライブ配信の終了後にプロフェッショナルダッシュボードの[バッジ]でいつでも確認できます。
バッジの仕組みを知っておくと、安心して配信に集中できますよ!
クリエイターが受け取る手数料
現在のインスタのレベニューシェアは0%です。
レベニューシェアとは、配信者とインスタ側の収益シェア率のことです。
アプリ内購入の場合は、GoogleとAppleに30%の手数料が引かれる仕組みです。
ユーザーは1件のライブ動画につき38,000円ほど(250米ドル)までを上限に、何個でもバッジを購入できます。
バッジの購入はサブスクリプションによるものではなく、ユーザーが都度購入する形です。
また、バッジ機能を設定でOFFにしていると、インスタライブをおこなっても視聴画面にバッジの購入アイコンは表示されません。
バッジを受け取りたい方は、必ずバッジ機能の設定をオンにするのをお忘れなく。
インスタリール動画の投げ銭「ギフト機能」の利用方法
インスタの「ギフト機能 」とは、投稿したリール動画に対して、投稿をいいと思ったユーザーからバーチャルギフトを投げ銭として受け取ることができる機能です。
ユーザーはインスタ上で購入できる「スター」というバーチャルギフトを投稿者に贈ることができます。
投稿者はこのスターの数に応じて収益を得ることができるという仕組みです。
「バッジ機能」はインスタライブ中にバッジを購入してもらうことで収益化できるもので、「ギフト機能」は投稿したインスタリール動画に対して贈られるものです。
ライブ配信中のみ利用可能な「バッジ機能」と違って、
「ギフト機能」はアップしたリール投稿に対してユーザーがいつでもギフトを贈ることができるので、継続的に収益が期待できます。
- インスタリール動画「ギフト機能」の条件
- インスタリール動画「ギフト機能」をオンにする方法
- インスタリール動画「ギフト機能」の金額や支払い制限
インスタリール動画「ギフト機能」の条件
ギフト機能を利用できるアカウントには以下の条件があります。
以上の条件を満たせばインスタリールのギフト機能が利用できます。
インスタリール動画「ギフト機能」をオンにする方法
Instagramギフト機能を使って収益化をはじめたい場合、まずはギフト機能をオンにする必要があります。
ギフト機能をオンにする手順は以下の通りです。
アプリのプロフィールから[プロフェッショナルダッシュボード]をタップし、[ツール]の[ギフト]をタップ。
[リール動画へのギフトを許可]をタップして、この機能をオンにします。
これで過去に投稿したリール動画に対してユーザーがギフトを贈れるようになります。
この機能がオフになっていると、ユーザーはギフトを贈ることができないので注意しましょう。

受け取れる準備ができているか、もう一度チェックしてくださいね!
インスタリール動画「ギフト機能」の金額や支払い制限
ユーザーはインスタ上で購入した「スター」をギフトとして贈ることができる仕組みになっています。
ユーザーは「1、5、10、15、20、300スター」の6種類からギフトを選択できます。
ギフトを贈るにはスターを購入する必要があり、スターの購入は以下3パックから選択可能です。
投稿者はもらったスターの数に応じて収益を得ることができます。
ただ、残高の総額が$25(現3,800円ほど)に達するまで支払いはおこなわれないという支払い制限が定められています。
国際送金の場合は金融機関の処理の関係で、連携している口座への入金まで数日かかることもあるので注意しましょう。

ギフト収益はスターの数で決まります。細かい条件も一度見ておくと安心ですよ。
インスタで投げ銭が利用できるフォロワー5000〜1万人を達成させる手順
ここまで、投げ銭機能の使い方や設定方法についてご紹介してきました。
「バッジ機能」を使えるようになるにはフォロワー1万人以上、「ギフト機能」ならフォロワー5000人以上という条件を満たす必要があります。
投げ銭機能を使う前に、まずこのフォロワー数にハードルを感じる人も多いでしょう。
ここではフォロワー1万人以上を達成させるためにできることを具体的にご紹介します。

以下の8つのステップを順番にこなすことでフォロワー1万人は十分に目指せますので、ぜひ実践してみてくださいね。
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
ステップ1.アカウントのジャンルを絞る
アカウントのジャンルを絞ってターゲットを明確にすることは、伸びるアカウントにするうえで1番重要なポイントです。
ここがぶれるとフォロワーは増えません。
ジャンルを絞ってターゲットを明確にすると、どんな情報を発信したらいいのかが見えてきます。
このとき、年齢や性別だけでなく居住地や職業といった細かな部分まで、よりターゲットを絞り込むことを「ペルソナ設定」といいます。
たとえばターゲットを「30代のリモートワーカー」に設定したら、以下のように細分化してペルソナを絞っていきます。
- 育休明けの1年後にちゃんと仕事に戻れるか不安(体力面や社内の環境変化に適応できるかな……)
- 正社員では子どもとの時間が取れないかもしれない
- リモートワークなら家庭と両立できそうだけどスキルがない
- 産休・育休中になにか資格を取るべき?
