

【リモートワークの節約事情】約7割が夏の電気代UPを実感も対策は3割止まり
連日続く猛暑。
自宅で過ごす時間が長いリモートワーカーにとって、「夏の電気代」はまさにリアルな悩み事です。
リモートワーク実践スクール「リモラボ」の女性たちも、冷房やPCなど電力使用の増加を感じながら、光熱費節約に奮闘しています。
そこで今回、リモラボメンバー約1,000人を対象に、「夏の節約」に関する意識調査を実施しました。
節約への意識や工夫、そして実際に感じているギャップをリアルな声とともにご紹介します。
調査目的と回答者データについて
リモートワークリモートワーク実践スクール「リモラボ」のメンバーで、在宅ワークを実践している方に実態調査をおこないました。
【調査概要】
■調査対象:リモラボメンバー915名(女性のみ)
■調査実施期間:2025年6月20日~2025年6月25日
■調査機関:自社調査(インターネット)
ぶっちゃけ気になる?リモートワーク中の夏の光熱費
夏が近づいてきて、リモートワーク中の光熱費が気になっている人は約8割。
そのうち半数に近い46.8%は「かなり気になる」と答えています。(図1)
特に気になる支出として最多だったのが「電気代(46.8%)」。(図2)
2位の「食費」(18.6%)、3位の「サブスクなどの固定費」(11.0%)を大きく引き離す結果となりました。
なるべく節約したいと考えていても、家にいる時間が長くなるリモートワーカーは、どうしても電力使用量が気になりますよね。
また、リモートワークを始めてから自宅での電気使用量が増えたと感じている人は、約半数(50.8%)いることがわかりました。(図3)
やはりリモートワークと電気使用量は切っても切れない関係。
節約の意識も高まるポイントです。
冷房やPCの使用増。でも、節約してる人はたったの3割!?
リモートワークを始めてから使用頻度が増えたのは、冷暖房器具(73.0%)やパソコン・モニター(60.6%)など。(図4)
単純に在宅の時間が増えたこと、仕事に伴う周辺機器があることで、これは避けられない出費と言えるでしょう。
最も気温の上がる日中に冷房を使わないことは、今の時代では考えられないことですよね。
その反面、「節約対策をしている」と答えたのはわずか31.8%。(図5)
約6割の人は、特になにも対策をしていないとわかりました。
この気にしているけど行動できないギャップは、多くのリモートワーカーが共通して抱えている悩みなのかもしれません。
では、「対策をしている」と答えた人はどんな工夫をしているのでしょうか?
電気代節約のためにどんな工夫をしている?
節約対策をしている人たちに、具体的な工夫を聞いたところ、最も多かったのは「エアコンや扇風機の使用時間・設定温度の調整」(57.7%)でした。(図9)
次に「扇風機・サーキュレーターの併用」(47.1%)。
やはり室温管理にまつわる工夫が上位にきていますね。
実際に、一番効果を感じたのも室温管理に関すること。
実際に効果があったと回答した割合
エアコン・扇風機の使用時間や設定温度を調整している:28.1%
扇風機・サーキュレーターの併用:27.1%
ほかにも「カフェや図書館で作業する」「電力プランの見直しをする」「古い家電を省エネ家電に買い替える」といった、リモートワークならではの工夫も見られました。
また、今年の夏取り組んでみたい節約術も伺った所、皆さんかなり具体的に考えているようです。(資料2)
生活スタイルを朝型に変更するなどは、お金もかからず健康的。
これで節約もでき、仕事も集中して取り組めるのならぜひやってみたいですね!
しかし、節約対策をしていても、電気代が高いと感じている人は73.9%にも及びます。(図6)
節約したとしても、満足できるほどの電気代節約につながっていない現状がうかがえます。
でも日中は必須とも言える冷房器具の使用。
仕事や生活での必要性と、節約の関係を、リモラボのメンバーはどのように考えているのでしょうか。
節約と仕事のバランスを取るために
節約をしていても電気代軽減として結果が出てない人が多いものの、「快適さと節約の両立を意識している」と答えた人は63.3%もいます。(図8)
その背景には、リモートワークをしていて節約しすぎて後悔した経験が一定数あるからかもしれません。(図7)
具体的なエピソードでは、「エアコンを我慢して使用しなかったら熱中症になった」、「暗い部屋で作業をして目が疲れた」などがありました。(資料1)
健康を害するのはもちろんやりすぎですし、集中して仕事のクオリティを上げたいというのもリモートワーカーの正直な思いです。
せっかく節約しても、熱中症になり病院に搬送されると数万円かかってしまう現実も。
本末転倒なことにならないように気をつけたいですね。
「仕事に快適な環境を作りたい。とはいえ、電気代も節約したい。」
だからこそ、無理なく仕事と節約がバランスを取れるところを模索している現状がうかがえます。
節約マスターによる「快適」「お得」を両立する節約術とは?
このアンケート調査の後、「我こそは節約マスターなり!」というリモラボメンバーに、追加でアンケートを取りました。
なかなか節約ができていないリモートワーカーが多い中、節約マスターたちはどんな工夫をしているのでしょうか?
具体的な工夫をいくつか紹介いたします!(資料3)
エアコン室外機の日よけや断熱カーテンなど、どれも聞いたことはあっても、なかなか実行できる人はいないのではないでしょうか。
地道な節約をコツコツ続けられる、それが節約マスターなのかもしれませんね。
今すぐできる工夫もあるので見習いたいものです!
まとめ
多くのリモートワーカーが「夏の電気代をどうにかしたい」と感じつつも、実際の行動には移せていない現状が明らかになりました。
とはいえ、リモートワークは「自由で柔軟なライフスタイル」や「家族との時間増加」など、女性がキャリアも家族も大切にできる魅力的な働き方。
自分の生活スタイルに合った「無理せず・継続できる・効果的」のバランスを見つけることが、暑い夏を快適に乗り切るためのポイントになりそうですね!
リモラボは、女性の自分らしい働き方の実現のサポートをおこなうリモートワーク実践スクールです。
自分を取り巻く状況も時代の変化も多い今だからこそ、リモラボでしなやかに乗りこなしていきませんか?