上記のようにターゲットをより明確に絞っていくことで、より具体的な悩みが見えてきますよね。
この場合だと、ペルソナの悩みはこんな感じです。
- 育休明けの1年後にちゃんと仕事に戻れるか不安(体力面や社内の環境変化に適応できるかな……)
- 正社員では子どもとの時間が取れないかもしれない
- リモートワークなら家庭と両立できそうだけどスキルがない
- 産休・育休中になにか資格を取るべき?
上記のように具体的な悩みがわかれば、その悩みを解決する内容を発信していけばいいのです。
ジャンル設定に迷ってしまう方は、まず自分の得意なことや好きなものを書き出し、発信したいジャンルをひとつに絞っていくといいでしょう。
インスタ運用においてはジャンルとコンセプトが9割ともいわれており、時間をかけてしっかり設定する必要があります。
ステップ2.プロフィールを作り込む
次にプロフィール設計です。
ユーザーは発見欄で投稿を見つけてプロフィールに飛び、過去の投稿をざっと見て、有益だと判断すればフォローするという行動パターンを取ります。
どんな内容を発信しているアカウントなのかを、プロフィール欄で明確に伝えられるかどうかで、フォローしてもらえるか決まるのです。
プロフィールを書くときは、以下のポイントを意識して作りましょう。
リモラボの代表、こもりんのプロフィールを参考に見てみましょう。
名前の横に発信内容である[インスタ攻略]の記載と、誰に向けて発信しているのか、さらにストーリーズを見れば最新情報を知ることができるのも読み取れます。
こもりんの場合は実績を記載して権威性のあるアカウントであることを示していますが、最初は誰しも実績があるわけではありません。
まずは「わかりやすさ」を重視して作りこむことが大切です。

まずは伝わることを一番に考えてみましょう!
ステップ3.有益な情報を投稿する
フォロワーが知りたいと感じている有益な情報を投稿しましょう。
最初に設定したターゲットが抱える悩みを考慮し、投稿の内容を考えます。
好きなジャンルだと、つい自分が好きなことについて主観的に語ってしまいがちですが、アカウントが育ってファンが増えるまでは我慢しましょう。
あくまでターゲットにとって、ためになる情報や面白いと思ってもらえるエンターテイメント性の高いコンテンツを定期的に投稿することが重要です。
有益な情報を提供し続けることで、フォロワーからの信頼を得ることができます。
さらにコメントやいいね!などの反応も多くなるので、インスタからのアカウント評価も高くなり、運用に優位になります。
まずは“誰かの役に立つか”を意識しましょう!
ステップ4.投稿に統一感を持たせる
フォントの種類や色合いなど、投稿内容の雰囲気を統一させることも大切です。
写真やキャプションの書き方が揃っていると統一感が出て見やすく、魅力的に見えます。
こちらは、フォロワー6.6万人の私のメインアカウントです。
写真の色はブルーがかった爽やかなトーンで統一し、文字入れのフォントや角度、キャッチコピーの書き方も一貫性をもたせました。
パッと見たときの見やすさと統一感が心地よく、さらに投稿の特徴がわかることで、アカウントを覚えてもらいやすくなります。
投稿を作成するときは、上記のように写真やフォントを揃え、アカウントの雰囲気を統一しましょう。
ステップ5.フォロワーと積極的に交流する
アカウントを育てるにはプロフィールの設定と発信内容の工夫だけではなく、フォロワーとの以下のような積極的な交流をすることも大切です。
コメントやDMをもらったら迅速に対応し、感謝や疑問点の解決などのやり取りをかわすことでフォロワーとの関係を深めましょう。
さらにユーザーの投稿にいいね!やコメントをすることで、コミュニティ感を育むことができます。
フォロワー以外のユーザーにも定期的におこなうことが重要ですが、片っ端からいいねやコメントをすればいいというわけではありません。
自分が発信している内容に興味がありそうなユーザーや、設定したターゲット像に当てはまるユーザーに対しておこないましょう。
気持ちのこもったコミュニケーションが、信頼につながっていきますよ!
ステップ6.ストーリーズを活用する
ストーリーズを活用することでもユーザーとの距離感を縮めることができます。
たとえば、フィード投稿をおこなったことをストーリーズでもお知らせしたり、フィード投稿には載せない日常のスナップショットや裏話を共有したりするのも効果的です。
フィード投稿は有益な内容にしてビジュアルの統一感を持たせることが重要ですが、ストーリーズでは投稿者の日常を見せることで、親近感を持ってもらいやすくなります。
また、通常のフィード投稿にはないアンケート機能などがあり、ユーザーとのコミュニケーションが取りやすいツールでもあります。
「はい/いいえ」で答えられるものから、複数の選択肢の中から選んでもらうアンケートも投稿可能です。

ユーザーとの距離感を縮め、フォロワー増加につながるのでどんどん活用していきましょう。
ステップ7.分析・改善しながら運用する
インスタを運用するには、投稿の結果を分析して改善するというサイクルが必須です。
ビジネスアカウントに切り替えるとインスタ公式分析ツール「Instagramインサイト」を無料で利用できます。
Instagramインサイトでできることは以下の通りです。
インサイト | 分析できること | 内容 | ||
---|---|---|---|---|
リーチした アカウント数 | インプレッション | コンテンツがユーザーに何回見られたか。 | ||
トップコンテンツ | 指定期間に投稿されたコンテンツ(投稿・ストーリーズ・リール・インスタ動画・ライブ動画)のうち、パフォーマンスの高い投稿をそれぞれ表示。 | |||
フォロワーと フォロワー以外 | 各コンテンツを見たユーザーがフォロワーかフォロワー以外かを確認可能。 | |||
リーチした オーディエンス | コンテンツを1回以上見たユニークアカウントの数。 以下のユーザー情報を閲覧可能 ・閲覧された広告 ・閲覧された上位の国 ・閲覧上位の都市 ・性別 ・年齢層 など | |||
プロフィールの アクティビティ | ユーザーがプロフィールに対しておこなったアクションの数。 以下の内容が表示可能 ・プロフィールへのアクセス ・ウェブサイトのタップ数 ・ビジネス住所のタップ数 ・電話するボタンのタップ数 ・メールを送信ボタンのタップ数 ・テキストボタンのタップ数 | |||
アクションを 実行したアカウント | トップコンテンツ (エンゲージメントが多い順) | コンテンツごとの「いいね!」などエンゲージメント数の差をフォロワー/フォロワー以外で確認可能。 | ||
コンテンツでの インタラクション | 各コンテンツのインタラクション(いいね!、コメント数、保存数、シェア数)を以下の投稿ごとに表示。 ・ストーリーズ(返信/シェア数) ・リール動画(いいね!、コメント数、保存数、シェア数) ・動画(いいね!、コメント数、保存数、シェア数) ・ライブ動画(コメント数、シェア数) 上記インタラクションの合計数を表示。 ※広告等で宣伝されたコンテンツでのインタラクションもすべて含む | |||
アクションを実行した オーディエンス | コンテンツに対してアクションを実行したアカウントのオーディエンスに関して以下の情報を表示可能。 ・上位の国/都市 ・性別 ・年齢層 ・フォロワー/フォロワー以外 | |||
合計フォロワー | フォロワーの合計数 | フォロワーが100人以上いる場合は、詳細ページで以下の情報を確認可能 ・指定期間でのフォロワーの増減 ・フォロワーの居住エリア ・年齢/性別 ・アクティブな時間(インスタにアクセスしている時間帯)/曜日 |
インスタインサイトを使って反応が多かったコンテンツや投稿時間を見極め、投稿を改善し、戦略的に運営していきましょう。
また、アカウントを立ち上げたばかりのときは誰でも反応は伸びにくいもの。
初期はそれほど気にしなくて大丈夫です!
あくまでインサイトは改善目的で見るという意識を持ちましょう。
ステップ8.継続して投稿する
インスタにコンテンツの投稿を続けるのは簡単なことではありませんよね。
最初はとくにフォロワーが伸びにくいので、「このまま続けても本当に伸びるのかな……」と不安に感じてしまう方も多いでしょう。
しかしそこで投稿を止めてしまうと、絶対にフォロワーは増えません。
最初のうちは毎日投稿をした方がいいと言われますが、仕事や家事の合間に毎日投稿を続けるのはかなり大変ですよね。
なにより投稿の質が落ちては意味がありません。
インスタの投稿は2〜3日に1回程度を目指しておこなうとよいです。
投稿のコンテンツ作成が難しいときはストーリーズを更新して、活動がフォロワーの目に触れるようにしていきましょう。
一貫して価値ある情報を提供することで、着実にフォロワーを増やし、投げ銭機能を活用する基盤を築きましょう。
インスタ投げ銭は本当に儲かるの?
投げ銭機能は魅力的に見えますが、「実際どれくらい稼げるのか?」という点が気になる方は多いでしょう。
ここでは、バッジとギフトそれぞれの収益性について具体的に見ていきます。
- バッジ機能での収益化シミュレーション
- ギフト機能での収益化シミュレーション
- 実際に儲けやすい人の特徴
バッジ機能での収益化シミュレーション
インスタライブのバッジ機能では、視聴者が1人あたり最大250ドル(約3.8万円)まで購入できます。
フォロワーが多く、同時視聴者数が数百人規模になると収益が一気に伸びやすい仕組みです。
ただし利用には1万人以上のフォロワーが条件のため、初心者にとってはやや高いハードルといえるでしょう。
バッジ機能の収益シミュレーション(例)
・同時視聴100人 × ハート1つ(120円) → 12,000円
・同時視聴500人 × ハート2つ(250円) → 125,000円
・同時視聴1,000人 × ハート3つ(610円) → 610,000円

バッジは「熱量の高いファン」ほど購入してくれます。小規模でも熱心な視聴者が集まれば十分収益化が可能です。
ギフト機能での収益化シミュレーション
リール動画に贈られる「ギフト機能」は、フォロワー5,000人以上で利用できます。
スター(仮想アイテム)の数に応じて収益が発生し、25ドルを超えると支払いが開始されます。
リールは公開後も長期的に再生されやすいため、バズると“寝ている間にギフトが入る”可能性もあります。
ギフト機能の収益シミュレーション(例)
・リール再生1万回 × 100人が50スター(125円相当) → 12,500円
・リール再生10万回 × 300人が100スター(250円相当) → 75,000円
・リール再生100万回 × 1,000人が300スター(750円相当) → 750,000円
※平均1スター=約2.5円で計算
ギフトは「ストック型収益」。バズったリールが長期的に再生されれば、何もしなくても数週間〜数か月収益が入り続けるケースもあります。
実際に儲けやすい人の特徴
投げ銭で成果を出すのは、単にフォロワー数が多い人ではありません。
共通しているのは「応援したい」と思わせる姿勢です。
儲けやすい人の特徴
・コツコツ配信を続け、ファンに安心感を与えられる
・特定ジャンルに特化して「この人から学びたい」と思わせられる
・視聴者を尊重し、感謝を自然に伝えられる
こうしたマインドを持つ人は、フォロワー数が少なくても熱心なファンから投げ銭を得やすく、収益が安定しやすい傾向があります。

結局は“応援される空気感”が一番の収益源。数字よりも人柄を意識することが大切です。
では次に、その姿勢をどのように行動に落とし込むか、具体的な「投げ銭をしてもらうコツ」を解説していきます。
インスタで投げ銭してもらうコツ
フォロワーを獲得してアカウントが成長したら、いよいよ投げ銭機能を使ってみましょう。
ただしフォローされているからといって、必ずしも投げ銭してもらえるとは限りません。

フォローは気軽でも、投げ銭には「この人を応援したい!」という気持ちが必要。だからこそ日頃の関わりが大切なんです。
投げ銭してもらうためには、ファンになってもらえるような関係づくりが重要。
ここではインスタで投げ銭してもらうコツについてご紹介します。
コメントや投げ銭へのリアクションをしっかり取る
コメントや投げ銭をしてもらったら、そのユーザーに対してしっかりリアクションを取りましょう。
たとえばインスタライブの場合、投げ銭はハートマークとして画面上に表示されるとお伝えしました。
コメントをしてくれたユーザーのアカウント名をリアルタイムで読み上げたり、喜びの感情表現をしたりしながら、感謝の気持ちを伝えましょう。
しっかりリアクションを取って感謝を伝えることで、ユーザーは「私はこの人をサポートしているんだ」と実感して親近感もわき、
ファンになってもらうことができます。
価値あるコンテンツを提供する
ユーザーが投げ銭をしたくなるような価値あるコンテンツを提供しましょう。
アドバイスや物事をうまくこなすコツなど、ユーザーにとって有益な情報を提供できれば、お礼として投げ銭をしてもらいやすくなります。
ジャンルを絞って特定したターゲットが、どんな情報に価値を感じるかをしっかり見極め、価値あるコンテンツ作成を徹底していきましょう。
投げ銭機能について説明する
インスタライブをするときは、投げ銭機能が利用可能であることを説明しておくことが大切です。
インスタライブの配信中にバッジ機能の使い方をユーザーに説明しましょう。
具体的には、インスタライブ中にバッジを購入することで配信者のサポートが可能なことを伝えます。
ちなみにバッジの贈り方は以下の通りです。
①ライブ配信中に配信者のプロフィール写真をタップ
②[ライブ]の下で、バッジアイコンをタップ
③数量をタップしてバッジを選択
④Google Play (Androidの場合)またはApple Store (iOSの場合)で画面の指示に従って進む
⑤コメントを追加して、[送信]する
途中から閲覧しはじめたユーザーもいるので、インスタライブ中は定期的にアナウンスするのも有効的です。
あまりにもしつこいとうんざりさせてしまうので注意しましょう。
特別なコンテンツや機会を提供する
投げ銭をしてくれたユーザーに特別な機会を提供するという方法もあります。
たとえばインスタライブでは、配信中にバッジを購入してくれたフォロワーだけが参加できるQ&Aセッションを開催する方法です。
フォロワーと直接コミュニケーションを取る機会にもなりますし、彼らの質問に個別に答え疑問を解決することで権威性を示すことにもつながります。
自分が特化している内容でユーザーが知りたいと思う内容であれば、視聴者も投げ銭しやすいですよね。
また、投げ銭してくれたアカウント名を読み上げて感謝を伝える(シャウトアウトする)ことは、フォロワーのモチベーションを高め、コミュニティ感を強化することができます。
これは基礎的なことですが、もっとも大切なことだといえるでしょう。
毎日定時に配信をする
毎日決まった時間に配信をすることが大切です。
ターゲットのフォロワーがインスタを開きやすい時間帯に配信時間を設定し、毎日定時配信(定時投稿)することで、
ユーザーの目に留まりやすくなり、結果的にファンも増えていきます。
フォロワーに対してストーリーズなどで配信内容を事前に告知するのもおすすめです。
配信を日常のルーティンの一部として取り入れてもらえることを目指しましょう。
以上、投げ銭をしてもらう際のコツをご紹介しました。
インスタ投げ銭で収益化する際に注意すべき4つのこと
ここまでインスタで投げ銭してもらうコツをご紹介しました。
投げ銭機能を使って収益化する際に、いくつか注意した方がいいことがあります。
最後に、インスタの投げ銭で収益化する際に注意すべき4つのポイントについてご紹介します。
投げ銭を強制的に求めない
投げ銭をしてもらうには、インスタライブ中にユーザーに投げ銭を促すことも重要です。
しかし、強制的に求めるようないい方ではなく、自然な形で促すようにしましょう。

たとえば以下のような促し方がおすすめです。
「今日のライブ配信の内容が気に入ったら、ぜひバッジでサポートしてね」
「少しでも役に立ったと思ったら応援お願いします」
などと有益だと思ったら応援してくださいね、という伝え方が1番ユーザーも納得して気持よくバッジを贈りやすいですよね。
また、贈ってくれたユーザーにはリアルタイムで感謝を伝えるなどのアクションを忘れずに。
自分が配信しやすい時間帯におこなわない
インスタライブで投げ銭を受け取りたい場合は、ターゲットやフォロワーが視聴しやすい時間に合わせるといいでしょう。
フォロワーやターゲットにしている人たちの属性(年齢、職業、ライフスタイルなど)を絞り込み、その人たちがインスタを開きやすい時間に配信をしましょう。
たとえば「既婚で小学生の子どもがいる正社員女性」をターゲットに設定するとします。
その場合、家事が終わって子どもが寝た後の22時頃からライブを開始するなど、ターゲットのライフスタイルを把握したうえで配信時間を設定するといいでしょう。
副業でおこなっている場合は特に、自分が配信できる時間に配信をおこなう人が多いですが、ユーザーに合わせるほうが結果的に収益化しやすいので覚えておきましょう。
安易に過激さを演出しない
身体の露出が多い写真や暴力的な投稿など、過激でセンシティブな内容は視聴者を増やしやすい傾向にあります。
炎上での注目を目的にあえてそういった投稿をおこなう人も中にはいますよね。
しかし、それがきっかけで迷惑行為とされ犯罪につながることもあります。
たとえば飲食店で調味料や厨房機器の不適切な使用動画をアップロードし処罰されているニュースも時々見かけます。
また、著作権の問題やネット上の誹謗中傷の取り締まりなども厳しくなっています。
どんなに閲覧数を稼いでも、インスタ側に不適切だと判断されると投稿が表示されなくなったり、アカウントの停止処分を受ける可能性もあります。
安易に炎上目的のコンテンツは作らないようにしましょう。
金額によっては確定申告をする必要がある
副業でインスタ運用をおこなっている場合、一定数の収入を超えると確定申告をする必要があります。
正社員として配信以外にメインの仕事を持っている方は、
インスタライブの投げ銭などで会社員収入以外の収入が20万円を超えると、年度末に確定申告をしなければなりません。
現状配信などの投げ銭が以外に収入がない方は、基礎控除額(年収が103万円)を越えた場合に確定申告が必要になります。
確定申告を怠るとペナルティとして納税金額が加算されるので注意しましょう。
インスタで収益を得るその他の方法
インスタ投げ銭機能はインスタ運用で収益化するひとつの手段ですが、投げ銭機能を利用できるアカウントにはフォロワー数などの条件があるとお伝えしました。
さらに、インスタライブは自分にはまだハードルが高い……という方も多いでしょう。
インスタには投げ銭以外にも収益を得る方法があります。
代表的な方法を3つご紹介します。
ブランドコンテンツ
ブランドと提携して収益を獲得する方法です。
ブランドの商品を自分のコンテンツでシェアすることで、ブランドから報酬を得られる仕組みになっています。
ブランドとタイアップすると「タイアップ投稿」と表示されます。
PR案件の相場は1投稿あたり「フォロワー数×1~3円」が相場です。
利用条件
ブランドとパートナーシップを組むためには、インスタが定める以下のガイドラインに準拠していることが条件です。
自分で撮ったビジュアルコンテンツのみ利用可能など、さまざまなルールがあります。
上記ガイドラインを読み、インスタが定めた規範を守ってブランドコンテンツのアップが可能かを確認しましょう。
ブランドコンテンツで収益化する際の注意点
運用するアカウントのイメージと合わないブランドと提携してしまうと、フォロワーに違和感を与えてしまいます。
アカウントのジャンルを逸脱しないようにし、フォロワーが興味がありそうなブランドとだけ提携するようにしましょう。
ボーナス
「ボーナス」とは、リール動画の再生数に基づいて収益を獲得する方法で、作成したリール動画コンテンツから収益を得られる招待制ボーナスプログラムになっています。
利用条件
インスタリール再生ボーナスの支払いを受け取るには、以下の条件があります。
- プロアカウントであること
- 18歳以上であること
- Instagramボーナスに適用されるプログラムルールに準拠している
- Instagramクリエイターインセンティブ規約に準拠している
- Facebook とInstagramでリールを共有する
- 現在は英語と韓国語のみ利用可能
Instagramボーナスを利用する手順
ボーナスを獲得できる資格を得ると、プロフィールのプロフェッショナルダッシュボードにお知らせが表示されます。
プロフェッショナルダッシュボードにお知らせが届いたら、[ボーナスを有効にする]をタップして[完了]でOK。
ただし、現状ボーナスプログラムについてはテスト中で、終了する可能性もあります。
実際にボーナスプログラムが導入されるのか、今後のインスタの情報に注目していきましょう。
アフィリエイト
インスタアフィリエイトは、インスタでおすすめの商品を紹介して報酬を獲得する方法です。
プロアカウントであればアフィリエイト設定が可能です。
インスタアフィリエイトをおこなう手順
アフィリエイトをおこなう手順は以下の通りです。
①アフィリエイトASPに登録する
②広告案件を選択する
③インスタにアフィリエイトリンクを設置する
順に詳しく説明するので参考にしてください。
アフィリエイトASPとは、広告主とアフィリエイターを仲介するアプリなどのことで、初心者がはじめやすいものではA8.netやもしもアフィリエイトなどが有名です。
ここではA8.netを例にします。
A8.net公式ページから会員登録したうえで、A8.net公式インスタアカウントのフォローが必須です。
ASP内の広告案件から、キーワードやカテゴリで検索し、インスタで紹介したい案件を選択します。自分のアカウントのジャンルやフォロワーとの相性がいい商品を選ぶようにしましょう。
設定が終わったら、インスタにURLリンクを配置して商品の訴求を開始しましょう。
インスタで有効なリンクを貼れる場所は以下の2箇所です。
- プロフィール欄
- ストーリーズ
リンクを貼る場所や用途によって投稿を工夫することで、収益を伸ばすことができるのでぜひ挑戦してみましょう。
日本アフィリエイト協議会の調査(2023)によると、アフィリエイトで月3万円以上の収益を得ている人は全体の約9%にとどまります。
インスタでもアフィリエイト収益は可能ですが、投げ銭と同様、収益化できるのは一部のアカウント。どの方法でも、信頼を築く継続的な発信が不可欠です。

インスタリンクの活用法を詳しく解説した記事もあるので、合わせてチェックしてみてくださいね。
支払い制限
アフィリエイト報酬の支払いは、「いくらに達したら支払が発生する」というように、合計売上に応じて受け取ることができます。
商品や企業によって支払金額が違うので、最初に確認しておきましょう。
アカウントが育ってくると企業から直接案件をもらうことなども可能です。
まとめ
今回は、インスタで収益化できる「投げ銭機能」について解説しました。
- インスタの投げ銭は「バッジ(ライブ)」と「ギフト(リール)」の2種類
- 利用条件はバッジ1万人以上、ギフト5,000人以上のフォロワーが必要
- 投げ銭を増やすには、ファンとの信頼づくりや定期配信がカギ
- まずはフォロワーを伸ばし、条件未達なら他の収益化方法も活用
もし投げ銭の条件がまだ難しいと感じる方は、ブランドコンテンツやアフィリエイトなど他の収益化方法も検討してみましょう。
この記事で学んだ内容を実践すれば、フォロワーの増加とともに収益の柱が育ち、安定してインスタから収入を得られる未来につながります。
「収益化にむけて、インスタ運用をもっとしっかりと学びたい!」という方は、以下のプレゼントを忘れずに受け取ってくださいね!